矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

MAX(マックス)【お名前診断】

勝手にお名前診断  (第99回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第99回目の今日はMAX(マックス)です。

 

1995年にブレイクした

安室奈美恵with SUPER MONKEY’Sからの派生ユニットとして(安室奈美恵さんが独立してから誕生したグループでは無い)、MAXという別名義を使いました。

この名前は最大の意味を表すMaximum=MAXと、

Musical(音楽的な)」、

Active(活動的な)」、

「eXperience(経験、体験)」の頭文字の略という意味もあったそうです。

最後が「ス」で終わるのでグループ名っぽくはありますが、「マックス」が既にカタカナ語として浸透していた為、このグループの名前として認識されるまでには時間が掛かったと思われます。

メンバーそれぞれの名義も

NANAMINA、REINA、RINAと、

MAXとして活動時のニックネームが用いられました。

 

◉メインロケットから切り離されて

 

安室奈美恵with SUPER MONKEY’Sの活動と並行していた時は「MAXでも売れれば儲け物」ぐらいの余裕がありましたが、安室奈美恵(あむろなみえ)さんのソロ活動スタートは、同時に決別を意味していました。

安室奈美恵さんというメインロケットを宇宙へ送り出し、切り離されたブースターはやはり魅力に掛け、一気にグループ存続の危機が訪れます。

そして事務所からも「この曲が売れなければ沖縄に返す」と発破をかけられた3枚目のシングル「TORA TORA TORA」がヒットした事で望みを繋ぎ、「Give me a shake」ではオリコン1位を獲得するなど、MAXとしての活動も何とか軌道に乗り出したのです。

 

ではメンバーの個人名(本名)を診ていきましょう。

まずリーダーの“NANA” こと沢詩(澤岻)奈々子さんは

ローマ字で書くとTAKUSHI NANAKOとなります。

“REINA”こと宮内玲奈さん、“RINA”こと松田律子さんは

MIYAUCHI REINA、MATSUDA RITSUKOとなり、 

3人とも苗字の最後の文字と下の名前の最初の文字

フルネームの最初の文字と最後の文字の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

グループの中にリーダー向きのロイヤルネームがいると、その方がリーダーになる事が多いのですが、次に多いのが年長者がリーダーになるケースです。

沢詩奈々子さんもノーペアネームなのでリーダー向きではありませんでしたが、年長者なのでリーダーを任された口です。

リーダーですがメインボーカルは他のメンバーに譲り、ダンサー兼コーラスにまわっていました。その代わりと言っては何ですが、ダンスの技術はグループ1だったそうです。

 

宮内玲奈さんはメインボーカルでしたが、どの楽曲もソロパートはMINAさんよりは少なかった様に思います。歌が上手くなる性質のある“リターンネーム”(フルネームの最初と最後の文字の母音が同じ)だったらもっと増えていたでしょう。

 

松田律子さんは他の3人と違って「な」の字が入っておらず、“りつこ”なのに統一性を持たせる為に“RINA”と呼ばれていました。SUPER MONKEY’S時代はクールビューティーという感じだったのですが、歳を追うごとにカッコ良さが薄れていくと感じていたのは私だけでしょうか?

 

そして“MINA”こと天久美奈子さんは、

AMEKU  MINAKOとなり、

全体を見ると、5つの母音が全て入っている事がわかります。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

このロイヤルネームは芸能界で「何をやっても上手くいく」のではないかと思えるほど活躍されている方が非常に多い名前です。

そうです、ロイヤルネームの安室奈美恵さんが抜けた後、もう1人ロイヤルネームが残っていたんですねぇ。

天久美奈子さんはMAXでメインボーカルを担当し、ソロパートもより多く唄っていました。グループの中でリーダー以外にロイヤルネームがいると、非常に目立つ存在になるのです。

また恋愛・結婚運も強い名前ですので、安室奈美恵さんに次いでMAXのメンバーの中では1番早く結婚しました。

 

◉名前を揃えて貰えなかったメンバー

 

天久美奈子さんが結婚・出産の為産休に入ると替わりのメンバーが補充されたのですが、

本名が前田亜紀さんという方で、ニックネームはAKI(アキ)でした。

松田律子さんを強引に“RINA”と呼んでいたにも関わらず、この方はそのまま“AKI”だったのです。

後から加入したハンデと、1人だけ違うネーミングのせいでグループにも溶け込めず、「シンガーソングライターになりたい」と脱退してしまいました。これは私の憶測ですが、本当はなめらかネームなのに目立てないというジレンマのせいだったかも知れません。

かわいそうに、どうせなら“◯◯NA”で揃えてあげれば良かったのに、“ANA”とか“AKINA”とか、ねぇ。

 

◉3音節の不思議

 

“MAX”はカタカナでは「マックス」となり、マッ・ク・スと音節では3音節になります。

この3音節はヒット商品などを生む良い名前の条件の1つと言われていて、

 

イチロー”やSMAP(スマップ)、SPEED(スピード)なども該当します。

 

ただ私ではなく他の方が提唱されている条件ですので、ここで多くを語る事は控えさせて頂きたいと思います。

私が分析すると最初の文字「マ」と最後の文字「ス」の母音が違うのでリターンネームにはならず、良い名前では無いという事になるのですが、3音節という別の条件にかなっていたので良かったのでしょう。名前って、奥が深いですね。

 

暗黙の掟なのか、ソロではドラマやバラエティー、CMに出演する事はあっても音楽活動はしていません。今でもたまに長時間の歌番組などには4人で出演して往年のヒット曲を唄っています。2019年には久々に新曲のリリースもありましたので、なんだかんだで安室奈美恵さんより活動期間が長くなりました。

これからもオリジナルメンバーで活動を続けて欲しいと思います。もし欠員が出てもメンバーを補充する事はもう無いとは思いますが・・・。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

ももいろクローバーZ【お名前診断】

勝手にお名前診断  (第98回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第98回目の今日はももいろクローバーZです。

 

最初はももいろクローバーという6人のグループでスタートしました。

(路上ライブなどを行なっていたインディーズデビュー前はもっと大勢のメンバーがいたそうですが、メジャーデビュー時をスタートと見なし割愛させて頂きます。)

メンバーにはそれぞれイメージカラーが割り当てられ、さながらスーパー戦隊セーラームーンの様に個性を引き立たせていました。

百田夏菜子さん(リーダー)=赤色

玉井詩織さん=黄色

佐々木彩夏さん=ピンク色

有安杏果さん=緑色

早見あかりさん=青色

高城れにさん=紫色

ももいろクローバーだった頃は1部のアイドル通にしか知られていないグループでしたが、早見あかりさんの脱退を機にZを付けてももいろクローバーZと改名すると、最初の文字「も」と最後の文字「Zの“ト”」が同じ母音になり(最初の母音に戻る)“リターンネーム”になった効果か人気が急上昇していきました。

またその頃からファンの間では“ももクロ”と略称で呼ばれるようになりましたが、この略称もリターンネームなのです。

 

では個人名を診ていきましょう。

まず百田夏菜子さんのお名前をローマ字で書くと

MOMOTA KANAKOとなり、

苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

更に、フルネームの最初と最後の母音も同じ「オ」ある事もよくわかります。

この様なお名前を最初の文字に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

つまりこのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

この様なお名前を、トランプの役にかけて“ツーペアネーム”と呼びます。

 

さすがリーダーになるだけあって、1番良い名前ですね。

クロバットな動きをこなす身体能力の高さはグループでもNo.1ですが、それもなめらかネームの特性からくるものでしょう。

また昨今のアイドルグループでセンターに立つ方もなめらかネームが多い傾向にあります。 

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単独で朝ドラ出演など女優経験が多いのもなめらかネームの女優運でしょう。

こうしてまとめるとなめらかネームの特性ばかりが働いている様に思えますが、リターンネームの特性が出ているのはお喋りな所でしょうか。

 

続いて玉井詩織さんは

TAMAI  SHIORIとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の文字の母音が同じ「イ」なので“なめらかネーム”です。

グループのスーパーサブと呼ばれ、百田夏菜子さんに次ぐ身体能力の高さと器用さを兼ね備えています。単独でオムニバス映画の出演など女優経験も百田夏菜子さんに次いで2番目です。

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こちらもなめらかネームの特性通りといった所ですが、内面的にも発揮されているのかライブでは「いいかお前ら〜!」と男言葉でお客さんを煽るそうです。なめらかネームには内面が男性的になる性質もあるんですねぇ。

その為キャッチフレーズも「泣き虫で甘えん坊な、みんなの妹」から「ももクロの若大将」(加山雄三さん公認)に変わってしまいました。

 

続いて佐々木彩夏さん、有安杏果さんは

SASAKI  AYAKA、ARIYASU  MOMOKAとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

このお二人は“リターンネーム”ですね。

佐々木彩夏さんは「ももクロちゃんのアイドルなのだ」と自分で言っています。アイドルグループの中でアイドルというぐらいですから、アイドルの中のアイドルなのでしょう。

確かにリターンネームの女性は80年代から昨今まで、アイドル性の高い方が多かったので認めざるを得ない部分はあります。 

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しかしアイドルかどうかは他人が決める事であって、自分の口からアイドルと言うのは違うと思うんですが・・・。ちなみに元モーニング娘。で「1番可愛い」と自分で言っていた道重さゆみさんもリターンネームです。

 

有安杏果さんはリターンネームの女性歌手向きの特性を持っていたと思われ、歌唱力ではグループ1と言われていました。

歌だけでなく楽器の演奏も得意で、作詩・作曲にも取り組んでいた事から、音楽センスの高さも伺い知れます。

0歳の頃から赤ちゃんモデルとして芸能界入りし、その後もキッズタレントやダンサーとして活動を続けていたのでキャリアは1番長かったそうです。それでも前に出ようとしなかったのは、リターンネームの「あまり前に出たがらない」奥ゆかしさからくるものだったのでしょう。

現在はももくろを“卒業”し、結婚後は写真家として活動を始めているそうです。

 

そして早見あかりさん、高城れにさんは

HAYAMI AKARI、TAKAGI RENIとなり、

なめらかネームの条件である苗字の最後の文字と、下の名前の最初の文字

リターンネームの条件であるフルネームの最初の文字と、最後の文字 

この2つのポイントの母音が違うので、どちらのタイプにも当てはまりません。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

早見あかりさんはまだグループが軌道に乗る前に「女優になりたい」と脱退するのですが、この方の需要が1番多かったのはCMではなかったかと思います。

ノーペアネームの若い女性タレントはCMで活躍する方が多いんですね。 

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2018年に一般の男性と結婚されましたが、芸能活動時は旧姓のままで女優業を続けています。

 

そして高城れにさんですが、この方が1番分析しにくい。

急に変顔をするなど何を考えているか分からない面もあるかと思えば、下手だった筈の歌がいつの間にか上手くなって、メンバーで1番最初にソロコンサートを開いたりする。

かと思えば、お笑い芸人の永野さんとツーマンライブを敢行するなど方向性も定まらず、キャッチフレーズも「ももクロの感電少女」と意味不明。

もうこれはノーペアネーム独特の「不安定」に位置付けるしかないでしょう。

 

◉デビュー曲は120点の出来?

 

最初に触れた通りメジャーデビュー時は知る人ぞ知る存在でしたので、デビュー曲の「行くぜっ!怪盗少女」が発売された時は全くと言って良いほど売れませんでしたが、

ヒャダインこと前山田健一(まえやまだけんいち)さんが作ったこの歌はライブで何度も唄われる内にももクロの代表曲となりました。

何故ならこのグループの趣旨、各メンバーの名前、更には百田夏菜子さんがえび反りジャンプを決めるポイントなど、全ての要素が盛り込まれていたからです。

それまでももクロを知らなかった人にもこの歌を聴かせるだけでどういうグループか分かる、名刺替わりの1曲と言っていいでしょう。

まだどんなグループか得体も知れない状態で「今度こんなグループをデビューさせようと思っているんですが、そのデビュー曲を作って貰えませんか?」とオファーしてこの歌が上がってきたら文句無し、100点、いや120点の出来栄えです。

もし、ももクロが売れずに終息していたら危うく日の目を見ずに消え去ってしまう所でしたが、売れたお陰でこの歌もロングヒットとなり代表曲になりました。いや代表曲というより代名詞というべきかも知れません。

リターンネームの女性歌手がヒット曲に恵まれやすいという話は何度もお伝えしてきましたが、ピンク・レディーWinkの様にリターンネームの女性グループもヒット曲に恵まれる運があるのでしょうか。

 

現在はメンバーが4人となりましたが、何処かのグループと違って新メンバーが補充される事も無く、少数精鋭で続けていく様です。もともとクローバーと名前に入っているぐらいだから、4つ葉のクローバーだと思えば丁度いいのかも知れませんが、これ以上メンバーが卒業すると淋しくなりそうですね。アクロバティックなパフォーマンスが魅力なだけにメンバーが20代後半になってくると辛そうですが、「Z伝説〜終わりなき革命〜」はどこまで続くのでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

Wink【お名前診断】

勝手にお名前診断  (第97回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第97回目の今日はWinkのお二人です。

 

英語の正しい発音ではウィンクと、“イ”が小さい“ィ”になって“ウ”と一緒になり、“ウィ”となるので最初の文字の母音は「イ」という事になるでしょう。

しかしWinkが登場する前から日本人は「片目を閉じて目くばせする動作」を表わす言葉を「ウインク」と、“イ”をはっきり発音していた為、Winkが登場した時もカタカナ言葉の「ウインク」に重ね合わせて“ウ”と“イ”を分けて発音していました。これにより最初の文字の母音は「ウ」という事になり、昨日紹介したピンク・レディーと同じく、最初の文字と最後の文字の母音が同じ(最初の母音に戻る)“リターンネーム”になったのです。

 

それぞれのお名前は

鈴木早智子さんと相田翔子さんでした。

 

Winkは1988年にデビューしましたが、当時は80年代のアイドルブームが終息に向かいかけていた頃で、世間も単純に笑顔(愛想笑い)を振りまくアイドルに飽きていたのか、中森明菜さんや工藤静香さん、中山美穂さんなど、歌唱中むやみに笑わないタイプのアイドルだけが生き残っていたと言え、新人が参入する事は難しい時代になっていました。

(ちなみに男性アイドルでは光GENJIが大人気だった頃ですので、普通に唄うだけでは通用しなくなっていた事がお分かり頂けるでしょう。)

その為Winkもデビューして直ぐに売れた訳ではなく、初めてヒットしたのは3枚目のシングルでした。

 

◉様々な要素が絡んだヒット

 

1985年に日本初のカラオケBOXが誕生し、それまで大人の社交場(酒の席)だけの物と思われていたカラオケが、OLや学生にとっても身近な物になりました。

Winkピンクレディー同様に振り付けのマネが流行して人気者になったのですが、カラオケが急速に普及した事により、当時のOLは上司に誘われた宴会や、友達同士のカラオケなどでWinkの歌を唄いながら踊りを軽くマネするだけでウケが良く、十八番にしていた方が多かったのです。やはり本来のターゲット(男性)だけではなく、同性を見方につけるとヒットは膨らむんですねぇ。

初の大ヒットとなった3rdシングル「愛が止まらない」はドラマ「追いかけたいの!」の主題歌でしたがこのドラマの主演は南野陽子(みなみのようこ)さんで、Winkは出演していません。

アイドルの歌が本人が出演していないドラマの主題歌に起用される事は珍しいのですが、時はトレンディドラマが流行り、ドラマ主題歌から次々とヒット曲が生まれていた時代、Winkのこの歌も最初は「誰が唄ってるのか知らないけど良い歌だなぁ」ぐらいの感じで火がつき始めたと思われます。

増してやCDシングル(8cmCD)の登場でCDが買いやすくなった頃でしたので、OLが仕事帰りに、学生が学校帰りに、気楽に買える様になっていたのです。

そういった様々な要素が絡み合ってWinkは大人気となり、5枚目のシングル「淋しい熱帯魚」で89年のレコード大賞を受賞するのですが、89年にはもう「アイドル冬の時代」などと呼ばれていてWinkの1人勝ち状態でした。奇しくも女性デュオとしてはピンク・レディー以来の大賞受賞となったのです。

 

◉“笑わない”ではなく“笑えなかった”

 

Winkを形容する時によく用いられた表現が“笑わないアイドル”でした。実際彼女たちは従来のアイドルと違って歌唱中ニコリともせず、人形の様に無表情なまま唄い踊っていましたが、本当のところは緊張の余り“笑えなかった”そうで、意図的に“笑わない”様にしていたのではなかったのです。しかしそれが逆に先述の通り単純に笑顔を振りまくアイドルに飽きていた世間にハマり、受け入れられる要素の1つとなりました。

現在で言えばAKBに飽きてきた世間が欅坂やBiSHにハマる様なものでしょうか。

 

◉不遇なソロ活動

 

お二人の個人名を診てみましょう。

まず鈴木早智子さんは本名だそうで、

ローマ字で書くと=SUZUKI  SACHIKOとなります。

 

続いて相田翔子さんは

ローマ字で書くと=AIDA  SHOKOとなります。

実はこのお名前は芸名だそうで(本名とされている資料もある)

本名は鈴木敬子(すずきけいこ)というそうです。同じ苗字だったから逆に避けたのでしょうか。(現在は結婚して姓が“相澤”に変わっています。)

 

いずれにせよ苗字の最後の文字と下の名前の最初の文字、

フルネームの最初の文字と最後の文字の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

ノーペアネームは「不安定」になりがちで歌手業にもお勧め出来る名前ではありません。

そのせいかお二人ともソロではヒット曲がなく、歌以外でも特筆するものがありませんでした。

鈴木早智子さんは女優業にも挑戦しましたが芳しくはなく、最終的には思いきってヌードやソフトAVにまで進出、一時的に話題にはなったものの往年のファンとしては複雑だったのか、それ以降は逆に仕事量が減少してしまいました。

相田翔子さんのほうは天然キャラが功を奏し、何とかタレントとして生き残った感がありますが、単なるノーペアネームではなく“スライドネーム”だったからでしょうか。

“スライドネーム”に関して詳しくはこちらの記事をご覧ください。 

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もう何年も二人での活動は特別企画などでしか見られませんが、実はまだ解散はしていないそうで、あくまで活動休止中だそうです。

息が長いというよりは往生際が悪いという感じですが、それも名前が「ウインク」とリターンネームだからでしょうか。

どうせなら二人揃って笑っている所を見たい気はしますが・・・。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

ピンク・レディー【お名前診断】

勝手にお名前診断  (第96回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第96回目の今日はピンク・レディーのお二人です。

 

このピンク・レディーという名前はカクテルのピンク・レディーから取ったので、2人組でありながらピンク・レディーズという複数形にはならず、また偶然にも最初の文字と最後の文字の母音が同じ(最初の母音に戻る)“リターンネーム”になりました。

それぞれのお名前はミーとケイでした。

ピンク・レディーはオーディション番組「スター誕生!」で合格して1976年に「ペッパー警部」でデビューしました。当初は太腿を露わにした衣装だった為にキワモノ的な扱いをされる事もありましたが、2枚目のシングル「S・O・S」、続く「カルメン’77」が大ヒットした事でデビュー曲にも注目が集まり、「ペッパー警部」はロングヒットとなりました。

1番大きかったのは本来のターゲットだった筈の男性だけではなく、女性(特に子供たち)を巻き込んだ事にあったでしょう。その後も「渚のシンドバッド」「ウォンテッド」「UFO」「サウスポー」などが立て続けにヒットし、ピンク・レディーは社会現象にまでなりました。

 

◉超ハードスケジュール

 

今の若い人達に「ピンク・レディーは振り付けのマネが大流行して人気者になった」と言っても特には驚かないでしょう。おそらく生まれた頃から家庭にビデオやDVDなどの録画機器があり、最近ではYouTubeなどで同じ映像を何度も見れますからね。

しかしピンク・レディーが大人気だった頃はビデオがまだ普及する前です。つまり当時の女の子達はピンク・レディーが出演する番組が始まるとテレビの前にかじり付き、1度の唄うシーンに集中して真似をしていたのです。

それでも当時の女の子達は振り付けを完全にマスターしていました。そんな事が出来たのは、ピンク・レディーがテレビ番組で何度も唄っていたからです。

昔は歌番組だけでなく、バラエティーやワイドショーでも歌のコーナーがありました。今の様にゲストが新曲の発売を告知するだけではなく、その場で唄って宣伝していたのです。

その為ピンク・レディーは1曲唄っては次の番組、また1曲唄っては次の番組と、各局の番組を転々とし、いま自分達が唄っているのは何の番組なのかも分からない状態だったそうです。

スケジュールは超多忙を極め、ケイさんが過労でダウンした為にミーさんが1人で唄うなどという事もありました。それでも2人が頑張って続けられたのは「こんなに忙しい状態はいつまでも続かない、いつか終わる時が来る。」と、心の何処かでは分かっていたからでしょう。

 

◉解散後、ソロでもヒット

 

いつの世も盛者必衰、隆盛を極めたピンク・レディーも人気が下降し、遂に解散の時が訪れました。

解散後2人はソロ活動を始めるのですが、先にヒットを飛ばしたのはケイさんでした。

 

ケイさんの本名は増田恵子といい、

ローマ字で書くと=MASUDA  KEIKOとなり、

全体を見ると、5つの母音が全て入っている事がわかります。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

このロイヤルネームは芸能界で「何をやっても上手くいく」のではないかと思えるほど活躍されている方が非常に多い名前です。

ケイさんはこの増田恵子という本名を名乗り(表記は増田けい子)ソロデビューすると、デビュー曲の「すずめ」がいきなりヒットし、好調な再スタートを切りました。

 

ケイさんが本名を名乗ったのに対し、ミーさんはピンク・レディー時代の名前をそのまま使います。

 

ミーさんのソロデビュー時の名義はMIE(ミー)でした。

短い名前(ショートネーム)ですが1音を伸ばしただけの“ストレートネーム”です。

(現在活躍中の女性歌手では絢香さんやJUJUさんなどが該当します。)

 

ミーさんの本名は根本美鶴代(ねもとみつよ)といい、

ローマ字で書くと=NEMOTO  MITSUYOとなり、

苗字の最後の文字「と」と、下の名前の最初の文字「み」、

フルネームの最初の文字「ね」と、最後の文字「よ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

ノーペアネームは「不安定」になりがちで歌手業にもお勧め出来る名前ではありません。

ミーさんはその事が分かっていたかの様に、ピンク・レディー時代の名前を表記だけ変えてそのまま使いました。最初は女優業などにも挑戦しましたが芳しくはなく、3年ほど経った頃に発表した「NEVER」がドラマ主題歌にもなって大ヒットし、面目躍如を果たしました。

 

2人ともピンク・レディー時代の名称と本名を比べて、無意識に良い名前のほうを選んだという事になりますが、2人で一線で大活躍した経験は伊達ではなく「何となくこの名前がいい」という勘の様なものが身についていたのではないでしょうか。

 

その後現在までに何度も再結成をし、解散から30年後の2010年には「解散やめ!」宣言をして、ピンク・レディーとしてもソロとしても活動を続けていく決意をしました。

リターンネームのグループは男性でも息の長いグループが多く、THE ALFEE をはじめTUBEやBEGIN、スピッツウルフルズなど、長く活動しているグループが一杯います。

踊る事が持ち味のピンク・レディーとしては体力面が心配ですが、これからも息の続く限り唄い踊り続けて欲しいと思います。昔の様になんて無理は言いません、たまにで良いんで。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

King&Prince・Kis‐My‐Ft2・ももいろクローバーZの共通点は?

「名前の法則」の世界へようこそ。

ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。

 

早速ですがクイズです。

King&Prince・

Kis‐My‐Ft2・

ももいろクローバーZ

この3組の名前の共通点は何でしょう?

 

今回はアイドルグループ編です。

 

『おい、ジャニーズの中に“ももクロ”が入ってるぞ!』

「いやぁジャニーズだけで3組揃えようと思ったんですけど、どうしてもあと1組該当するグループがいないんですよねぇ。で、ジャニーズ以外で探したらももクロが該当したんで。」

 

ヒント1:いつもならここでローマ字にするんですけど、今回はローマ字にしてもあんまり意味がないんで、アルファベットをカタカナにしてみましょう。

 

King&Prince=キング・アンド・プリンス

Kis‐My‐Ft2   =キス・マイ・フット・ツー

ももいろクローバーZ  =ももいろクローバーゼット

 

ヒント2:いつもならここで両端の文字に注目してください。ってなるんですけど、今回は両端も関係ないんですねぇ。まぁ気楽に考えて下さい。

 

『おっ!シンキングタイムか?じゃあ“ももクロ”のデビュー曲入れてくれ。』

「カラオケみたいに言わないでください。」

     ・

     ・ (中略)

     ・

『🎵土・日はよろしく無ぇ〜、就活ひどいんで〜す、』

「就活が芳しくないのかな?そりゃ土・日は面接してくれないでしょう?」

『🎵行くぜ〜レッツGO〜、桃色のパートを〜狙い打ち!』

「“桃色のパート”はもう夜の仕事にしか聞こえない。うん。」

『🎵笑顔〜と歌声で〜、視界を照〜らし出せ〜、』

「“歌声”って事はスナックで働き出したのかな?」

『🎵いっちょ〜スパっと〜』

「ん?スパっと?」

『🎵あなたのそのカード〜いっただっきます!』

「盗ったね?あんた今、お客さんのカード盗ったね?」

『つい、出来心で・・・。』

「出来心で、じゃないでしょ!」

『あれ?この歌「行くぜ!窃盗少女」じゃなかったっけ?』

「怪盗少女です!ハートを盗む怪盗ね!カード盗んでどうするんですか!?ヒャダインさんがそんな歌作る訳ないでしょ!」

 

さ!シンキングタイム終わりですよ〜。え!?まだ分からない?

 

ヒント3:じゃあこれが最後のヒントですよ。3組の“略称”で考えて下さい。

 

『あれ?またシンキングタイムか?』

「ほらぁー、皆さんが早く答えないからこうなっちゃうじゃないですか!」

『じゃあ今度は“キスマイ”のデビュー曲いってみようか?』

「いや誰も唄ってとは言ってないですけど・・・。」

『🎵この位の〜勘定、さぁ!使えメンバーズカード、』

「あんたまだカード持ってるね?」

『エブリバディGO!』

「エブリバディGO!じゃないでしょ!カード返しなさい!」

『いや盗品って返す時には全部返したかどうか分かりにくいって言われたから。』

「何リアルな話してるんですか!?何だこの犯罪ソングメドレー。」

 

えー皆さんもうお分かりですよね。では正解を発表しましょう。

まずそれぞれの略称ですが、

King&Prince=キンプリ

Kis‐My‐Ft2      =キスマイ

ももいろクローバーZ  =ももクロ ですね。

 

どの略称も最初と最後の文字の母音が同じになっています。

つまり正解は略称が“リターンネーム”になる、という事でした。

『何気に俺が“ももクロ”とか“キスマイ”とか言ってヒント出してたの、気付いたかな?』

「あなた唄いたかっただけでしょ?」

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ジャニーズのアイドルグループは、

以前はSMAPTOKIOV6NEWSなど、短くてもリターンネームになっている名前が多かったのですが、最近はリターンネームではない長い名前が多くなり、ファンの間でも略称が使われる様になりました。

しかし略称で呼びにくい場合もあり、

Hey!Say!JUMPをヘイジャン、

Sexy Zoneセクゾ

ジャニーズWESTをジャニウエ、

なんて呼ぶ人はほとんどいませんよね。

関ジャニ∞(エイト)は関ジャニって呼ばれてるじゃないか!』

関ジャニはもう関西ジャニーズの略称です。」

 

そこへいくとKis‐My‐Ft2の“キスマイ”という略称や、King&Princeの“キンプリ”という略称は呼びやすいですよね。

SMAPTOKIO、V6と同じリターンネームになる訳ですから。

Hey!Say!JUMPやSexy Zoneはギリギリ略さなくても呼べる長さかなという感じですが、Kis‐My‐Ft2とKing&Princeは略さないと呼びにくい。そこでジャニーさんは略称がリターンネームになる様に名付けたんじゃないかと思うんですよ。

『🎵吊り上げた物売っ払って〜、身に着けた物カッパらって〜』

「また何か盗ったな!?」

『🎵誰もいない、他人の家で〜渇いた喉うるおせ〜、』

「今度は住居不法侵入か!?」

スキマスイッチの「全力“逃走”少年」聴いて頂きましたー。』

「そりゃこんだけ犯罪犯したら逃走するでしょうね。」

『え?アンコール?ありがとうございます。』

「誰もアンコールなんかしてませんよ!」

『🎵つまずいて〜転んでたら〜、置いてかれんだ〜、』

「まぁ逃走中に転んでたら置いてかれるでしょう。・・・え?仲間居るの?グルの犯行?そう言えばさっき“エブリバディGO!”って言ってたな?・・・これで繋がった!いやそういう歌じゃないですから!大体スキマスイッチ関係ないでしょ?」

『そんな事言ったらももクロも関係ないだろ?』

「いや実はね、明日からのお名前診断の振りなんですよ。もうすぐ100回目ってのもあるし、豪華な顔ぶれにしようかと思って。」

『100回目誰にするんだ?50回目の時は確か“ちい兄ちゃん”だったよな?』

福山雅治(ふくやままさはる)さんの事をいまだに“ちい兄ちゃん”て呼ぶの、あなたぐらいでしょうけどね。」

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まぁジャニーズのグループに限らず、最近はバンド名でも長い名前が多いですよね。

長い名前は結局“略称”で呼ばれる様になるので、リターンネームなどの言いやすい略称になる様な名前にした方がいいんじゃないか、というお話でした。

Official髭男dismの略称、髭男(ヒゲダン)はリターンネームじゃないぞ!』

「確かにそうなんですけど、また違った意味の“良い名前”なんですよね。ま、その話はまた今度にしましょう。」

 

この様に画数ではなく母音に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。

もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

『あれ?もう終わりか?』

「ええ、もう充分でしょう。」

『お前はそれでいいのかよ。』(←平野紫耀(ひらのしょう)くん風に言ってます。)

「無理矢理キンプリ要素入れてきたな。」

 

ではまた次回をお楽しみにー。 

 

滝沢秀明・田中みな実・武田真治の共通点は?

「名前の法則」の世界へようこそ。

ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。

 

早速ですがクイズです。

滝沢秀明田中みな実武田真治

この3人の名前の共通点は何でしょう?

 

今回は去年から今年にかけて話題になった人です。

 

ヒント1:それぞれのお名前をローマ字にしてみましょう。

 

滝沢秀明 =TAKIZAWA HIDEAKI

田中みな実=TANAKA MINAMI

武田真治 =TAKEDA SHINJI

 

ヒント2:最初の文字が「た」、なんて単純なものじゃないですよ。

 

『🎵ハハハハハハハハ!馬鹿だね〜。』(ブギ浮ぎI LOVE YOU)

「急にそこだけ歌われると腹立つなー。」

『🎵好き、隙、すきっ歯〜、』

「字が違いますよ、それにCMソングのほうね。」

『エノモト!何でマッチとヨッちゃんやって、俺やらないんだ?』

「私エノモトじゃありません。・・・あ、田原俊彦(たはらとしひこ)さんまだやってないのも、今回のクイズと関係してるんですよ。」

『どうせ“ノーペアネーム”だろ?』

「確かに今までだったらノーペアネームで終わってたかも知れませんが、私も常に研究しているので名前の法則も進化しているんですよ。今回は今までにないパターンです。」

 

ヒント3:苗字と下の名前を分けて考えてみて下さい。

 

『そんな事よりさぁ、世間じゃ新型ウィルスミス対策のせいで、卒業式まともに出来ないって大変らしいぜ。』

「新型ウィルスね。新型ウィルスミスって言うと映画『ジェミニマン』の話みたいになっちゃうから。」

『ではそんな、卒業式を満足に出来なかった人たちの為に、俺がせめてここで卒業ソング(さくら〜独唱〜)を唄わせて頂きます。』

「いいです唄わなくて。あ、皆さんはクイズ考えといて下さいね。」

『🎵か〜つ〜ら、か〜つ〜ら、た〜だズレ落ちる、』

「長くなりますよ皆さん!(やっぱり替え歌だった。)」

『🎵刹那に散り〜ゆく運命と知って〜』

「髪の毛の事、言ってます?」

『🎵さらば〜友よ、今〜決断の時ィィィーッ』

「髪は長い友達って言いますもんねぇ。」

『🎵髪が舞〜い散る皮膚に〜植えて〜』

「はっきり髪って言っちゃったよ。かつらズレるから植毛に変えたのかなぁ。」

『🎵植え〜て〜』

「最後のリフレインの所ね。」

『🎵植え〜て〜〜〜〜』

「もう気が済みましたか?」

『🎵頭〜のてっぺんに、毛が3本、毛が3本。』(オバケのQ太郎の歌)

「3本植えたからね。いやアンサーソングみたいになってる!」

 

はい、シンキングタイム終わりですよ〜。

 

皆さんもう分かりましたか?では正解を発表しましょう。

 

正解は苗字の最初と最後の文字の母音が同じ、下の名前も最初と最後の文字の母音が同じになっているという点です。

クイズで紹介した3人は苗字が「ア」段の音、下の名前が「イ」段の音と、フルネームで呼ぶ時に転調するかの様に移行しているんですねぇ。

『ほう。で、何ネームって言うんだ?』

「それがまだ決まってないんですよねぇ。」

『🎵名〜もないネームには、名前を付けましょう〜』

「あー今度はコブクロの“桜”ね。」

『母音がア➖ア、イ➖イだから“アイアイネーム”で良いんじゃねぇか?』

「なんか山城新伍(やましろしんご)さんみたいじゃないですか。それにアとイだけとは限らないんですよ。」

『えっ?違うパターンもあるのか?』

「さっき言ってた田原俊彦さんはア➖オですし、

勝俣州和(かつまたくにかず)さんはア➖ウですよ。」

『じゃあ“段違い平行棒ネーム”ってのはどうだ?』

「長いな!いちいち“段違い平行棒ネーム”って言いにくいでしょ!」

 

実は今回、去年から今年にかけて話題になった人を集めてみた所、名前のタイプ以外にも共通した特徴があるんですねぇ。

滝沢秀明さんはアイドルからプロデュース業に転向し、ジャニー喜多川(きたがわ)さんの後を継ぎジャニーズ事務所の副社長になりました。

田中みな実さんはTBSのアナウンサー時代から“ぶりっこ”と呼ばれ、嫌いな女子アナNo.1に選ばれる一方で、フリーアナウンサーから最近はタレント業に力を入れ始めると“美の女神”なんて呼ばれる様になり、写真集が50万部を売り上げるなど、今や若い女性から崇拝される存在になりました。

そして武田真治さんは俳優から筋肉タレントに転向しました。

武田真治の扱い雑過ぎだろ!?』

要するに3人とも名前の母音が苗字の「ア」段から、下の名前の「イ」段に移行する様に、大きく転向や路線変更をした方と言えます。

 

という事で、この様なお名前を“スライドネーム”と呼ぶ事にします。

 

他にも勝俣州和さんはアイドルからお笑いタレントに転向しましたし、

『え?アイドルなんかやってたっけ?』

CHA−CHAですよ、CHA−CHA。」

『おお!"Baby Get On My CADILLAC"

"Oh No I Wanna Dance My CHA CHA"で始まるやつな。』

「それはCHA−CHA−CHAです!」

『あの"Baby Get On My CADILLAC"ってつのだ☆ひろが言ってたんだぜ。』

「今そんな話じゃありません!」

『🎵メアリージュ〜ン、oh my mind〜』

「メリージェーンです!メアリージュンは高橋ユウさんのお姉さんでしょ!」

 

えー長山洋子(ながやまようこ)さんもアイドルから演歌に転向しましたね。

『🎵でもね、トシちゃんはどうなの?』

田原俊彦さんはアイドルから俳優に“転向”して、『教師びんびん物語』がヒットしたじゃないですか?」

『その後に口滑らして“転落”したけどな。あ!だからスライド(滑る)ネームか!』

「違います!ずらすって言う意味のスライドです。野球でもスライド登板とか言うでしょ。・・・まぁ転向して必ずしも上手くいくとは限りませんからね。」

 

他にも元サッカー選手の中田英寿(なかたひでとし)さんは引退後、経験を放棄するかの様に“旅人”になりましたし、

水樹奈々(みずきなな)さんは声優やアニメソング歌手といった、アニメファンにしか知られていなかった時代から、紅白歌合戦に連続で出場するなど一般にも認知される歌手になりました。

高畑充希(たかはたみつき)さんは若い頃「ピーターパン」など舞台中心に活動していましたが、朝ドラに出演してブレイクすると、今ではドラマや映画に引っ張りだこの大人気女優になりました。

『俺も1人見つけたぞ。元Wink相田翔子(あいだしょうこ)だ。』

「え?何か路線変更しましたっけ?」

Winkの頃は笑わなかったのに、最近笑うようになっただろ?』

「それ路線変更って言うのかな・・・?」

 

まぁ今のところ見つかっている方だけでもこれだけ転向や路線変更をして成功した方がいらっしゃいますので、転向に強い名前、また思い切った路線変更が出来る方、と言えるのではないでしょうか。まだまだ他にもいらっしゃると思いますので、今後追ってまた紹介させて頂く事にします。

はいだしょうこも宝塚から歌のおねえさんになって、今や画家だもんな。』

「あれを“絵画”とは認めません!」

 

えーこの様に画数ではなく母音に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。

もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

中島(なかじま)みゆきもスライドネームだぞ。』

「まぁ昔の“ひとり上手”とか“うらみ・ます”に比べたら、だいぶ明るい曲とかメッセージソングが多くなったんじゃないですかね。」

『“地上の星”も良い歌だもんなぁ。🎵ちょ〜ま〜て〜よ〜』

「ダメ〜!」(←トムブラウンつっこみ)

 

ではまた次回をお楽しみにー。 

 

光GENJI【お名前診断】

勝手にお名前診断  (第95回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第95回目の今日は光GENJIの7人です。

 

この「勝手にお名前診断」最高は3人まででしたが、今回は7人まとめての紹介となります。

 

光GENJIGENJIという5人のグループ

諸星和己さん、山本淳一さん、

佐藤敦啓(現:アツヒロ)さん、

佐藤寛之さん、赤坂晃さん)に

の2人(大沢樹生さん、内海光司さん)が加わって光GENJIになりました。

お名前は7人とも本名です。

愛称で呼ばれる事は少なく、強いて言えば諸星和己さんが“カーくん”と呼ばれていたぐらいでしょうか。

 

では個人名を診ていきましょう。

まず大沢樹生さんのお名前をローマ字で書くと

OSAWA MIKIOとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

続いて赤坂晃さんは

AKASAKA  AKIRAとなり、

苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字、フルネームの最初と最後の文字の母音が全て同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”、更に4つのポイントが同じ母音なので“フォーカードネーム”となります。

 

そして内海光司さん、諸星和己さん、山本淳一さん、佐藤敦啓さん、佐藤寛之さん、は

UCHIUMI KOJI、

MOROHOSHI KAZUMI、

YAMAMOTO JUNICHI、

SATO ATSUHIRO、

SATO HIROYUKIとなり、

リターンネームの条件であるフルネームの最初の文字と最後の文字、  

なめらかネームの条件である苗字の最後の文字と、下の名前の最初の文字

この2つのポイントの母音が違うので、どちらのタイプにも当てはまりません。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

グループの中にリーダー向きの“ロイヤルネーム”がいるとその方がリーダーになる事が多いのですが、7人の中にいなかったせいかリーダーは特に決められていませんでした。

 

◉衝撃のデビュー

 

1987年、アイドル的人気を誇ったチェッカーズや、ジャニーズの先輩グループ少年隊が女性人気を集めていた中、それらを押しのける様にローラースケートで颯爽と現れた7人の少年、それが光GENJIでした。

デビュー曲「STAR LIGHT」はヒットチャートの1位に輝き、たちまちトップアイドルの座に躍り出ます。

丁度その頃仕事で2ヶ月ほど海外に行っていた藤井フミヤさんは、

「帰ってきてテレビつけたら、ローラースケート履いた知らない男の子達が走り回っていて、しかも1位だって聞いて驚いた」そうで、時代の渦中にいた人まで驚くほどのあっと言う間の出来事だったのです。

光GENJIは言うまでもなく「源氏物語」の主人公・光源氏から取った名前ですが、最初の文字と最後の文字の母音が同じ「イ」なので偶然にもリターンネームになっていました。

光GENJIが大人気だった頃、あとに続けとばかりに

男闘呼組(おとこぐみ)や忍者(にんじゃ)といったグループがジャニーズからデビューしたのですが、どちらもリターンネームではなかった為に人気は振るいませんでした。というのは私個人の見解で、本当のところは光GENJIに人気が集中し過ぎて、この2組がファンを獲得できなかったのです。

 

◉歌番組にレギュラー出演

 

その後も「ガラスの十代」や「パラダイス銀河」など、出す曲全て1位になる程の大人気となった事で「ミュージックステーション」に毎週登場する様になります。

本来は“ゲスト”ですが毎週出演するとなるともう“レギュラー”ですよね。しかも約5年間も続いたので総出演回数は234回と、今だに破られていない最高記録です。(嵐が破るかと思われましたが活動休止が決まった以上もう無理でしょう。)

そして「パラダイス銀河」がレコード大賞まで受賞して時代の頂点に立ったのですが、メンバーが7人とやや多過ぎた為、その足並みはいつまでも揃いはしませんでした。

 

光GENJIはメンバーの個人活動、いわゆるバラ売りが特に少ないグループでしたが、その反動からか人気が下降し始めると、もっと違う形で自分を表現したいと、7人のうち2人が脱退してしまいます。

脱退した2人のうちの1人、リターンネームの大沢樹生さんは俳優として映画やドラマに活躍の場を移しましたが、もう1人の佐藤寛之さんはノーペアネームの為か、その後の活動はほとんど知られていません。ノーペアネームの特性は「不安定」で、一時的に人気者になっても持続しにくいので、ここでも明暗がくっきり分かれたと言えます。

残った5人で光GENJI SUPER5として再スタートを切るのですが、リターンネームでなくなった為に人気が再燃する事はなく、とうとう解散を迎えます。

解散後はあの人気が嘘だったかの様に、各メンバーがテレビから姿を消しました。先述の通りバラ売りが少ないグループでしたので、俳優業など個人活動の準備も出来ていなかったのです。

そんな中唯一頭角を現したのが赤坂晃さんでした。

なめらかネームの特徴である俳優運を活かし、ドラマや舞台などに出演して再び注目を集めます。

しかし、覚醒剤を所持していた事が発覚して現行犯逮捕され、使用も認めた事でジャニーズ事務所からも解雇されました。

皮肉な事に1番良い名前だった彼が失墜してしまった訳ですが、ある方と名前のタイプが似ているんですねぇ。あまり語りたくない事なので、気になった方はこちらの記事をご覧下さい。 

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他のメンバーは名前の適性が診断出来ないほど、個人名が前に出る様な活動をしておらず、

結局アイドル向きのリターンネーム、大沢樹生さんだけが俳優として残った訳ですが、この方も仕事よりスキャンダルで有名になった感が強いですね。

もう1人の“光”内海光司さんは今もジャニーズに在籍し、舞台中心に俳優活動を続けているそうですが、ノーペアネームのせいかなかなか主役にはなれない様です。

1番人気のあった筈の諸星和己さんは流石に近年ちょくちょくテレビで見かけますが、彼の弱点は当時の裏話をしようとすると、自分の首を締めてしまう事になるのであまり喋れないという所ですね。まぁ自業自得でしょう。

 

光GENJIの失速後、ジャニーズアイドルはしばらくの間一線を退きます。アイドル冬の時代などと呼ばれ、メディアに登場しないバンドや、実力派アーティストと呼ばれる人達が音楽界の主導権を握るようになりました。その為テレビの歌番組は次々と終了し、アイドル達は歌を披露するチャンスすらなくなってしまいます。昭和の終わりから平成へと駆け抜けた光GENJIの時代の終わりは、80年代のアイドル時代の終わりでもあったのですね。

再結成の噂もあるようですが、前向きなメンバーもいれば消極的なメンバーもいて、やはり7人の足並みはなかなか揃わない様です。もし揃ったとして、今もローラースケート履いて走り回れるんでしょうか?

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。