矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

お名前じゃんけん (第3回)シャ乱Q vsウルフルズ

◎お名前じゃんけん

(第3回)シャ乱Q vsウルフルズ

 

『あれ?雑談は?』

「一応、前から言いたかった事は大体言えたんで、今日はお名前じゃんけんでいこうかと・・・。」

『結局俺の言いたい事が言えなかったじゃないか!』

「あなたは普段から言いたい事言ってるじゃないですか。」

『🎵言いたい事も言えないこんな世の中じゃ〜、ポイズン〜、』

「それが唄いたかったんでしょ?」

 

この「お名前じゃんけん」は、ほぼ同時期に活躍した有名人をお二人(二組)ずつ紹介すると共に、「名前の法則」で見るとどちらが良い名前だったのかを検証し、勝手ながら勝敗を着けようという企画です。

 

第3回目はシャ乱Q vsウルフルズです。

『オォ!バンド対決か。』

「90年代に大活躍し、どちらも関西出身という事もあってよくライバルと言われていた2組です。有作さんはどっちにしますか?」

『そりゃもちろん、シャ乱Qだろ?』

「じゃあ私はウルフルズでいきます。いいですね?」

『悪くないだろう!』

 

それでは対戦スタートです!

 

1回戦:バンド名対決

 

今回はまずバンド名なので最初と最後の母音が同じ“リターンネーム”になるかどうかですね。

 

シャ乱Qは最初が「シャ」なので母音が「ア」、

     最後が「Q」なので母音が「ウ」になります。

最初と最後の母音が違うので“ノーリターンネーム”です。

ウルフルズは最初が「ウ」なので母音が「ウ」、

      最後が「ズ」なので母音が「ウ」になります。

最初と最後の母音が同じなので“リターンネーム”です。

 

よってバンド名対決はウルフルズの勝利となりました!

 『何だこの戦ってもないのに負けたような感じは?』

 

ちなみにシャ乱Qという名前は結成前にメンバーが所属していた

シャッターズ、RAM(乱)、QP(キューピー)という3組のバンドの頭文字を取って名付けられました。

ウルフルズは既に「お名前診断」で紹介済みなので詳しくはこちらをご覧ください。

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『そんな事より次の対決だ!』

 

2回戦:ボーカリスト対決(お名前ポーカー)

 

ここでは「名前の法則」で重要となる部位(苗字と下の名前の間の部分、フルネームの最初と最後)で同じ母音のペアが出来るか、またロイヤルネームなどの“役”がいくつ出来るかで勝負を着けたいと思います。

 

まず芸名で見てみましょう。

シャ乱Qのボーカルはつんく♂さんです。

つんくの“♂”は何て読むんだ?』

「あれは記号なんで発音しないんです。」

つのだ☆ひろの“☆”と一緒だな?』

「まぁ、そうですね。」

『🎵メリージェーン、おまんま〜、』

「おまんま〜じゃなくてon my mindです。バンド対決なんで関係ない人の歌ばっかり唄わないでもらえますか?」

ウルフルズのボーカルはトータス松本(まつもと)さんです。

どちらも最初と最後の母音が同じ“リターンネーム”なので引き分けですね。

「芸名で決着がつかないなら本名で決着をつけましょう。」

 

3回戦:本名対決

 

つんく♂さんの本名は寺田光男(てらだみつお)といいます。

ローマ字で書くとTERADA  MITSUOとなり、

まず〔部位1〕苗字と下の名前の間の部分、「DA」と「MI」の母音が違います。

また〔部位2〕フルネームの最初「TE」と最後「O」の母音も違います。

〔部位1〕と〔部位2〕で同じ母音のペアが出来ないので“ノーペアネーム”ですね。

 

トータス松本さんの本名は松本敦(あつし)といいます。

ローマ字で書くとMATSUMOTO ATSUSHIとなり、

まず〔部位1〕苗字と下の名前の間の部分、「TO」と「A」の母音が違います。

また〔部位2〕フルネームの最初「MA」と最後「SHI」の母音も違います。

〔部位1〕と〔部位2〕で同じ母音のペアが出来ないので“ノーペアネーム”ですね。

『くっそー、また引き分けかー。』

「でも・・・。」

『ん?』

つんく♂さんのほうは全体を見るとA、I、U、E、O、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

このロイヤルネームの方がグループ内にいた場合は目立つ存在になるか、グループから独立して芸能界に生き残る傾向があります。

つんく♂さんはモーニング娘。のプロデューサーとしてほぼ全ての作詞・作曲を担当し、数々のヒット曲を生み出しました。

トータス松本さんの本名も「つ」という文字が2つ入る “ワンモアネーム”ですが、ロイヤルネームとワンモアネームではロイヤルネームのほうが役が上という事で、

本名対決はつんく♂さんの勝利です!

『やったー!これで1勝1敗1分けの五分だな。』

「それでは最後の対決と参りましょう。最後は・・・」

 

4回戦:キャリア対決

 

『キャリア対決?』

「要はどちらが長く活動を続けているか、で決着を着けたいと思います。」

『そんなの聞いてないよ〜!』

 

シャ乱Qは1992年にメジャーデビューし、95年に「ズルい女」のヒットでブレイクして一時代を築きましたが、98年にメンバーが不祥事を起こして脱退してからはメディア出演が激減しました。

その後活動休止と再開を繰り返したものの、2014年につんく♂さんが喉頭がんを患って声帯を摘出した事でシャ乱Qの復活は不可能となりました。

 

ウルフルズもメジャーデビューは1992年でした。シャ乱Qに遅れること約1年、96年に「ガッツだぜ!!」のヒットで人気グループの仲間入りを果たし、2009年〜14年までの5年間ほど活動休止期間はあったものの、現在も活動を続けています。

 

シャ乱Qは一時的に華々しい活躍をしましたが長くは続かず、結局長い目で見るとリターンネームのウルフルズのほうが息の長いバンドになったと言えます。

この記事の中でも説明している通り、ノーリターンネームのグループはテレビに出ても長続きしないのですね。 

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という訳で、シャ乱Q vsウルフルズのバンド対決は

ウルフルズの勝利となりました!

『くっそー、また負けたかー!」

「ボーカリストのソロ活動ではつんく♂さんの勝ちでしょうけど、あくまでシャ乱Q vsウルフルズの対決ですからね。」

 

とまぁこんな感じで「お名前じゃんけん」今後も思い立った時にやっていきたいと思います。

 

『明日こそ俺の言いたい事言わせてもらうぞ!』

「何か嫌な予感がするなぁ。」

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

『🎵言いたい事言うぜ!やりたい事やるぜ!』

安岡力也(やすおかりきや)さんの「ホタテのロックンロール」!最後まで関係ない人の歌だった・・・。」

 

ではまた次回をお楽しみにー。

 

たまの「さよなら人類」は木星に着いていない!〈雑記Week⑤〉

今週はいつもの「お名前診断」をお休みして雑記Weekをお送りしています。

 

一応名前にまつわる話や、有名人やヒット曲にまつわる話、あと最近テレビを見ていて思った事など、芸能人の方の名前も最低1人は何処かに入れて、ブログのタイトルから逸脱しすぎないようにするつもりです。

 

5回目のテーマは

たまの「さよなら人類」は木星に着いていない!です。

 

『🎵今日〜人類がはじめて〜、木星についたよ〜、って唄ってたじゃないか?』

「あれは皮肉なんですよ。」

『皮肉?』

 

まぁこの歌に関しては既にネット上でも様々な憶測が飛び交っていてそれぞれの解釈がある様ですし、発売から30年も経っているんで「今さらかよ!」と思われても仕方ないですが、私なりの解釈を書いていきたいと思います。

 

ネット上でもほとんどが「人類滅亡」をテーマにした恐い歌として位置付けられている様で、私の解釈もそこは同じなのですが、他の方の解釈を見て思うのは恐い歌と位置付けているあまり、強引に戦争や文明破壊に関わる言葉に置き換えている様に思えるのです。

 

あまり細かく引用すると「無断で転載した」とかややこしい話になりそうなんで、ざっくりと一例を挙げると、「野良犬」「ペガサス」など正規の歌詞に登場する動物を実在の国名に置き換えて世界戦争を彷彿させたり、

「牛を忘れた牛小屋」という部分を“戦争でゴーストタウン化した街”って解釈したりしているんです。

いや非難する訳じゃないですけど、強引過ぎませんか?

元の「牛を忘れた牛小屋」っていう歌詞もよく分からないですけど、牛小屋をゴーストタウンって解釈するのは「人類滅亡」に引っ張られ過ぎでしょ?

『なに?今回はネット民に対する攻撃か?』

「いやそんなつもりは毛頭ないですけどね。」

 

作詞した元たま柳原幼一郎(やなぎはらよういちろう)さんも「あまり深い意味はない」って言ってるのに、勝手な解釈が飛躍し過ぎてて「誰もそこまで言ってないでしょう。」って感じなんです。

 

何故そうなるかと言うと、無理して歌詞全体に解釈を付けようとしているからなんですね。元々の歌詞をある程度ご存知の方はお分かりだと思いますが、結構難解というか意味不明な部分が多いんですよ。それらに全て解釈を付けようとするから強引になるんです。

 

そこで私は全体の難解な部分の解釈は他の方にお任せして「ここだけは言いたい」という部分だけに絞りました。他の方から見ると「浅いな。」と思われるでしょうが、「こういう解釈もあるんだ」と軽い気持ちで見て頂くだけで結構です。

 

◉大事なのはほんの一部

 

ポイントはサビと2番の歌詞なんですが、まず2番の歌詞にこんな一節があります。

『🎵冬の花火は強すぎて、ぼくらの体はくだけ散る〜、』

この冬の花火はほとんどの方が核兵器の事だと捉えている様ですね。そこは私も同じです。ただ花火=核兵器と直結させている方が多く、“冬の”の意味がないがしろにされている様なんです。

私はこの“冬の”に意味があるんじゃないかと考えました。

「花火はいつやる物ですか?」

『そりゃ当然“夏”だろ?』

その通り、本来夏にやるべき花火を冬にやるという事は、使い方を間違えているという事です。

使い方を間違えた花火。花火は火薬を使うので花火=火薬としましょう。

使い方を間違えた火薬。火薬を使う物にダイナマイトがあります。

使い方を間違えたダイナマイト。

ダイナマイトは元々鉱山などの固い岩盤を破壊して、土木工事の安全性を向上させる為に(諸説あり)科学者のノーベルが発明した物です。

それを人類は戦争の道具に利用するという間違った使い方をし、開発を重ねて核兵器まで作りあげました。

すなわち“冬の花火”とは使い方を間違えたダイナマイト=核兵器なんです。

「ここまで解釈してやっと“冬の花火”=核兵器なんですよ!」

『結論は一緒なのね。』

 

そして問題はサビの部分です。

『🎵今日〜、人類がはじめて〜、木星についたよ〜、』

「はいストップ!」

この歌詞を見ると科学が進歩して木星に到達した事を能天気に喜んでいる様にも思えますが、実は表題の通り木星には着いていないんです。

 

木星は端的に言うと、表面温度がマイナス140度のガスで覆われた星で、生命が住む事はまず不可能と言われています。

先程の核兵器の使用により、地球が生命の住めない様な星になってしまった。

つまりこの歌詞は、地球が木星の様な生命の住めない星になってしまった事を、皮肉を込めて「はじめて木星についた」と例えているのではないでしょうか?

何故なら上記の通りマイナス140度の地に降り立ったところで、「🎵ついたよ〜」と喜んでいられないですからね。

だから何も本当に木星についた訳じゃなく、地球を木星の様な星にしてしまったという例え(比喩表現)なんです。

『続き唄っていい?』

「あ、(忘れてた。)どうぞ!」

『🎵ピテカントロプスになる日も〜、近づいたんだよ〜、』

「そして最後の部分!」

『🎵猿に〜なるよ〜、』

 

この“猿になる”という部分も私なりの解釈をしますと、

核兵器の使用により、これまで人類が築き上げてきた文明が破壊されてしまった。

文明社会と共にあった事で尊厳を保ってきた人類が、文明を失う事で人間としての尊厳を失ってしまった。

「文明を持たない人間など、猿同然である。」

つまりここでも本当に猿になる訳ではなく、文明がリセットされた事で猿同然になる、という意味です。

 

そして、人類が猿から進化したというダーウィンの進化論が正しいと仮定して

(実は間違っていたとか矛盾しているとかいう話はこの際抜きにして)

 

猿→アウストラロピテクスピテカントロプスネアンデルタール人→ヒト

 

猿からヒトへの進化の系図を文字だけで大雑把に書くとこんな感じです。

 

この系図で見ると、猿になったという事はこれからピテカントロプスになる。

つまり「ピテカントロプスになる日も近づいた」という事ですね。

 

「猿に逆戻りした」とかいうネガティブな表現を使わず、猿になった事で「ピテカントロプスになる日も近づいたんだよ」と、皮肉を込めながらもポジティブに表現しているんです。

 

まとめますと、“冬の花火”(使い方を間違えたダイナマイト=核兵器)の使用により、地球が木星の様な生命の住めない星になってしまった。人類は文明を失って猿同然になった事でピテカントロプスになる日も近づいた。

だから「さよなら人類」なんです。

 

何も全編強引な解釈をしなくても、これら要点だけで充分意味が通じるし、合点がいくでしょう。簡単な部分だけ切り取った都合の良い解釈と思われるでしょうが、無理な解釈はもはや妄想ですからね。

 

「いやぁー、これをどこかで言いたいとずっと思ってたんで、言えてスッキリしました。ブログってやっぱりいいもんですね。」

『こんな事、いつから考えてたんだ?』

「この歌が流行った頃ですから、30年前なんで20代前半ですかね。」

『若い頃からひねくれ者だったんだな。』

「昔から歌詞の意味を深く考えるのが好きだっただけです。探究心旺盛と言ってもらえますか。」

 

今回も本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、連休どこも行く予定がないという方にこちらの本をお薦めします。

これからもたまにヒット曲の歌詞を考察していくつもりです。

『“たま”だけにってか?』

「あ、そんなつもりで言ったんじゃないのにぃ。」

 

ではまた次回をお楽しみにー。

 

“ちょっと”、ちょっと多すぎない?〈雑記Week④〉

今週はいつもの「お名前診断」をお休みして雑記Weekをお送りしています。

 

一応名前にまつわる話とか、有名人やヒット曲にまつわる話、あと最近テレビを見ていて思った事など、芸能人の方の名前も最低1人は何処かに入れて、ブログのタイトルから逸脱しすぎないようにするつもりです。

 

4回目のテーマは

“ちょっと”、ちょっと多すぎない?です。

 

『ちょっと多すぎって、日本語としておかしくないか?』

「おかしいですよね、でもこういう使い方をしている人が多いという事を言いたいんで、敢えてこういうタイトルにしました。」

『で、これが?』

「私が今1番言いたい事です。」

『昨日も一昨日も1番言いたい事って言ってなかったか?』

「まぁ正直今回は、気にならない人からすればどうでもいいような話なんですけどね。」

『じゃあ言わなくてもいいって事か?』

「いや私も気になる前は気にならなかったんですけど、気になり出したらめちゃめちゃ気になるんです。」

『そんなに気になる気になるって言われたら、こっちも気になるだろ!いいから言ってみろ。』

 

実は最近テレビを見ていて思った事なんですけど、“ちょっと”をむやみやたらと使う人が多いんですよ。

ザ・たっちだろ?ちょっと!ちょっとちょっと!って。』

「違うんです。ザ・たっちの2人はギャグとして目的を持って言ってるからいいんですけど、意味なく“ちょっと”を使う人が多いんで困ってるんですよ。」

 

“ちょっと”って少量を表す言葉じゃないですか?

 

なのに、ワイドショーでも最近頻繁に扱われるコロナ関連のニュースで、1日の感染者数が発表されるとコメンテーターの人が

「これは“ちょっと”多いですね。」ってよく言うんです。

えっ?ちょっとなの?多いの?どっち?

少量なの?過度なの?どっち?ってなりませんか?

『気にし過ぎだろ?俺なんて全然気になんねぇけどな。』

 

他にも悪質な犯罪のニュースの後には

「これは“ちょっと”ひどいですね。」とか言うんです。

 

えっ?結構悪質な犯罪なのに、“ちょっと”しかひどくないの?って思いませんか?

『その“ちょっと”は度が過ぎてるっていう意味の“ちょっと”だろ?お前が気にし過ぎだって!』

「いや私もさっき言った様に、気になり出す前は気にならなかったんです。」

 

私が気になり出したきっかけの1人が、森三中黒沢かずこさんなんですけど、

ある番組でこんな風に言ってたんです。

私は基本テレビ番組は録画して後から見る派なんで、そのシーンが気になって保存してたもんですから、忠実にありのままを文字におこしますね。

そこには明石家さんまさんをはじめ他の芸人さんも大勢いて、黒沢さんがこう話を切り出しました。

「ちょっとあのー、皆さんちょっと、ちょっと聞きたいことがあるんですけど・・・。」

『確かに“ちょっと”が多いな。』

更にもう一回、また話を切り出す時に、

「ちょっと待ってください!ちょっと我々からさんまさんにちょっと、見ていただきたいものがあるんですけど、ちょっといいですか?」

『最後は宗教の勧誘みたいになってるじゃないか!』

「ね?これだけの短い文、時間にしたら4秒か5秒ぐらいの間に、“ちょっと”を3回も4回も言ってたんです。これで私も“ちょっと”多いなって気になり出して・・・。」

『その“ちょっと” は“ちょっと”が多いっていう意味の “ちょっと”なのか、“ちょっと”度が過ぎてるっていう意味の“ちょっと”なのか、どっちなんだよ?』

「“ちょっと”が多いっていう意味の “ちょっと”です。」

『あーもう、訳分かんねぇ!』

 

確かに“ちょっと”にはいろんな意味の “ちょっと”があって、使い方も様々ですよね。

 

会話を切り出す時の“ちょっと”

『🎵ちょっとおっさん、これナンボ?』

by笠置(かさぎ)シヅ子「買い物ブギ」

 

人を制止する時の“ちょっと”

『ちょっと待ってくださいよ!』by東野幸治(ひがしのこうじ)

 

怒った時の“ちょっと”

『ちょっと!どこ見てんのよー!』by青木(あおき)さやか

 

本当はものすごく感動してるのに体裁を振る舞うために「そんなでもないよ。」という時の“ちょっと”

『難しいな。いやこれはちょっと感動しましたね。』by・・・立川志らくでいいや!

 

他にも、相手に気を使ってる時の“ちょっと”

「こういうのはちょっと良くないんじゃないかと思います。」

 

自分のコメントに自信がない時の“ちょっと”

「政府の対策もちょっと遅かったんじゃないかと思います。」

 

次のコメントを考える間を埋める為の“ちょっと”

「やっぱりちょっと・・・うーん、ちょっとねー。」

 

あとVTR流す前の、いわゆるV振りの時に、

「ちょっとこちらを、ちょっとご覧ください。」って言う人がいる。

これ絶対どっちか要らないですよね?もっと言うとどっちも要らないです。

「こちらをご覧ください。」だけでいいのに、無駄な“ちょっと”を2回も言ってしまう。

この“ちょっと”は無意味な“ちょっと”ですけど、もし意味を持たせたとしたらVTRほんの“ちょっと”しか見れませんよ!

『“ちょっと”何言ってるか分からないですけど。』by富澤(とみざわ)たけし

「“ちょっと”の効果をみくびってると言ってるんです!」

 

いいですか?“ちょっと”には少量化する効果があるんですよ。

“ちょっと”1回で半分になるとしたら、もう1回でさらに半分になるから4分の1になる。

VTR4分の1しか見れないって事になるじゃないですか!

『まぁ理屈で言えばそうなるんだろうけど・・・。』

 

最近のテレビ番組って、画面の下によく字幕が出ますよね。

その字幕を作成するスタッフもこの“ちょっと”は要らないんじゃないかと思ってスルーされてる事がよくあるんです。出演者は“ちょっと”って言ってるのに字幕になってない。それくらい無駄に“ちょっと”を言う人が多いんですよ。

 

今はある事情で出られなくなってる渡部建(わたべけん)さんも、「行列のできる法律相談所」でゲストにプレゼントを渡す時に

「いやちょっとね、せっかく来て頂いたんで、ちょっとプレゼント用意させて頂いたんですけど、いいですかちょっと、」と5秒ぐらいの間に“ちょっと”を3回も連発してました。これも録画して保存してあったんで、一言一句忠実に再現してます。

 

タレントやコメンテーターはまだしも、正しい表現を習得している筈のアナウンサーまで、スポーツ実況の時には「ちょっとボールが逸れましたねー。」とか言うんです。

“ちょっと”は口語の中でもかなり砕けた表現だから、“ちょっと”じゃなく“少し”のほうが適切じゃないかと思うんですけどねぇ。

 

野球解説者で言うと江川卓(えがわすぐる)さんも“ちょっと”が多いです。

「ストレートばっかりだとちょっと不安ですね、ちょっと変化球も混ぜないと。」みたいな感じで・・・。

『気にし過ぎだって。』

 

これは自分の意見を自身を持って言い切れない、曖昧な表現を得意とする日本人特有の性質なんでしょうかねぇ?何か避難を受けた時に言い逃れ出来る様に、はっきりと明言する事を避けている内に“ちょっと”を言う癖がついたんじゃないかとも思えます。

 

私はテレビを見ていて“ちょっと”が気になる様になってしまってから、家電量販店の店員も“ちょっと”が多い事に気付いてしまいました。

「ちょっとこちらのメーカーですと、ちょっと容量が少ないですねぇ。・・・こちらはちょっと値段が高くなります。・・・ちょっとお値段調べてみますね。」

と、ちょっとの大安売りですよ。もう“ちょっと”が気になって話が入ってこないくらいです。

 

『おい、もうテレビの話でもなくなってるぞ。』

「そうでした。家電量販店に用がないと体験出来ませんもんね。ではテレビ出演の多いタレントで、実は1番“ちょっと”が多い方をご紹介しましょう。」

 

“ちょっと”が1番多いのはマツコ・デラックスさんです。

オカマ?ニューハーフ?おネエ?の方々独特の喋り方なんでしょうけど、

「やだちょっと、」とか、「ちょっといいわよこれ。」とか、とにかく“ちょっと”を連発します。

皆さんも一度マツコさんの番組を“ちょっと”を意識して見てください。

次から他の番組見る時も“ちょっと”が気になって仕方なくなりますよ。

 

いや、もうこの記事を読んでしまった時点で、あなたも今日から

“ちょっと” 気になる病の仲間入りです。

 

「いやぁー、今日も言いたい事言えてスッキリしました。ブログっていいもんですね。」

『もう言いたい事言い尽くしただろ?』

「いやまだまだ言いたい事あるんです!」

 

今回は雑記なので本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、おうち時間の退屈しのぎに、あとGo Toキャンペーンの旅のお供にこちらの本はいかがでしょうか?

これからもいろんな事をボヤいていくつもりです。

『🎵ちょっと待ってよ、グッバイ優しい声で〜、』

「これはイージーかな?」

 

ではまた次回をお楽しみにー。

 

名曲「銀河鉄道999」を電車のBGMにしないで! 〜誰か“電車の歌”をヒットさせてください〈雑記Week③〉

 

 

今週はいつもの「お名前診断」をお休みして雑記Weekをお送りしています。

 

一応名前にまつわる話とか、有名人やヒット曲にまつわる話、あと最近テレビを見ていて思った事など、芸能人の方の名前も最低1人は何処かに入れて、ブログのタイトルから逸脱しすぎないようにするつもりです。

 

3回目のテーマは

名曲「銀河鉄道999」を電車のBGMにしないで!

〜誰か“電車の歌”をヒットさせてくださいです。

『長いタイトルだな。』

「これが今、私が1番言いたい事です。」

『昨日も1番言いたい事って言ってなかったか?』

 

最近テレビを見ていて気づいた事なんですが、バラエティーで鉄道関連の企画をやる時、電車が走っているシーンのバックには必ずと言っていい程、

ゴダイゴ銀河鉄道999」が流れるんです。

『🎵さぁ行くんだ〜、その顔を上げて〜、ってやつな。』

 

「いやちょっと待てと。」

 

JRの四角い顔の車両に「銀河鉄道999」は似合わない!

 

銀河鉄道999」と言えば、我々アラフィフ世代にとっては名曲中の名曲ですよ。

それを“鉄道”繋がりってだけで安々と使うのはやめて欲しいんです。

 

作曲したタケカワユキヒデさんも、

英語作詞の奈良橋陽子(ならはしようこ)さんも、

日本語作詞の山川啓介(やまかわけいすけ)さんも、

電車のBGMに使われるなんて想定していなかった筈です。

『サビの英語詞の🎵The Galaxy Express〜の所、あそこが1番難しいんだよ。』

 

せめてSL蒸気機関車)のバックならまだしも、路面電車のバックにまで使われてた!

チンチン電車ね。』

「どこが“銀河”鉄道やねん!」

『興奮すると関西弁になるんだな。』

 

バラエティー番組だけかと思ったら、ニュース番組でも使われてるんですよ!

上野動物園のモノレールが去年の10月までで運行休止になったんですけど、その時のニュースにも使われていたんです。

モノレールとSLですよ。違いすぎるでしょ?

しかも上野動物園のモノレールって、レールの下に電車がぶら下がるタイプの“懸垂型”ってやつなんです。

『うーん、イマイチよく分かんねぇなぁ。』

「分からない方は検索してください。」

『いや普通は写真貼り付けて・・・』

「この「お名前だけお借りします。」は“写真の無いブログ”ですから。」

『なんか横着してないか?』

「今時すぐに調べられるでしょう?読者を甘やかしてはいけません。」

 

どこか田舎のほうの、1両しかないローカル線のバックにも使われてた事がありました。

田舎の田園風景と“銀河”じゃ違いすぎますって!

 

たまに「銀河鉄道999」以外の歌がかかったと思ったら、

THE BLUE HEARTS「TRAIN TRAIN」ですよ。

『🎵栄光に向かって走る〜、あの列車に乗って行こう〜、だな。』

 

この歌も名曲ですし、電車のBGMには合わないでしょう。

作詞・作曲した真島昌利(まじままさとし)さんも、そんなつもりで作ってないですよ。

 

「TRAIN TRAIN」と言えば思い出すなぁ、俺の名作替え歌。

あ、こちらの記事をどうぞ。 

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電車のBGMが「銀河鉄道999」か「TRAIN TRAIN」のほぼ2択しかない。

これは一重に電車の事を唄ったヒット曲が少ないのがいけないと思うんです。

 

でも私には音楽の才能もないので誰かに頼るしかないんです。

 

これはミュージシャンの方々にお願いしたいんですけど、

誰か“電車の歌”をヒットさせてください!

銀河鉄道999」が電車のBGMに使われるのが耐えられないんです!

 

“さくらの歌”ばっかり作らないで、電車の歌をもっと作ってもらえませんか?

作るだけじゃ駄目ですよ、もちろんヒットさせないと。

テレビ局の人も使ってくれませんからね。

 

 

「いやぁー、今日も言いたい事言えてスッキリしました。たまには“雑記”もいいもんですね。」

『言いたい事が言えるって良いよな。』

「あなたはいつも言いたい事言ってるでしょ。」

『明日こそ俺の番だろ?』

「いやまだまだ言いたい事あるんです!」

 

今回は雑記なので本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、おうち時間の退屈しのぎに、あとGo Toキャンペーンの旅のお供にこちらの本はいかがでしょうか?

これからもいろんな事をボヤいていくつもりです。

『サビの最後の🎵A journey to the stars〜、の所は🎵ジュリー、出べそ〜、って聞こえるよな?』

「それはあなたの“空耳”です!」

 

ではまた次回をお楽しみにー。

 

“伝説”多すぎて伝えきれんわ!〈雑記Week②〉

今週はいつもの「お名前診断」をお休みして雑記Weekをお送りします。

 

一応名前にまつわる話とか、有名人やヒット曲にまつわる話、あと最近テレビを見ていて思った事など、芸能人の方の名前も最低1人は何処かに入れて、ブログのタイトルから逸脱しすぎないようにするつもりです。

 

2回目のテーマは

“伝説”多すぎて伝えきれんわ!です。

 

『何だこのフット後藤の「高低差あり過ぎて耳キーンてなるわ!」みたいなツッコミは?』

「いや冗談抜きで、私が今1番言いたい事です。」

『良いじゃん!“伝説”ってなんかカッコいいし。』

「その、なんかカッコいいからってだけで使いたがる輩が多過ぎるんです!」

『そうかなぁ?』

「使い方が合ってるならまだいいですよ、でもほとんどが間違った使い方をしてる!」

『例えば?』

「いいですか、“伝説”っていうのは・・・」

 

親から子へ、子から孫へと、何世代にも渡って伝えられていく様な話の事を言うんです。

実際に見た人、体験した人がもうこの世にいない。

だから大方でも話を知っている人に尋ねるしかない、伝え聞く事しか出来ないから“伝説”なんですよ。

『ふんふん・・・。』

ところが!

『あーびっくりしたー!』

今のマスコミはたった1年ほど前の、まだ見た人や体験した人がそこらじゅうにいる様な、記憶に新しい出来事でも“伝説”呼ばわりするんです!

『あーぁ、お茶こぼしちゃったよ〜。』

 

1年も経ってたらまだ良いほうで、ひどい時は1ヶ月前とか1週間前、下手すりゃ1日前の事でも“伝説”って言うんです!

 

そう!今や過去の事は全て“伝説”なんですよ!

 

“伝説”のライブ、“伝説”のバンド、“伝説”のグループ、

“伝説”のアイドル、“伝説”のプレー、“伝説”の番組、

“伝説” “伝説” “伝説” “伝説”、多すぎて伝えきれんわ!

『興奮し過ぎて関西弁になってるぞ・・・。』

しかも!

『・・・まだ続くのね。』

 

成功者とそうでない者、この両極端がどっちも“伝説の〇〇”になっている!

『え?どういう事?』

 

この“伝説の”という表現には裏があって、

例えばBOØWY(ボウイ)の事を“伝説の”バンドと呼ぶ、これはまだ分かります。

ヒット曲もたくさんあってバンドとして大成功したし、映像や音源は残っているものの、当時のライブを見た人や体験した人は周りになかなかいないですからね。

 

でもそれとは反対に、はっきり言って1曲しか売れなかった様な、当時若者だった世代の、それもごく一部しか知らない様なバンドでも、“伝説の”バンドなんですよ。

 

ここで名前を出すのは申し訳ないですが、

PINK SAPPHIRE(ピンクサファイア)は、1990年代にプリンセス・プリンセスやSHOW−YAの登場で沸き起こったガールズバンドブームに乗って登場した女性4人組ロックバンドです。

デビュー曲「P.S. I LOVE YOU」がドラマ主題歌に起用されていきなりヒットしましたが、それ以降は続きませんでした。俗に言う“一発屋”ですよ。

それでも昔のVTRを編集した歌番組で紹介される時は“伝説の”バンドなんです。

『それもある意味当時のライブを見た人や体験した人が周りになかなかいないから“伝説の”で良いんじゃねぇの?』

「公式が成り立たないでしょう!」

 

BOØWY=“伝説の”バンド、PINK SAPPHIRE=“伝説の”バンドなら、

BOØWYPINK SAPPHIREにならないとおかしい。

BOØWYPINK SAPPHIREはイコールですか?

『まぁ知名度は全然違うわな。』

 

誰もが知っている場合も“伝説”、知る人ぞ知る場合も“伝説”、何となくカッコいいからって理由でどっちも“伝説の”バンドって呼ぶから矛盾が生じるんです!

 

アイドルでもそう、山口百恵(やまぐちももえ)さんを“伝説の”アイドルと呼ぶ。

ヒット曲はたくさんありますし、映像や音源は残っているものの、引退してからは1度もメディアに登場していないので、当時を知っている人でさえその後の姿は見ていませんからね。

 

でも新井薫子(あらいかおるこ)さんも“伝説の”アイドルなんですよ!

『えっ?誰・・・?』

 

仮にも82年デビュー、“花の82年組”が大活躍していた陰でまったくと言っていい程結果が出せず、わずか1年程度で休業(事実上の引退)した、知る人ぞ知るアイドルです。私に言わせれば、そんな人をアイドルと呼んでいいのかも疑問ですけどね。

 

ここでも山口百恵さんも新井薫子さんも“伝説の”アイドルになってしまう。

山口百恵さんを新井薫子さんと一緒にするのは失礼でしょ!

『ここだな。高低差あり過ぎて耳キーンてなるわ!よし、決まった!』

 

有吉反省会」では小出広美(こいでひろみ)さんの事を“伝説の”アイドルって呼んでました。

『小出広美?』

「どこで“伝説”になってんねん!」

『興奮すると関西弁になるんだな・・・。』

「これだけ芸能通の私でも、テレビで唄ってるのを見た記憶がありません。もはや「見た事がある」と言っても信じて貰えない、ツチノコチュパカブラと同じぐらいの“都市伝説”ですよ!」

 

売れても売れなくても過去に存在した歌手やグループを全部一緒くたに“伝説の〇〇”って呼ぶから、歌謡界の歴史を振り返る様な番組は大変な事になるんです。

 

この間放送された「テレ東音楽祭2020」。4時間越えの生放送ですけど、まだソーシャルディスタンス守らないといけないから、ゲストにスタジオで唄ってもらうのもままならず、過去のVTR中心になってしまうのは仕方ありません。

 

とは言えZARDの様に、もう新曲が聴けない場合も“伝説のアーティスト”、

もう解散した、あるいは活動休止中のバンドも“伝説のバンド”、

そして何故か、THE ALFEETUBEなど、まだ活動中のバンドも“伝説のバンド”になる。

もうこうなると“伝説”の定義は完全に崩壊して“何でもあり”ですよ。

 

TRFSAMさんがいたグループって知ってます?」

『え?TRFの前にやってたって事?』

リフラフっていう4人組の、ジャニーズ意識した様なアイドルグループだったんですけど、はっきり言って全く売れなかったのに“伝説のグループ”って紹介されてたんです。SAMさんもとんだ赤っ恥ですよ。」

 

大体こんなネット社会の、You Tubeやらウィキペデイアやらで過去の事を、他人から聞かなくても自分でいくらでも見たり聴いたり出来る時代に、“伝説”という言葉が氾濫しているのがおかしいんです!

『ならお前は使ってないのか?』

「私はこんな有名人の方を称賛する様なブログをもう300記事近く書いていながら、“伝説の〇〇”という表現はほとんど使っていません。使ったのは萩本欽一(はぎもときんいち)さんの回ぐらいです。」 

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『本当か?』

「滅多に使わないからこそ、使った時をはっきり覚えてるんです。あまり使い過ぎると、言葉の価値が下がりますからね。」

 

百歩譲って、例え1日でも過去の出来事ならまだ良しとしましょう。

ところが映画の予告でも「この映画は“伝説”になる。」とか、公開前から“伝説”って言おうとしてる。過去だけじゃなく未来の事まで“伝説”にしようとして、もう“伝説”って言いたくって仕方ない感じになってるんですよ。

 

私、漫画はほとんど読まないんでよく知らないんですけど、

「伝説の勇者の伝説」っていう漫画があるらしいですね。

「もう“伝説”って言いたいだけやん!」

『また関西弁になってるって。』

 

“伝説”って日本語で言い散らかしただけでは飽きたらず、

英語まで使って“レジェンド”とも言うんです!

 

たまたま見てたサッカーの番組で

「それでは伝説のプレーの数々をご覧頂きましょう。ザ・レジェンド!」

って言ってました。

「何ですかこの日本語と英語の二段構えは?」

『違うだろ、そういう時はWhy?Japanese People!おかしいだろ!?って言わないと・・・』

 

最近じゃ人物に対しても“レジェンド”って呼ぶ様になってます。

『あれ?もう次いってる?』

 

野球選手やサッカー選手、プロレスラーなど過去に活躍した人はみんな“レジェンド”って呼ばれるもんだから、スキージャンプの葛西紀明(かさいのりあき)選手が“レジェンド”って呼ばれてたの何だったの?みたいになってるんですよ。

 

“伝説”も“レジェンド”も使われ過ぎて値打ちも下がってきてるんじゃないかと思います。

 

『じゃあ聞くけど“伝説”以外になんて言えば良いんだよ?』

 

つい最近の話は“伝説”ではなく“逸話”です。

『🎵恋人よ〜、そばにいて〜、』

「その“五輪”じゃありません!」

 

つい誰かに言いたくなる様な面白い話、なら“エピソード”でも良いでしょう。

 

『“伝説の〇〇”って言いたい時は?』

山口百恵さんの様な輝かしい経歴を持つ方なら“栄光の”アイドルとか、

宇多田ヒカルさんの様に何十年に1人の存在なら“稀代の”シンガーとか、

また新井薫子さんの様に恵まれなかった方なら“不遇の”アイドルとか、

日本語の豊富なボキャブラリーなら、いくらでも言い方はある筈です。

 

とにかく最近テレビ見てると“伝説の〇〇”っていうフレーズを聞き過ぎて、“伝説”アレルギーみたいになってるんですよ。

「うわっ!また“伝説の〇〇”って言った!」って感じで。

これ、私だけじゃなく読者の方でもいらっしゃるんじゃないですかねぇ?

『て言うか、他のブロガーは自分の記事でも“伝説の〇〇”って頻繁に使ってるんじゃねぇか?』

「まぁ、それもそうですね。」

 

これはマスコミの方に言わないといけないんですけど、“伝説の〇〇”って何となくカッコいいから使いたくなるのも分かるんですが、もう使われ過ぎて値打ちが下がってきてるんで、他の言い方考えてもらえませんかねぇ?

 

「いやぁー、でも言いたい事言えてスッキリしました。たまには“雑記”もいいもんですね。」

『じゃあ明日は俺が・・・』

「いやまだまだ言いたい事あるんで、明日もこの調子でいきますよ!」

『まだあるの?めっちゃ溜まってんじゃん。』

 

今回は雑記なので本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、おうち時間の退屈しのぎに、あとGo Toキャンペーンの旅のお供にこちらの本はいかがでしょうか?

これからもいろんな事をボヤいていくつもりです。

『🎵伝説の男〜、伝説の男〜。』

「これは誰か分かりますよね?」

 

 

山本昌(やまもとまさ)は球界の“レジェンド”です。』

「ほらまた使ってるー!」

 

ではまた次回をお楽しみにー。

“下の名前”って他に言い方ないの?〈雑記Week①〉

 

“下の名前”って他に言い方ないの?

 

今週はいつもの「お名前診断」をお休みして雑記Weekをお送りします。

『雑記Week?』

「名前とか母音とか共通点とかの話は抜きにして、私が今言いたい事を言おうかと思いまして。」

『それをこのブログでやるのか?』

「本当は別ブログ開設してそこでやろうかと思ったんですけど、手間掛かりそうだし、もうここでやっちゃおうかなって・・・。」

『やっちゃうのはいいけどよぉ、「お名前だけお借りします。」ってタイトルのままで良いのか?』

「一応名前にまつわる話とか、有名人やヒット曲にまつわる話、あと最近テレビを見ていて思った事など、芸能人の方の名前も最低1人は何処かに入れて、ブログのタイトルから逸脱しすぎないようにするつもりです。」

『おぉ、それなら俺も言いたい事いっぱいあるぜ。Go Toキャンペーンの・・・』

「いやそういう一時的なネタはもう他の人がやってるんで、私はもっと先まで通用するような話をします。」

 

1回目のテーマは

「“下の名前”って他に言い方ないの?」です。

 

私も自分でいろいろ調べて見つからなかったので、おそらく解決方法がないただの“ボヤき”になると思うんですけど、私がこのブログ書く上でいつも困っているのがこれです。

『何も困る事ないだろ?』

「あるんですよそれが。」 

例えばさだまさしさんの名前を例に挙げて説明しましょう。

『なんでさだまさしなんだ?』

「ひらがなに変換する手間が省けるからです。」

 

さだが“苗字”でまさしが“下の名前”ですね。

 

私はいつもこのブログで母音に関する話をしてるんで、

苗字の最後の文字と下の名前の最初の文字の母音が同じです。」なんて事をよく書いてるんですが、なんか文章が長くなっちゃうんですよね。

 

要は「」と「」の母音が同じって言いたいだけなのに、「」を表すのに

“下名前最初文字”ってなっちゃうんですよ。

「“の”が多いでしょ?」

『「崖の上のポニョ」より多いな。』

「そうなんですよ。」

『「塔の上のラプンツェル」より多いな。』

「ええ。」

『「屋根の上のバイオリン弾き」より多いな。』

「あ、もういいです。」

おのののかと同じくらいか!?』

「その“の”とこの“の”は違うでしょ!」

 

私もなるべく“の”を減らそうと思うんですけど、

“下の名前”っていう言葉に助詞の“の”がもう入ってるんで、減らしようが無いんですよね。

『竹の子と一緒だな。』

「そうですね。」

数の子と一緒だな。』

「一緒、なんですかね?」

木ノ葉(このは)のこと一緒だな。』

「うわぁ、これ読んでる人わかるかなぁ?って、芸能人の名前出すってそういう出し方じゃないんですよ!」

『上から読んでも下から読んでも“このはのこ”なんだぞ!』

「だから今回はそういう話じゃなく・・・」

『“下の名前”って言い方変えればいいんじゃねぇの?“姓名”の“”とか。』

「“名”ってその前に“姓”があるから“下の名前”の事だなってわかりますけど、“名”だけだと何の事か分かりにくいですよね?」

『“苗字”と“名前”って言う場合もあるぞ。』

「“名前”って言うとそれこそフルネームと区別がつかないじゃないですか。」

 

フルネームも“名前” だし“下の名前”も“名前”なんです。

 

だから困るんですよ。

そもそも“下の名前”って言い方、おかしくないですか?

『そうかなぁ?』

 

昔、日本の文書がまだ全部縦書きだった頃の呼び方でしょ?

さだまさしさんの名前で言うと、

 

    さ

    だ

    ま 

    さ

    し

 

って縦に書いてこその“下の名前”じゃないですか。

 

横書きで さだまさし って書いたら“下の名前”じゃなくて“右の名前”でしょ?

『はぁ〜、考えた事も無かったわ。』

 

欧米にならって横書きを取り入れてもう何十年も経ってるんだから、他の言い方考えないと。

だいたい日本語は似た様な意味の熟語、

(例えば簡単な言い方では“仕事”、難しい言い方だと“業務”など)がいくつもある程ボキャブラリーが豊富なのに、何で“下の名前”は代用が効く適切な熟語がないのかって事ですよ。

 

苗字のほうは、同じ読みで名字(みょうじ)と書く場合もあるんです。

私のこのブログはとにかく“名”という字をたくさん使うので、敢えて“苗字”のほうを使ってますけど、これどっちでも良いし、同じ読みで漢字が2種類あっても意味ないですよね。

ますます“下の名前”は何で他の選択肢ないんだ?ってなるだけですよ。

 

『良い方法があるぞ。英語で言うんだ。』

「確かに英語圏の国の多くは“下の名前”をファーストネームと言いますね。この“ファーストネーム”はまだポピュラーな気がするんですけど、苗字は何て言うか知ってます?」

『セカンドネームか?』

「それだと直訳すると第二の名前、になるんでもう一つの名前みたいになるでしょ?“ラストネーム”って言うんですよ。この言い方が日本じゃ浸透してない感じなんですよね。」

『最後の名前?戒名みたいだな?』

「それだと最後と言うより人生終わった後ですけどね。日本人にとっては最初にくる苗字を“ラストネーム”って言うのはしっくり来ないから浸透してないと思うんですけど、だからって“下の名前”だけ英語で“ファーストネーム”って言って、“苗字とファーストネーム”って言うのもおかしいでしょ?」

『良いんじゃねぇの?どうせ日本人なんて言語に節操がないんだし。平気で「野球とサッカー、どっちが好き?」なんて聞くんだから。』

「いや野球とサッカーは全く別の競技ですけど、苗字と“下の名前”は2つで1つ、切っても切り離せないものですから。それにこのブログで“ファーストネーム”って書いたら名前タイプの一種かなって紛らわしいし、“下の名前”より長くなっちゃうじゃないですか!」

『あ、そりゃそうだ!』

 

とにかくこの“下の名前”って、他に言い方ないんでしょうか?

どなたか良い言葉知ってたら教えてください。

 

「いやぁー、でも言いたい事言えてスッキリしました。一度「名前の法則」を忘れてこういう“雑記”もやってみたかったんですよね。」

『じゃあ明日は俺が・・・』

「いやまだまだ言いたい事あるんで、明日もこの調子でいきますよ!」

 

今回は雑記なので本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、おうち時間の退屈しのぎに、あとGo Toキャンペーンの旅のお供にこちらの本はいかがでしょうか?

これからもいろんな事をボヤいていくつもりです。

『まぁ皆さん、聞いてください。』

「あ、これボヤき漫才で名を馳せた人生幸朗(じんせいこうろ)さんの真似です。(分かるかなぁ?)」

 

ではまた次回をお楽しみにー。

 

 

シャ乱Q・LUNA SEA・L’Arc~en~Cielの共通点は?

「名前の法則」の世界へようこそ。

ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。

 

『さぁ、今日こそお名前じゃんけんかな?』

「いや、今日もクイズです。」

 

では早速ですがクイズです。

 

シャ乱QLUNA SEA・L’Arc~en~Ciel

この3組の名前の共通点は何でしょう?

 

今回もバンド編です。

 

ヒント1:今回もカタカナにしてみましょう。

 

シャ乱Q             =シャランキュー

LUNA SEA        =ルナシー

L’Arc~en~Ciel=ラルクアンシエル

 

ヒント2:最初と最後の文字に注目してください。

 

『なんかテンポ早くねぇか?』

「いいんです、今日はこの後が長いんで。」

 

もう皆さんお分かりですね。

それでは正解を発表致しましょう。

 

 

正解は「最初と最後の文字の母音が違う」という点です。

この様なお名前を最初の母音に戻らないという意味で、“ノーリターンネーム”と呼びます。

 

『なーんだ昨日と同じじゃないか。』

「いやぁ昨日こんな事を言い切っちゃったんで・・・

 

リターンネームのバンドはテレビによく出る、

ノーリターンネームのバンドは滅多に出ない。

 

今日はそのフォローをしないといけないと思って、昨日の続きにしました。」

『フォロー?』

「何せ一口にバンドと言ってもたくさんいるんで、この一文だけじゃとてもじゃないけど説明不足なんですよ。」

 

今回のもう1つの共通点は、テレビに出てたけど出ていた期間が短かった事です。

今回紹介した3組は、一時期たくさんテレビに出演していましたね。

でもリターンネームじゃなかったせいで長続きしなかったんです。

 

シャ乱Qはメンバーの不祥事とつんくさんがプロデュースで忙しくなった為、

LUNA SEA河村隆一(かわむらりゅういち)さんのソロ活動、

L’Arc~en~Cielはhide(ハイド)さんがVAMPSとしての活動も始めたからなどと理由は様々ですが、よく出ていた時期に比べると急激に減少した印象があります。

 

『本当に名前のせいかねぇ?』

 

では改めて“リターンネーム”のグループがよくテレビに出る事を証明しましょう。

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この記事でも紹介したTHE ALFEE(ジ・アルフィー)やTUBE(チューブ)、ウルフルズなどの様に長く出続けているグループを始め、

プリンセス プリンセス

SCANDAL(スキャンダル)といったガールズバンドはもちろん、

いきものがかり

flumpool(フランプール)、

back number(バックナンバー)などの比較的新しいグループもよく出ますし、

スピッツサンボマスターBEGIN(ビギン)なども結構よく出ますよね。

『うーん、flumpoolスピッツサンボマスターやBEGINはまさしく今日の「音楽の日」にも出てたな。』

「私も見ながらこの記事書いてました。だから遅くなってます。」

 

2人組のデュオでも昔のチャゲ&飛鳥や、ゆずコブクロなどリターンネームのデュオはよくテレビに出るのに対し、B’z(ビーズ)は滅多にテレビに出ません。

Wat(ワット)も一時期よく出ていましたが長続きしませんでした。

CHEMISTRY(ケミストリー)やスキマスイッチも一時の勢いは無くなった気がします。

 

『ドリカムやミスチルはどうなんだ?』

「よくぞ聞いてくれました!フォローしたかったのはそこなんです。」 

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以前紹介した濁音や半濁音の後にラ行が来る“ドレミネーム”

DREAMS COME TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー)

Mr.Children(ミスター・チルドレン)

GLAY(グレイ)

Every Little Thing(エヴリ・リトル・シング)

ポルノグラフィティ

ゴスペラーズ

AAA(トリプルエー)

Little Glee Monster(リトル・グリー・モンスター)

などは割とよく出ているほうですよね。ノーリターンでもドレミネームは別、という感じがします。

 

“ロイヤルネーム”のグループはどうなんだよ?」 

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TM NETWORK(ティーエム・ネットワーク)や

FUNKY MONKEY BABYS(ファンキー・モンキー・ベイビーズ)

クレイジーケンバンドなどですね。

最近ではOfficial髭男dismも割と出てますから、

出ない事もないって感じですかね。

 

何もテレビに出ない事は悪い事ではなく、昨日紹介した

ONE OK ROCK(ワンオクロック)やSuchmos(サチモス)、

RADWIMPS(ラッドウィンプス)や

BUMP OF CHICKEN(バンプ・オブ・チキン)

などはテレビに出ないほうが合っていると思うんですよね。出なくても充分売れてる訳ですし。

そう考えると相性の問題で、テレビによく出るリターンネームのグループは、テレビとの相性が良いのではないかと思えるのです。相性が良いからこそずっと出続けられるし、ファンもテレビで唄ってるのを見て納得するんじゃないかと思います。

 

だからもしこれを見ている方で音楽の世界に飛び込もうとしている方、または知り合いにそういう方がいて「テレビに出たい」と思うならグループ名をリターンネームに、「あまり出たくない」と思うならノーリターンネームにすればいいのではないかと思います。

 

まとめますと、

リターンネームのグループはテレビによく出る、

ドレミネームのグループも割とよく出る、

ロイヤルネームのグループは出ない事もない、

ノーリターンネームのグループは滅多に出ない(出ても長く続かない)

という事になります。

 

『こんな事言い切っちゃって良いのか?』

「私もこんな事を言うからには、それだけのデータに基づいて言ってますから、ほとんどのグループが当てはまると言って間違いありません。」

『じゃあゴールデンボンバーは?ノーリターンネームだけどテレビよく出てるぞ。』

「あの人達は楽器も弾けないし、音楽グループよりコントグループに近いんで、今回のテーマには該当しません。」

『そんなの有りか!』

「それに「女々しくて」だけの“一発屋”ですから。紅白にももう出して貰えなくなりましたしね。」

『結構ひどい事言ってるぞお前・・・。』

「それより、昨日の最後に出したクイズの正解って何だったんですか?」

『おぉ!忘れてたよ。🎵離さないで、もうNo Return〜、だろ。』

「これだけで分かったらかなりの音楽通ですよね?」

『音楽通って言うか、アイドル通って言うか・・・。』

「アイドル通?」

『へへー、正解は河合奈保子(かわいなおこ)の「愛をください」でしたー!』

「まさかの80年代アイドル!」

『バンドの話ばっかりしてたから、バンド系の歌だと思ったんじゃなーい?』

「普通そう思うでしょ!」

『仕方ないだろ、ノーリターンって聞いて俺の頭にまず浮かんだのがこの歌だったんだから。』

「皆さん、苦情のある方はコメント欄までお寄せください。」

 

えーこの様に画数ではなく母音に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

『🎵愛をくだ〜さい〜、愛をくだ〜さい〜、離さないで、もうNo Return〜、』

河合奈保子さんも最初と最後の母音が違います。まぁ個人名の場合はノーリターンネームじゃなくて“ノーペアネーム”ですけどね。」

『サビの部分だから簡単だと思ったんだけどなぁ。』

「メロディも無い文字だけでサビかどうかも分かんないでしょ!」

 

ではまた次回をお楽しみにー。