矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

やしきたかじんさん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第280回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第280回目の今日はやしきたかじんさんです。

このお名前は芸名です。

本名は漢字で家鋪隆仁と書きますが、読み方は(やしきたかじ)です。

 

ローマ字で書くとYASHIKI TAKAJINとなります。

苗字の最後の文字「き」と、下の名前の最初の文字「た」、

フルネームの最初の文字「や」と、最後の文字「じ(ん)」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は芸能活動が不安定になりがちです。

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大阪出身のやしきたかじんさんは大学生の頃に新聞記者か音楽家を志すも、会社を手伝わせようとしていた父に勘当され、京都に移り住む事となりました。

大学を中退し、アルバイトがてら祇園のクラブやスナックでギターの弾き語りをしていましたが、女性とお酒を飲みに来ているクラブやスナックの客が自分の歌をまともに聴いていない事に腹を立て、客に生卵をぶつけたりタバスコをかけたりする暴挙に出てしまう事がしばしばあったそうです。当然、店を次々とクビになっていきました。

そんな自暴自棄になっていたある時、客の1人から名刺を渡されます。その客とはキング・レコードの社員で、素行の悪さは別として歌の才能を見出されたのでした。

そして1976年にシングル「ゆめいらんかね」とアルバム「TAKAJIN」でデビューします。しかしすぐに売れる訳もなく、2年程続けて結果が出なかった為に一度は歌手を辞めようとしました。

丁度その頃に大阪のフェスティバルホールで開かれた音楽祭に、周囲の人たちに薦められて渋々出演し、「どうせならフェスティバルホールの舞台に少しでも長く立ちたいから」と、10分近くもある「ながばなし」という歌で参加するとこれが見事にグランプリを獲得し、歌手を続けるきっかけとなったのです。

ただ世間からは歌よりも“しゃべり”の才能を認められ、「ヤングタウン」などのラジオ番組に出演してファンを増やしていきました。

81年には空前の“ガンプラ”ブームに乗って制作された「機動戦士ガンダム」劇場版第1作の主題歌で谷村新司(たにむらしんじ)さん作詞・作曲による「砂の十字架」の歌手に選ばれ、これが初めての全国的なヒットとなりました。

しかし本人は気に入っておらず、「こんなもん、誰が唄っても売れる」と否定的でした。

全部ひらがな表記なのでそのまま文字で見ると、(やしじん)と、「か」と「き」の字が入るので自分に厳しくなる“お・か・きネーム”でもあります。

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自分の実力が評価された訳ではなかった(レコードジャケットにも自分の写真ではなく、主人公アムロ・レイのイラストが使われていた)事が不満だったのです。

本人の予想通り次の曲からは通常のセールスに戻り、結局歌手よりも関西のラジオDJとして有名になっていきました。普通は芸人が選ばれるはずの「日本放送演芸大賞」のホープ賞も受賞した程ですから。

その後レコード会社をビクターに移籍し、86年に発売した「やっぱ好きやねん」が関西でじわじわとヒットしてようやく軌道に乗り始めます。

「ICHIZU」「なめとんか」などが相次いでヒットし、関西でのコンサートやディナーショーは常に満員(前売り即完売)状態になっていきました。もちろん歌だけではなく、お客さんの半分以上は“しゃべり”を楽しみに来ていたでしょう。

歌も上手くて“しゃべり”も面白いとなると、当然東京キー局のテレビ・ラジオからも声が掛かる訳ですが、本人が根っからの関西人気質(東京の人間はつめたい、気取っているなどの思い込みが強い)である事と、番組制作に対する姿勢の違い(放送上のタブーも辞さないフリートークを基調としていた為、東京流の台本通りの進行にそぐわなかった)などから、関東および全国ネットの番組にはほとんど出演しませんでした。いわゆる“水が合わない”とはこの事でしょう。

93年に「東京」というタイトルの曲が60万枚を売り上げ自身最大のヒットとなりますが、この歌もやしきたかじんさんの“東京嫌い”を作詞家の及川眠子(おいかわねこ)さんが、「好きな人を追いかけて東京まで来たけれど、良かった事はその人に逢えた事だけ」という大阪の女性の心情にあてがえた様な内容でした。

東京の水に合わない分、逆に“どぎつい”のが好きな大阪では歯に衣着せぬ発言が受け、90年代は関西ローカルのテレビで「たかじんnoばぁ〜」「たかじん胸いっぱい」「たかじんWAN MAN」など冠番組が次々とスタートして軒並み高視聴率を獲得しました。

特に「たかじんnoばぁ〜」は深夜枠ながら最高25%を記録し、関西の視聴率男と呼ばれるまでになったのです。

ではやしきたかじんさんのローマ字表記をもう一度見て頂きましょう。

YASHIKI TAKAJINと、母音がア➖イ、ア➖イとジグザグになっていますね。

線で表すとダブルスラッシュ(//)の様に苗字と下の名前が斜めの平行線になるんです。

歴史上の人物では織田信長(ODA NOBUNAGA)も該当する事から、この様なお名前を“ノブナガネーム”と呼びます。

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この“ノブナガネーム”は浜崎あゆみさんや大谷翔平選手など桁違いの活躍をする可能性を秘めているので、やしきたかじんさんも(関西では)天下を獲ったという事でしょう。

テレビだけでなく普段から裏表のない性格の為に他人から好かれる存在で、笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)さんや藤山直美(ふじやまなおみ)さんなど、同じ関西の芸能人と親交が深かった事でも知られています。

また下の名前に(たかじん)と、「たか」という音が入る“たかたかネーム”でもあります。

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この“たかたかネーム”は芸能人の中でもリスペクトされる方が多いので、生前言いたい放題で暴言連発(放送出来ない為“ピー”が入る事が多々あった)にも関わらず、2014年に心不全により64歳で亡くなった後も冠番組はしばらくタイトルそのままで続けられたのです。

はっきり言って関東の方には馴染みがないかも知れませんが、関西では多くの人々に愛された歌手でありタレントでした。

今も生きていれば代わりに言いたい事を言ってくれるのではないかと思う反面、昨今のコンプライアンスでがんじがらめのテレビ界では魅力が半減してしまうのかとも思います。

 

この様に有名人のお名前を母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな有名人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

河島英五さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第279回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第279回目の今日は河島英五さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとKAWASHIMA EIGOとなります。

苗字の最後の文字「ま」と、下の名前の最初の文字「え」、

フルネームの最初の文字「か」と、最後の文字「ご」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は芸能活動が不安定になりがちです。

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高校生の頃にフォークソングブームの影響を受けた河島英五さんは、高校卒業後にホモ・サピエンスというグループを結成し、1973年に自主レーベルながらレコードデビューを果たしました。

ジャンル的にはあまりメッセージ性のない曲を唄う“支離滅裂フォーク”と呼ばれていたそうで、あのねのねらと共に活動していた事からもその方向性が伺い知れます。

75年に河島英五ホモ・サピエンスとしてメジャーデビューするものの、大きな成果を上げられないまま解散し、河島英五さんはソロ歌手として活動を始めます。

その第1弾に選ばれたのは河島英五ホモ・サピエンスのデビューアルバム「人類」に収録されていた酒と泪と男と女でした。

この歌は河島英五さんが18歳の時、法事で100人以上集まった親戚が飲み食いする様子を見て作詞したもので、自身は未成年だった為に想像で「酒を呑むのでしょう」「静かに眠るのでしょう」となっていたのです。

当時萩原健一(はぎわらけんいち)さんもカヴァーしていましたが、清酒「黄桜」のCMソングに使われた事でロング・ヒットとなり、後々河島英五さんの代表曲となっていきました。

母音ではなく文字で見ると河島英五(わしまえいご)と、「か」の字が入る“お・か・きネーム”でもあります。

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グループが解散しても1人で活動を続けたところは自分に対する厳しさの表れでしょう。ただ前回の「お名前診断」で紹介した尾崎紀世彦(おざききよひこ) さんと違い、同じ文字が2つ入る“ワンモアネーム”ではありません。

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だからグループ時代は大きな成果が得られなかったという事でしょうね。

 

その後、山本寛(やまもとひろゆき)さんの曲をカヴァーした「野風増〜お前が20才になったら」や、阿久 悠(あく ゆう)さん作詞・森田公一(もりたこういち)さん作曲による「時代おくれ」などがヒットしましたが、自作の曲ではなかったのでおそらく歌唱印税しか入らず、シンガーソングライターとしてはやや不本意だったでしょう。

でも生前の河島英五さんがテレビの歌番組に出ていたのをご記憶の方は少ないのではないでしょうか。私に言わせればノーペアネームの為目立ちたがりではなかったという事になるのですが、「時代おくれ」の歌詞にもある「目立たぬように、はしゃがぬように」は河島英五さんの心情を見事に表していたのかも知れません。

河島英五さんは2001年、長女・河島あみるさんの結婚式に参列した後、肝臓疾患により48歳の若さで亡くなられています。

それでも河島英五さんの曲は昭和世代のカラオケソングの定番として、これからも末長く愛されていくでしょう。

 

この様に有名人のお名前を母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな有名人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

改編期恒例「オールスター感謝祭」風スペシャルクイズ・パート5

「さぁ、今日からまた【お名前診断】を・・・」

『🎵セブ〜ン、セブ〜ン、セブ〜ン、セブ〜ン、』

「あっ!これは尾崎紀世彦(おざききよひこ)さんの回でも紹介したウルトラセブンの歌」だ!」

『🎵全部足して777!よっしゃラッキー!』

「いや1個足りないって言うか、ボケ方が違うんですよ。錦鯉(にしきごい)のボケをやりたいなら“全部足して21”って言った後に「28だよ!」って・・・」

『そんな事ぁどうでもいいんだよ!この時期は改編期恒例の「オールスター感謝祭」風クイズやらんといかんだろ!』

「別にやらなきゃいけないものでもないですけどね。」

『先週の土曜日に本家の放送があったから、てっきりまたやるもんだって楽しみにしてたんだぞ!』

「私も本当はやりたかったんですけど、先週の土曜日は歯医者の定期検診に行かなきゃいけなかったんで。」

『お前の個人的な話は知らんわ!って言うか、お前が最近サボり過ぎだから今週にずれ込んだんだろが!』

「でもまだ1週間しか経ってないし(「名前の法則」の第2弾も発売された事だし)、本家見た人は記憶に新しいから(宣伝するためにも)やりましょうか!」

『なんか心の声が漏れてるぞ。』

「じゃあ始めますよ。全員スタンダップ

『いや全員って俺しかいないし、立たなくていいだろ!?(前も言ったな?)』

「雰囲気ですよ、雰囲気。それでは「有名人 名前の法則」第2弾発売記念、感謝祭風スペシャルクイズパート5、スタートです!」

『なんか余計なタイトル入ってるぞ!』

 

ジャージャン、では早速第1問、

【お名前診断】第271回の田村正和(たむらまさかず)さんにまつわるクイズです。

Q1.田村正和さんの代表作は次のうちのどれ?

『そんなの簡単だろ?』

「レディーGO!」

古畑任三郎  ②風の又三郎

③時 任三郎     ④柴田錬三郎   

 

『③は時任三郎(ときとうさぶろう)だろ?』

「いえ、時 任三郎(とき にんざぶろう)です。」

『無理矢理“にんざぶろう”にしてもひっかからんぞ!』

チッチッチッチッ・・・5、4、3、・・・

『あーっ!タイムリミットがあるんだった!じゃあこれだ!』

「アンサーチェック!」

 

ジャージャージャ、①古畑任三郎

 

「正解は・・・CMのあと!」

『いやCMまたぐ程の問題じゃねぇだろ!』

ジャジャジャジャージャジャジャ、ジャジャジャジャージャジャジャ、ジャジャジャジャージャジャジャ、ジャジャジャジャ!

『前にも言ったけど、ジャーだけで伝わってんのかコレ?』

ジャージャ、ジャジャジャジャジャ、ジャジャーン、

『ブログでCMまたぐ意味あんのか?』

「雰囲気ですから、雰囲気。」

 

正解は、①番の「古畑任三郎」でしたー。

 

『わかってたわ!』

「ちなみに④の柴田錬三郎(しばたれんざぶろう)さんは田村正和さんの時代劇の代表作と言える「眠狂四郎」の原作者でもあるので、勘違いされた方もいらしたんじゃないでしょうか。」

『そこまで知ってないと引っかからんだろ!?そんな雑学はいいから早く次の問題いけ!』

「それでは次の問題!」

 

ジャージャン、第2問・人名クイズ!

『人名クイズか、俺もなんだかんだでこのブログ読んでるから有名人の名前には詳しくなってるぞ。』

Q2.次のうち、韓国の俳優で本当にいるのはどれでしょう。

『韓国の俳優?』

「レディーGO!」

①パン・シロン  ②イ・ソジン

③バファ・リン  ④ ベン・ザブロー

 

『薬の名前ばっかりじゃねぇか!てか④は薬の名前っぽいけど、1問目に引っ張られてるだろ!』

「こういう名前の人がいるかも知れませんよ。」

『ホントにいんのかこのなかに?』

カコナール?」

『言ってねぇわ!頭のなか薬の名前だらけになってんのか!』

チッチッチッチッ・・・5、4、3、・・・

『アーッ!時間がない!じゃあ“リン”っていそうだから③番だ!』

「アンサーチェック!」

 

ジャージャージャ、③バファ・リン

 

『どうだ?』

「正解はこちら!」

 

ジャーン、②番のイ・ソジン でしたー。

 

『あーっ!はずしたーっ!』

「韓流ドラマをよく見ている方には簡単な問題だったかも知れませんね。」

『てか、このブログで韓国の俳優扱った事ないだろ?』

「これで10万円のチャンスは無くなりました〜!」

『えっ!賞金10万円懸かってたのか?それを早く言えよ!』

 

ジャジャジャジャージャジャジャ、ジャジャジャジャージャジャジャ、ジャジャジャジャージャジャジャ、ジャジャジャジャ!

『またCMいった!』

ジャージャ、ジャジャジャジャジャ、ジャジャーン、

『お前の本の宣伝じゃねぇか!』

「さっきの問題不正解でしたので、今日もう終わりだから私の本の宣伝入れとかないと。」

『もう終わりだなんてオフコースみたいな事言わずにもう1回チャンスくれよ〜。』

「仕方ないですねぇ。もう1回だけですよ。」

『チャ〜ンス!』

「いや“セシタマン”みたいになってる。」

 

ジャージャン、第3問・回文人名クイズ!

『回文人名クイズ?』

Q3. 次の上から読んでも下から読んでも同じ文になる回文のうち、本当にいる女優さんの名前はどれでしょう?

『またホントにいる人クイズかよ!』

「文句言うならやめましょうか?」

『あ〜っ!うそうそ、回文チャ〜ンス!』

「レディーGO!」

①やまだまや  ②はまだまは

③ほしだしほ  ④ かわだわか

 

『ひらがなばっかりでわかりにくいな!てかどれもいそうだろ!』

「女優さんはこの中に1人だけです。」

『他は何やってる人?』

「You Tuberとか作家さんとか・・・。」

『You Tuberとか作家なんていっぱいいるから、消去法も使えねぇだろ!』

チッチッチッチッ・・・5、4、3、・・・

『アーッ!こうなったら勘でいくしかない!』

「アンサーチェック!」

 

ジャージャージャ、②はまだまは

 

『どうだ?』

「正解はこちら!」

 

ジャーン、②番の濱田万葉(はまだまは)さんでしたー。

 

「お見事!正解です!」

『やったー!勘でいったら当たったよー!・・・いや①番かとも思ったんだけど、“やまだまや”って誰?』

「絵本のキャラクターですね。」

『絵本のキャラクターの名前混ぜんなよ!』

「あと、Twitterとかやってる人でもやまだまやさんているみたいです。」

『だからそういうんじゃなくて、せめてこのブログで扱った事ある人の問題をだなぁ・・・』

「わかりましたよ、それじゃあ第4問!」

 

ジャージャン、【お名前診断】第276回の西城秀樹(さいじょうひでき)さんにまつわるクイズです。

Q4.西城秀樹さんの代表曲と言えば「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」ですが・・・

『そうそう、そういうやつだよ。』

Y.M.C.A とは何の略でしょう?

『難しくねぇか?』

①Young.Men’s.Christian.Association   

②Young.Music.Creative.Association

③Yankeyni.Moteru.Cabin.Attendant

④Yoku.Miruto.CAwaiinatyan

 

『うわっ!全部横文字じゃねえか!』

「仕方ない、ヒントを差し上げましょう。この中に正解があります。」

『いや4択クイズってそういうもんだろ!・・・ん?待てよ。③番よく見たら「ヤンキーにモテるC.A」ってなってるじゃないか!』

「ヤンキーにモテるC.Aは素晴らしいっていう歌だったかも知れませんよ。」

『んな訳あるか!それに④番も「よく見るとかわいいねぇちゃん」になってるだろ!』

チッチッチッチッ・・・

『くっそー!バカにしやがって!こんなの①か②のどっちかじゃないか!』

5、4、3、・・・

『ええい、こうなったら・・・』

「アンサーチェック!」

 

ジャージャージャ、②Young.Music.Creative.Association

 

『どうだ?』

「正解はこちら!」

 

ジャーン、①番のYoung.Men’s.Christian.Association でしたー。

 

『あーっ!はずしたーっ!』

「このブログをよく見ている方には簡単な問題だったかも知れませんね。」

『いや西城秀樹の回でY.M.C.Aの正式名称なんて書いてなかっただろ?』

「これで50万円のチャンスは無くなりました〜!」

『えっ!賞金50万円に上がってたのか?それを早く言えよ!』

ジャジャジャジャージャジャジャ、ジャジャジャジャージャジャジャ、ジャジャジャジャージャジャジャ、ジャジャジャジャ!

『CM多くねぇか?』

ジャージャ、ジャジャジャジャジャ、ジャジャーン、

『また本の宣伝じゃねぇか!』

「今度こそもう終わりだから私の本の宣伝入れとかないと。」

『そんな事言わずにもう1回チャンスくれよ〜。』

「いやもうこれ書いてる時間てっぺん(0時)過ぎてるんで、日付け変わっちゃったから無理ですよ。」

『そこをなんとか!延長戦って事で。』

「仕方ないなぁ、本当にこれが最後ですよ。」

『ラストチャ〜ンス!』

 

ジャージャン、最終問題!

Q5. 次の4つのヒット曲の内、歌詞に「干した芋」が出てくるのはどれ?

『本家の「オールスター感謝祭」でもこんな問題あったな!でも歌詞に「干した芋」が出てくる歌なんてあるか!?』

「レディーGO!」

ZARD「負けないで」

THE ALFEE「星空のDistance」

SPEED「Body&Soul」

Official髭男dism「Pretender」

 

『うーん、どれも古い歌ばっかりなのに、“ヒゲダン”だけ最近なのが怪しいなぁ。』

チッチッチッチッ・・・

『いや待てよ!“干し”と“星”をかけてんのか!?』

「アンサーチェック!」

 

ジャージャージャ、②THE ALFEE「星空のDistance」

 

『これだろ?』

「正解はこちら!」

 

③番、SPEEDの「Body&Soul」でした〜。

 

『あー!はずしちまったーっ!』

「残念でしたねぇ。」

『待てよ!「Body&Soul」のどこに「干した芋」出てくんだよ!?』

「唄い出してすぐに出てくるじゃないですか。」

『唄い出してすぐ?・・・🎵ほしいものはいつも、溢れているから〜、』

「ほら、ほしいもって。」

『何だよ!、「干した芋」じゃなくて「干し芋」かよ!』

「「干し芋」は「干した芋」でしょ。」

『チックショ〜!』(←小梅太夫(こうめだゆう)風に)

「残念ながら優勝者はいなかった為、50万円はおあずけでーす!」

『最初から優勝させる気なかっただろ?』

 

それでは今日はこの辺でお別れです。

皆さん長時間お付き合い頂きありがとうございましたー。

また春の改編期になったら、「感謝祭」風クイズやるかも知れません。

 

「ちなみに、「Body&Soul」以外の3曲はこの「名前の法則2」に替え歌が載っているのでこちらもよろしくお願いします。」

『また宣伝かい!』

 

ではまた次回をお楽しみにー。

ついに出ました!

「名前の法則」の世界へようこそ。

ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。

 

「どうも!たたいて休んで、たたいて休んでのカスタネットブロガー、矢名樹ヒロタカです。

いやぁー、最近はすっかりサボりぐせがついて週に1回ぐらいのペースになっちゃって。まぁ正直カネにもならないし、もうブログなんてバカらしくてやってらんないっすよ。」

 

「ちょっと、何やってるんですか!この「」ノーマルカッコは私のセリフでしょ!有作さんのはこの『』白抜きカッコじゃないですか!」

『お前がなかなか書かないから代わりに書いてやろうと思ったんだよ。』

「“カネ”とか“バカ”とか、私のイメージが悪くなる様な言葉ばっかり使わないでください!」

『それに最近もう死んだ人ばっかりじゃねぇか!』

「“死んだ”もイメージが悪いんで、せめて“亡くなられた人”とかにしてください。笑福亭仁鶴(しょうふくていにかく)さんや千葉真一(ちばしんいち)さんもいつかお名前診断で紹介しようとしてたんですけど、間に合わなかったんですよ。それでなんか追悼特集みたいになっちゃってて・・・」

『でも“たたいて休んでのカスタネットブロガー”はホントだろ?』

「まぁ私も連続更新記録が途絶えてからは気が抜けちゃったと言うか、しばらく過去記事にちょい足しの“お名前診断2回目”に慣れてしまってたから、新しい記事書くペース配分が分からなくなって、20時30分頃から書き始めて気付いたらもう23時30分だ!なんて感じになる事が多くて・・・まぁ人に歴史ありって事ですね。」

『23時30分ならまだ間に合うだろ!』

「いやぁ〜、最後までまとまってない状態で23時30分はもう無理ですよ。」

『あきらめたらそこで試合終了だろ!』

「いや私の場合、記事が完成してからも有名人の名前を大きくしたり色を変えたりで結構時間かかっちゃうんで。それにストックの記事もないその日のぶっつけ本番でやってるんで、23時30分過ぎたら「あぁ、今日はもう無理かな」って。」

「いいわけ」ばっかりしやがって、シャ乱Qか!』

「あぁシャ乱Qのいいわけかぁ、今の読者が分かるか微妙なところですね。ピンク・レディーで言う「カメレオン・アーミー」ジパングぐらいの・・・」

『何を言ってるんだお前は?』

「いや私もスランプだったって事ですよ。(まる)選手だってスランプになるし、佐藤輝明(さとうてるあき)選手なんて60打席ノーヒットだったんですから。」

『今度は野球の話か!』

「野球と言えば阪神、ヤクルトと首位争いしてた頃はついブログを書く手が止まって見ちゃってたもんですから、それもなかなか記事が上げられなかった原因ですね。」

『ブログに集中せんかい!』

「あぁもう大丈夫ですよ、ここんところ連敗続きで今年のリーグ優勝はもうあきらめましたから。」

『あきらめましたって、(けん)ナオコか!』

「かもめはかもめ」・・・これも微妙なところですね。」

『そんな事より、この間からどうも怪しいと思ってたが、さてはお前巨人ファンだな?』

「いえいえ、私はプロ野球の全チームを応援しています。」

ティモンディ高岸(たかぎし)か!』

「でも阪神に6対0から追いつかれた試合が痛かったですねぇ。」

『やっぱり巨人ファンじゃねえか!』

「どうも(はら)監督が“わっしょいベースボール”とか言い出してから負けが多くなった様な気が・・・」

『はっきり原監督って言ったな?』

「いやもう野球の話は置いといて・・・」

『お前が野球の話し出したんだろが!』

「そんな事より大事な話があるんです。以前からお知らせしていた私の著書「有名人 名前の法則」の第2弾がついに発売になりました!」

ドーン!

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『えっ!えらくなんか、急じゃね?』

「私ちゃんと“10月発売予定です”って前から言ってましたよ。」

『そんな事言ってたか?』

「ええ、去年の今頃言ってました。」

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『忘れてるわそんなもん!』

「皆さん大変お待たせ致しました。最寄りの書店(大きめの)か、こちらからもお買い求めになれると思いますので、是非よろしくお願いします。」

『結局俺の“替え歌”はどうなったんだ?』

著作権の関係で替え歌を載せるのは難しいと出版社のほうからも言われ続けていたんですが、“空想紅白歌合戦”は何とか頑張って6回分は載せてもらえました。」

『おお!そうか!』

「でも企業名や商品名はNGなので『🎵永谷園の〜マーボーはるさめ!』が『🎵マー◯ーはる◯め!』と、一部伏せ字になってしまいました。」

『いや誰が見ても“マーボーはるさめ”って分かるだろ?プレゼント付きのクイズみたいになってるじゃないか!』

「もっとひどいのは『🎵ハウス・バーモント、カレーだよ〜』が『🎵◯◯◯・◯◯◯◯◯、カレーだよ〜』になってました。」

『なんそれ!』(←ZAZY風に)

「という訳で次回からは写真も第2弾の表紙に変えたいと思います。」

『次回っていつだよ!?』

「まぁ週1ペースは流石に間隔あけ過ぎなんで、3日に1回ぐらいのペースにはしたいと思います。」

という訳で次回をお楽しみに。

「この本にはエロい下ネタがいっぱい載っています。」

 

「だからその「」は私のカッコですって!」

尾崎紀世彦さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第278回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第278回目の今日は尾崎紀世彦さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとOZAKI KIYOHIKOとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事からなめらかネームと呼びます。

“なめらかネーム”は男性歌手運が強く、ヒット曲に恵まれやすいという特性があります。

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また、フルネームの最初と最後の母音も同じ「オ」である事もよくわかります。

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

“リターンネーム”は声の質が良くなり、歌が上手くなるという特性があります。

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つまり尾崎紀世彦さんのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

このタイプのお名前を、同じ母音のペアが2つ出来る事から“ツーペアネーム”と呼びます。

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父方の祖父がイギリス人であった為、日英のクォーターだった尾崎紀世彦さんは、幼い頃からジャズやカントリー音楽に親しんでいました。

13歳の時に父親にウクレレを買ってもらった事がきっかけで、中学の同級生6人とハワイアンバンド「ヒロ・ハワイアンズ」を結成し、17歳でセミプロ(ホテルの専属バンド)として活動を始めます。

ヒロ・ハワイアンズはメンバーの学業優先の為解散しますが、尾崎紀世彦さんはジミー時田(ときた)さんがいた芸能プロダクションに所属してジミー時田とマウンテン・プレイボーイズの一員となり、セカンド・ヴォーカリスト権ギタリストとして参加していました。

そのグループを脱退した後の1967年に、今度は3人組のコーラスグループザ・ワンダースを結成、ジャズ喫茶や米軍キャンプでビートルズの曲などを唄っていたところをスカウトされ、同年8月にシングルとアルバムの同時発売で本格的にデビューを果たしました。

ちなみにザ・ワンダースの他のメンバーには日立グループのCMソング日立の樹を唄った朝 紘一(あさ こういち)さん(後に朝コータローに改名)もいました。

ただ尾崎紀世彦さんの歌唱力とパワフルな声量は3人の中でもズバ抜けていた為、3年後にソロデビューが決まります。ザ・ワンダースは解散となり、もう1人のメンバーだった栗敏夫(くりとしお)さん(本名:小栗俊雄さん)は歌手業を引退し、尾崎紀世彦さんのディレクターとしてスタッフ側にまわりました。

そうして1970年8月に「別れの夜明け」でデビューすると、翌年に発売した2枚目のまた逢う日までが大ヒットしました。それまでバンドやグループの名義に隠れていた為に発揮されなかったツーペアネームの特性がようやく発揮されたのです。

しかもこの「また逢う日まで」は作詞が阿久悠(あくゆう)さんで、作曲が筒美京平(つつみきょうへい)さんという、幾多の昭和歌謡の名曲を送り出したゴールデンコンビですから、ソロデビュー2曲目でこの2人に作って貰えるなんて正に“ヒット曲運が強い”と言えますね。

あと栗敏夫さんの本名が小栗俊雄(おぐりとしお)という最初と最後の母音が同じ“リターンネーム”なので、自分は一歩下がると成功するというリターンネームの特性も発揮されたのかも知れません。

また逢う日まで」はミリオンヒットとなり、その年のレコード大賞日本歌謡大賞をダブル受賞するなど尾崎紀世彦さんの代表曲となりました。レコード大賞は近年その価値が低く見られがちですが、70〜80年代のレコード大賞といったら大変なものでしたよ。

歌手にとってこれ以上の名誉はないと言える程の栄えある賞だったんじゃないでしょうか。50年前の尾崎紀世彦さんの受賞シーンが今だにVTRで流れるくらいですからね。

 

母音ではなく文字で見ると(おざききよひこ)と、「き」が2つ入る“ワンモアネーム”になります。

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この“ワンモアネーム”はグループで成功して個人でも成功するという“ワンモア”な活躍をされる方が多いのでこの点も納得ですね。

えっ?グループ時代はヒット曲がなかったから成功してないんじゃないかって?

いえいえ、ちゃんと誰もが知っている歌を唄っていたんです。

実はザ・ワンダース時代にレコード会社との契約の関係上、やむを得ずジ・エコーズという名義を使いある番組の主題歌を担当していました。

それが「ウルトラセブン」だったのです。

あの有名な主題歌の冒頭で『🎵セブ〜ン、セブ〜ン、セブ〜ン、セブ〜ン、』と繰り返される3番目の『🎵セブ〜ン、』が尾崎紀世彦さんの声です。

ね、誰もが知っている歌を唄っていたんですから成功と言えるでしょ。

 

また逢う日まで」の後も「雪が降る」などしばらくヒットが続きましたがなかなか大きなヒットとはならず、低迷しかけていた1987年に「サマー・ラブ」がビールのCMソングに起用されてスマッシュ・ヒットし、尾崎紀世彦さんの名を再び世間に知らしめました。

これも“ワンモアネーム”の効果と言えるでしょう。

 

尾崎紀世彦さんは2012年に肝臓癌により69歳で亡くなられていますが、ウルトラセブンの歌」と「また逢う日まで」はレコード大賞の受賞シーンのVTRも含めてこれからも流され続けるでしょう。そんな曲にめぐり逢えるのが名前の持つ“ヒット曲運”なのです。

 

それでは今日はこの辺で。皆さん「また逢う日まで」。

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

尾崎豊さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第277回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第277回目の今日は尾崎豊さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとOZAKI YUTAKAとなります。

苗字の最後の文字「き」と、下の名前の最初の文字「ゆ」、

フルネームの最初の文字「お」と、最後の文字「か」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は芸能活動が不安定になりがちです。

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小学校5年生の時に転校先のクラスに馴染めず、登校拒否をするなど決して褒められたものではない生徒だった少年時代、学校へ行く筈の時間に5歳上のお兄さんが購入したまま使用していなかったクラシック・ギターを弾いて、井上陽水さんやさだまさしさんなど主にフォークソングを唄っていたそうです。

中学時代は喫煙による停学処分、高校時代はオートバイ事故での停学に加え、同級生らと飲酒の末の乱闘騒ぎによる無期限の停学処分など、これまた決して褒められたものではない学生時代を送っていました。

しかし高校2年の時に応募したCBS ソニー主催のオーディションに合格していた為、高校在学中に歌手デビューが決まります。結局高校は出席日数が足りずに留年が決定した後に自主退学し、歌手(シンガーソングライター)として生きていく道を選びました。

 

そして1983年12月、シングル「15の夜」とアルバム「17歳の地図」の同時リリースでデビューを果たします。

このアルバム「17歳の地図」には「15の夜」をはじめ「I LOVE YOU」OH MY LITTLE GIRL僕が僕であるためになど後の代表曲となる歌がたくさん詰まっており、デビューアルバムにして渾身の1枚だったと言えるでしょう。

しかしリリースされた時点では大々的なプロモーションも行われなかった為、当時の売れ行きは芳しくありませんでした。

それでもじわじわとファンを獲得し、84年には6大都市でライブツアーを敢行します。

ただ最初にも触れた通り“ノーペアネーム”は不安定になりがちです。

6大都市のライブツアーを成功させた約1ヶ月後、日比谷野外音楽堂で行われたライブの出演中に何を思ったか高さ7メートルの証明台から飛び降りて、左足を骨折してしまうのです。

この行動も決して褒められたものではありませんね。良い子のみんなは絶対に真似をしないようにしましょう。

骨折をした事によってその後のスケジュールが全てキャンセルになるなど本人も落ち込んでいましたが、友人からの叱咤激励もあって奮起し、4枚目のシングルとなる「卒業」を作り上げました。

名前を母音ではなく文字で見ると(ゆた)と、「お」も「か」も「き」も入る完璧な“お・か・きネーム”なのです。

元々自分に厳しいタイプだったので友人の激励にも応えられたのですね。

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この「卒業」が大人たちに反骨心を抱く若者たちの共感を得た事で注目され、収録された2枚目のアルバム「回帰線」がチャート1位に輝くなど、一躍尾崎豊の名を世間に広めたのです。

世間からは「十代の教祖」「若者のカリスマ」などと呼ばれる様になりました。

下の名前に(ゆたか)と、「たか」という音が入るので“たかたかネーム”でもあります。

この“たかたかネーム”は芸能人の中でも特にリスペクトされる方に多い名前なのです。

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ただそれから1年も経たないうちに無期限の活動停止を発表するなど相変わらず安定しません。

87年に復帰と共にレコード会社を移籍し、再スタートを切ったものの年末に覚醒剤取締法違反で逮捕されてしまいました。これまた決して、いや絶対に褒められたものではありません。

“お・か・きネーム”は自分に厳しいあまり、時に自分を追い込みすぎてしまいやすいタイプでもあるのです。

 

しかし転んでもただでは起きず、拘置所の中で「太陽の欠片」を書き上げ、復帰後「夜のヒットスタジオ」で最初で最後の歌番組出演をします。

その頃には一般女性と結婚して、長男も授かりました。それからは歌詞も「反抗」的なものから「愛」を唄うものに変わっていった様です。

その点もノーペアネームの安定の無さと言えるかも知れません。

まぁ「軋むベッドの上に優しさ持ちより」眼を閉じたかと思えば、「盗んだバイクで走り」だして「夜の校舎窓ガラス壊して」まわるんですから、歌詞と同様に精神も不安定だったんじゃないでしょうかね。

 

90年に事務所を移籍し、レコード会社もCBS ソニーに戻るなどした挙句に個人事務所を設立したのですが、スケジュールの管理やプロモーションなども自ら行わなければならなくなったせいで多忙を極め、精神的にも自分を追い詰める事となってしまいました。

そして1992年、自宅のあったマンションから500メートル程離れた民家の軒先に倒れていたところを発見され、病院に搬送された後で一旦自宅に戻ったものの容体が急変し、再び病院で手当てを受けるも間に合わず26歳の若さでこの世を去りました。

死因は一時“肺水腫”とされましたが、覚醒剤服用による中毒症状など様々な説が飛び交い、いまだ謎の死とされています。

若くして亡くなった為にファンの間にも“美しい時代”の記憶しかなく、永遠のカリスマとされている様です。

下の名前に(たか)と、「ゆ」の字が入る“ゆうゆうネーム”でもあるので、もう少し長生きしていれば俳優業でも成功していたかも知れません。

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尾崎豊さんの熱狂的なファンの方が読むと物足りない「しらけてしまう」ような文章かも知れませんが、さほどファンでもなかった人間が書くとこんなものですよ。私はどちらかと言うと「行儀よく真面目」なほうの人間でしたから。

 

ただその遺伝子は長男の尾崎裕哉(おざきひろや)さんに受け継がれています。その声は“生き写しの様”と言われ、父・尾崎豊の残した名曲をカヴァーする事でファンを感動させています。

尾崎裕哉さんがこれから自分だけの地図をどこまで広げられるかが楽しみですね。

 

この様に有名人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな有名人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

西城秀樹さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第276回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第276回目の今日は西城秀樹さんです。

このお名前は芸名です。

野口五郎さんは第143回、郷ひろみさんは第255回で紹介済みなので“新・御三家”の中で最後になってしまいました。)

 

ローマ字で書くとSAIJO HIDEKIとなります。

苗字の最後の「じょう」と、下の名前の最初の文字「ひ」、

フルネームの最初の文字「さ」と、最後の文字「き」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は芸能活動が不安定になりがちです。

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本名は木本龍雄といいます。

ローマ字で書くとKIMOTO TATSUOとなり、

苗字の最後の文字「と」と、下の名前の最初の文字「た」、

フルネームの最初の文字「き」と、最後の文字「お」の母音が違います。

本名も“ノーペアネーム”ですね。

 

二歳上のお兄さんと小学生の頃からバンドを組むなど音楽に慣れ親しんでいた木本龍雄少年は、高校一年生の時にR&B喫茶のレギュラーバンドのボーカルとして唄っていたところをスカウトされ、父親の反対を押し切って広島から上京して芸能界に入りました。

その半年後の1972年3月には一般公募によって選ばれた西城秀樹という芸名で、「恋する季節」で歌手デビューします。

すると1年も経たないうちに、同時期にデビューした野口五郎(のぐちごろう)さんや(ごう)ひろみさんと共に新・御三家と呼ばれ、一躍トップアイドルの仲間入りを果たしました。

特に5枚目のシングル「情熱の嵐」で、「🎵君が望むなら(ヒデキ〜!)」とファンが叫ぶ“ヒデキコール”で人気に火が点いたと言えるでしょう。

続く6枚目の「ちぎれた愛」で4週連続オリコン1位に輝くなど、人気を不動のものとします。

その後も「激しい恋」「傷だらけのローラ」などのヒット曲を連発し、多くの女性ファンを魅了しました。

しかしこの方の名前をお茶の間に浸透させたのは、私に言わせれば「ハウス・バーモントカレー」のCMだったと言わざるを得ません。

辛い筈のカレーに甘いリンゴと蜂蜜が溶け込んでいるという理不尽さと、それが一聴するだけで分かる明快なCMソング、更に「ヒデキ、感激〜!」と韻を踏むキャッチコピーを最後に本人が言う事で強烈な印象を与えたのです。

(同CMには「ヒデキ、ごきげん!」や「ヒデキ、満足!」など別バージョンのコピーもありましたが、一番浸透したのは「ヒデキ、感激〜!」でした。)

“ノーペアネーム”はCM運の強い名前です。

このCMは1973年から12年にも渡って放送され、バーモントカレーと共に西城秀樹さんの名前を世間に定着させました。

またドラマ「寺内貫太郎一家」に長男役で出演すると、主演の小林亜星(こばやしあせい)さんとの本気の親子喧嘩シーンも話題になりました。

芸名を母音ではなく文字で見ると(さいじょうひで)と「き」が入る上に、本名も(もとたつ)と、「き」と「お」が入る“お・か・きネーム”になります。

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アイドルとして多忙なスケジュールをこなしながらも喧嘩のシーンで手を抜かなかったのは自分への厳しさからだったでしょう。小林亜星さんに投げ飛ばされて腕を骨折した事もあった程ですから。

70年代中期は「アイドル水泳大会」の花形スターとして郷ひろみさんと毎回トップ争いをして盛り上げていました。

ただ胸毛から下腹部につながる体毛が印象的過ぎたのか、83年に唄った「ギャランドゥ」がいつしかへそ辺りの体毛の濃い男性を指す隠語として使われる様になってしまい、本来の意味(“Gal and do”を文字った女性名)を失ってしまいました。

まぁそれだけ印象的な活躍をされていたという事でしょう。

 

本業の歌以外の話題ばかりになってきてしまいましたが、ちゃんと本業でも大ヒットを飛ばしました。

79年に発表した「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」が、「ザ・ベストテン」の得点ボードが4桁までの為最高点となる9999点を2週に渡って獲得したのです。

この歌はサビの「Y.M.C.A」の文字を身体で表現する振り付けがヒットの要因になりました。70年代後半はピンク・レディーが一世を風靡していたので女子が真似を出来る振り付けはあっても、男子が真似を出来る振り付けはあまり無かったので(鬱憤がたまっていて)、当時の男子はこぞって「Y.M.C.A」の振り付けを真似したと思われます。

「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」は新・御三家の全てのシングルの中でも最大のヒットとなり、西城秀樹さんの代表曲となりました。

 

しかしそれほどのヒットを飛ばしたにも関わらず、80年代には“たのきんトリオ”などの後輩アイドルに押されて、ランキング形式ではない「夜のヒットスタジオ」などでしかテレビで唄う機会が無くなっていきます。

この点がノーペアネームの安定の無さと言えるかも知れません。

80年代は香港、シンガポールなどに進出してむしろ日本よりアジアでの人気のほうが高かったそうです。

90年代の秀樹さんの印象と言えば、余程のファンの方でない限り「ちびまる子ちゃん」のエンディングで流れた「走れ正直者」以外になかったんじゃないでしょうか。

2001年に一般女性と結婚するも直後に脳梗塞を発症し、それからは長い闘病生活が続きました。2年後に再び発症して言語障害の後遺症がありながらも何とか復帰し、新曲を発表するなど活動を続けていましたが2011年にまた再発して今度は右半身麻痺状態となります。

脳梗塞の影響か滑舌も悪くなり、若い頃から見てきた世代にとっては痛々しい姿でしたが、それでも懸命にリハビリを続けて杖をついて歩けるまでに回復しました。やはり自分に厳しい方だったのですね。

もう一つは、何としても60歳まで活動を続けて「ヒデキ、還暦!」と言いたいというモチベーションがあったからなのです。

これは私が茶化して言っているのではなく、ご本人が何かのインタビューで語っていた事なので間違いありません。きっとそれが病気と闘う為の心のよりどころになっていたのでしょう。

そして2015年4月13日、60歳の誕生日におよそ8年半ぶりとなるアルバムを発売し、赤坂BLITZで「ヒデキ還暦!」と題した記念のライブを開催しました。

盟友の野口五郎さんや小川知子(おがわともこ)さん、今陽子(こんようこ)さんなど往年の歌手の方々も駆けつけてお祝いし、最後は「YOUNG MAN」を唄ったそうです。

ええ、60歳でも「YOUNG MAN」唄っていいんです。何と言っても一番ヒットした代表曲ですから。

 

それから3年後の2018年5月16日、最後は急性心不全により63歳でこの世を去りました。

若い頃の“元祖・絶唱系”とも言える激しい唄いっぷりや「YOUNG MAN」の派手なイメージが先行していたせいか、亡くなってから歌唱力が再評価されている様です。

葬儀の出棺の際には「YOUNG MAN」と「ブルースカイブルー」が流され、約1万人のファンから「ヒデキ!」コールを浴びて斎場を後にしました。

「ブルースカイブルー」の歌詞にこんな一文があります。

「もう二度と逢えぬあの人・・・青空よ、遠い人に伝えて さよならと」

ファンならずとも、秀樹さんを失った「悲しみはあまりにも大きい」ですね。

 

この様に有名人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな有名人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。