矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

西野カナさん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第249回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第249回目の今日は西野カナさんです。

(この「お名前診断」で紹介してきた女性歌手の中ではおそらく最年少です。今週の流れで何故そんな若い方を扱うかと言うと、249回目で“にし”と語呂合わせ出来るのが今日で最後だからです。)←これは読んで貰わなくてもいいひとり言です。

 

このお名前は芸名です。

(本名は非公開ですが、下の名前は加奈子という説が有力です。)

 

ローマ字で書くと NISHINO KANAとなり、

苗字の最後の文字「の」と、下の名前の最初の文字「か」、

フルネームの最初の文字「に」と、最後の文字「な」の母音が違います。

 

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は芸能活動が不安定になりがちです。

 

女性歌手で成功する運の強い名前は大きく2つのタイプに別れます。

恋愛の歌や女性らしい歌を唄うと成功する“リターンネーム”

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ロックやR&B、恋愛とは無縁の歌を唄うと成功する“なめらかネーム”

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西野カナさんのお名前はどちらにも当てはまりません。

では何故歌手として大成功を収めたのでしょうか?

 

幼い頃から海外生活に興味を持っていた西野カナさんは、小学校5年生の時にグアム、高校1年生の時にはロサンゼルスにホームステイしていました。

2005年、16歳の時に角川映画ソニー・ミュージックアーティスツが共同開催したオーディションに母親が応募し、女優のオーディションだったにも関わらず応募総数4万人の中からその歌声が見出され、デビューのきっかけとなりました。

高校生の3年間は準備期間として、津軽民謡を習うなどしてボイストレーニングを行い、いつも母親と一緒に協力して練習に励んでいたそうです。

そして2008年2月にシングルI(アイ)でデビューするのですが、CD発売に先駆けてダウンロード版が日米で同時配信されるのです。

(この辺が今まで紹介してきた女性歌手の方々との世代の違いですな。)

9月にはデビュー約半年にしてシンディ・ローパーのジャパンツアーに参加し、全4会場でオープニングアクトを務めたそうです。また12月には史上最年少で地元三重県の「みえの国観光大使」に任命されたそうです。

 

ここまでご覧頂いてお分かりの通り、かなり恵まれた環境に育ち、デビューに当たっても優遇された感がありますね。

実はあくまで噂ですが、西野カナさんのお父様が三重県で有数の資産家だそうで、オーディションで4万人の中から選ばれたのもお父様の根回しがあったからではないかと言われています。

浜崎あゆみさんの回でも書きましたが、名前の適性には向かないジャンルでも、本人が人一倍努力するか、「大人の大きな力」が働いた場合は大成功を収めるケースがあります。

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西野カナさんの場合も、どうやらお父様の「大きな力」が働いていた様ですね。

(いやあくまでネット上の噂ですよ、私が言ってるんじゃありません。私に言わせればもっと違う角度から攻めた話になりそうです。詞の完成度が高過ぎてゴ・・・いや止めておきましょう。)←これは読んで貰わなくてもいいひとり言です。

 

まぁデビューに当たっては「大きな力」が働いていたとしても、その後の活躍には目を見張るものがありましたね。

5枚目のシングル遠くても辺りから若い世代に注目され始め、「君に会いたくなるから」「もっと・・・」「Best Friend」「会いたくて 会いたくて」などが立て続けにヒットしました。

ヒットした、と言ってもこれまた今までに紹介してきた女性歌手の方々との違いで、CDセールスよりも圧倒的に『着うた』などのダウンロードが多かったのです。

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この記事の中でも説明している通り、ノーペアネームは“新ジャンル”に強い名前です。

ブログやインスタグラムなどのSNSや、ダウンロードやYou Tubeなどのデジタル配信といった、比較的新しいメディア(平成以降にうまれたもの)にノーペアネームは強いのです。

渡辺直美(わたなべなおみ)さんが“インスタグラムの女王”と呼ばれ、かつて眞鍋(まなべ)かをりさんが“ブログの女王”と呼ばれた様に。)

西野カナさんもダウンロード数で圧倒的な強さを見せ“ケータイ世代の歌姫”と呼ばれました。CDセールスのランキングではAKB48に勝てなくても、ダウンロード数のランキングでは上回る事が多かったのです。

やがてテレビの歌番組にもどんどん出演する様になり、「ミュージックステーション」でタモリさんから「逢えてない」と指摘された通り、恋愛がテーマになっていながら実は成就した事がない、切ない歌詞の内容がより若い世代の共感を呼びました。

テレビ出演が増えた事でファッションを真似る若い女子も増え、一時はファッション・リーダー的存在でもあったのです。

2014年に発売した24枚目のシングル「Darling 」の歌詞を明石家さんまさんが気に入って番組でよく唄っていた為にロングヒットを記録し、2015年発売の「トリセツ」では難しい乙女心を取扱説明書で表現したユニークな歌詞が話題となり、2016年発売の「あなたの好きなところ」ではレコード大賞を受賞と、正に一時代を築いたと言える程の大活躍でした。

 

しかしノーペアネームは安定しない名前です。そんな人気絶頂の最中、突如無期限の活動休止を発表するのです。

後から分かった事ですが、活動休止から約1年後に一般男性との結婚を発表しました。おそらく理由は親密な交際と結婚の準備だったのでしょう。

 

活動休止して結婚と、結果的にはかの山口百恵(やまぐちももえ)さんや松田聖子(まつだせいこ)さんら昭和を代表するアイドルと同じ事をした訳ですが、これも時代の違いなのかエラくあっさり辞めてしまった印象があります。

それにしても応援していたアーティストに急に辞められたファンの心理はいかがなものでしょう。ぽっかり穴が空いた様な気持ちでしょうか。

 

中にはこう思っているファンもいるでしょうね。

「🎵あーなんで〜、好きになっちゃったの〜カナ〜」とか、

「“永久保証の私”じゃなかったの?」なんて。

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。