矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

陣内智則さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第158回)※2020年6月16日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第158回目の今日は陣内智則さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとJINNAI TOMONORI となり、フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

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高校の同級生と共にNSC大阪校の11期生として入学した陣内智則さんは、2人でリミテッドというコンビを結成しました。

「リミテッド(Limited)」という言葉の意味は「有限」や「わずかの」など、コンビ名としてはよろしくない意味ばかりです。なぜそんな名前を付けてしまったかというと、陣内さんが「限界」という意味の「リミット(Limit)」と間違って付けてしまったからなのです。

リミテッドは劇場公演のお客様アンケートにもはっきりと「リミテッドおもんない」と書かれる程評判が悪く、名前の通りわずか3年で解散しました。

面白さはともかく、せめて最初と最後の母音が同じ“リターンネーム”のコンビ名だったらもう少し長く続いたのに・・・というのは私の独り言です。

 

解散後に相方は芸能界を引退し、陣内智則さんはピン芸人として再スタートします。

陣内智則という個人名が前に出る事となったのですが、既に俳優の陣内孝則(じんないたかのり)さんが有名になっていたので間違われる事も多く(いまだに間違える人もいる)ネームバリューのある方と似た名前というのは、ある意味覚えてもらいやすいメリットはあるでしょう。しかし先人を越えるには相当な努力が必要です。

相方を失った陣内さんは方向性を見失い、しばらく迷走期間が続きました。

先輩芸人からも「ネタが作れない芸人は出るな」と厳しい言葉を受け、気落ちしていた時に偶然乗った電車の車内アナウンスが妙だった事にツッコミを入れると、周囲の乗客から笑いが起こり、その後のネタの原型を閃くきっかけとなったのです。

そして相方の代わりに、用意された映像にツッコミを入れるという新しいスタイルがウケて、徐々にテレビ番組への出演も増えていきました。

 

リターンネームはバラエティー運の強い名前です。

その頃出演した関西ローカルの深夜番組で、若手芸人が毎週交代で与えられた指令をクリアするという番組があり、陣内さんは「レシートすごろく」という回に当たりました。

街を歩く人からレシートを貰い、そのレシートの店に行くという単純なルールで、大阪の中心地難波にある高島屋に着いたらゴール、だったのです。

しかし偶然にも東京の店のレシートを貰ってしまい、1週では終われなくなってしまいました。その後も日本中を転々とし、毎週の様に陣内さんの「レシートすごろく」が放送されたのです。番組も他の回より圧倒的に「レシートすごろく」が注目され、陣内さんの知名度も上がっていきました。最終的には20回にも及ぶ壮大な企画となり、最後は高島屋に詰めかけた大勢の番組ファンに迎えられ感動のゴールとなりました。

その回に当たった運と東京のレシートを貰った運、ダブルでバラエティー運が発動したのですね。

もちろんネタの面白さも評価され、「爆笑オンエアバトル」や「エンタの神様!」にも出演して全国的な知名度も上昇していきました。

関西では有名タレントのなるみさんと2人で帯番組「なるトモ!」の司会に就くなどレギュラー番組も増え、多忙を極めるようになります。

 

◉運命の?出逢い

 

そんな中ドラマ出演の話が舞い込み、人気女優・藤原紀香(ふじわらのりか)さんと共演します。

最初は友人としての付き合いでしたが、同期芸人のケンドーコバヤシさんからデートに誘えとうながされ(どうせ失敗するだろうから笑い者にしてやろうと考えていた)、まさかの交際に発展して結婚にまで至ったのです。

藤原紀香さんは“超”が付く程有名だった上に、陣内さんも人気が上昇してきた矢先だったのでビッグカップルと称され、結婚式の模様はテレビ中継されて高視聴率を獲得しました。

 

多くの祝福を受け、幸せの骨頂に達したかと思われたのも束の間、陣内さんの浮気が発覚して2年と持たない内に離婚してしまいます。

慣れないピアノを一生懸命練習し、披露宴で弾き語りで唄ったコブクロ永遠にともにも縁起の悪い曲とされ、結婚式で唄われなくなりました。

陣内さんの好感度は一気に急降下し、嫌いな芸人ランキングの上位にもノミネートされる程になったのです。

 

しかしそこから人気を取り戻す為ネタ作りに励み、映像を駆使したネタは言葉の壁を越え、You Tubeを通して海外でも注目され始めます。

そして2011年には韓国で初の海外公演を開き、世界進出の足掛かりとします。

更に2014年にはラスベガスでも公演を行い、大成功を収めました。

リターンネームは海外進出運が強く、日本の芸能人でも海外で成功した方や移住までした方が多いのです。

英語が喋れなかった陣内さんに英語の指導をしたと思われる、帰国子女の松村未央(まつむらみお)アナウンサーと2017年に再婚し、翌年には第一子も誕生しました。

 

家庭を支える大黒柱となって仕事にも精を出し、司会業にも進出します。

しかしリターンネームは司会者運がやや弱く、単独で司会を任される事が少ないのです。

「ネタパレ」では南原清隆(なんばらきよたか)さんとの共同司会で、

「スカッとジャパン」では内村光良(うちむらてるよし)さん、

「所ジャパン」では所ジョージさんのアシスタント的ポジションです。

ヒルナンデス!」や「ノンストップ!」でも曜日レギュラーと、まだまだメインMCへの道は遠い様です。

思えば結婚前に出演していた「なるトモ!」も共同司会でしたね。

 

また俳優運も弱い名前なのでドラマなどの出演は極めて少なく、主演もほとんどありません。藤原紀香さんとの出会いのきっかけもドラマでの共演だったので、結婚生活が続いていたら運が良かったと言えるのですが・・・。

 

それでも自身のネタで培った“ツッコミ”には磨きがかかり、バラエティーでは先輩タレントにもどんどん鋭いツッコミを入れ、笑いを広げています。

コンビ解散、離婚と2度も独り立ちしてきた意地として、司会者でも独り立ち出来る日は来るのでしょうか。

最後に余談ですが、ウィキペディアでは結婚・離婚に関する記載がほとんどで、海外公演の成功に関する記載はごく僅かです。相手が大物だっただけにそうなるのも分かるんですが、本業の芸に関してもっと高く評価してあげましょう。

更に余談ですが、最近この方もYou Tubeチャンネルを開設しました。

やはりYou Tubeを始める芸人(けっこうベテラン、けっこう大物)はリターンネームの方が多い様です。 (斜体文字が加筆した部分です)

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英語版や韓国語版も配信しているそうで、ここでも海外進出運が開花するといいですね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。