勝手にお名前診断 (第160回)※2020年6月18日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第160回目の今日はヒロミさんです。
ローマ字で書くとHIROMIとなり、最初と最後の文字の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
また、苗字か下の名前のどちらかだけを芸名にしている場合は“ショートネーム”と区分しますので、ヒロミさんは“ショートネーム”の“リターンネーム”という事になります。
リターンネームは長さ(文字数の多さ)に関係なくバラエティー運の強い名前です。
大工職人の父のもとに生まれたヒロミさんは高校時代暴走族に入り、車で大事故を起こしたものの一命を取り留めた事で「好きな事をやろう」と、芸能界へ入ってお笑いタレントを目指そうと決意します。
アルバイト先のホストクラブで出会ったデビット伊東(いとう)さんとミスターちんさんに声を掛け、コントグループを結成しました。
新宿のショーパブのお客さんから紹介を受けた星セント・ルイスのセントさんに弟子入りし、B21スペシャルという名前を貰います。
第二次大戦中のアメリカの爆撃機「B-29」と、ヒロミさんが21歳直前の時期に結成した事から名付けられたものでした。
新宿のショーパブからテレビに進出したB21スペシャルはダウンタウンやウッチャンナンチャンらと共に、1998年頃から巻き起こったお笑い第三世代ブームに乗り、一躍人気グループとなりました。
ここでお笑いコンビ・グループ名についての検証をしておきましょう。
ダウンタウンとウッチャンナンチャンは現在もコンビ揃って活躍中ですよね。
ところがB21スペシャルはヒロミさんだけが孤軍奮闘状態です。
ダウンタウンとウッチャンナンチャンは同じ音が繰り返される“反復型”なので、漫才コンビでもやすし・きよしやオール阪神・巨人など、昔から良い名前とされてきました。
そこへいくとB21スペシャルは“反復型”でもなければ、ココリコやくりぃむしちゅーの様な“リターンネーム”でもありません。
なので同時期に人気者になった3組の中で、B21スペシャルだけが早々とヒロミさんの一人勝ち状態になったのではないかと考えられるのです。
ある番組の企画で大量の火薬を使った際に事故が発生し、ヒロミさんは重度の火傷を負いました。その時看病に駆けつけたのが松本伊代(まつもといよ)さんだった事から2人の交際が発覚し、(当時はまだお笑いタレントがアイドルと付き合うなどご法度とされていた時代でした。)結婚してしまえば周りがどれだけ騒ごうとも、2人の仲を裂くことは出来ないと判断したヒロミさんはハワイで極秘の結婚式を挙げました。
思えば松本伊代さんと結婚した事も運命だったと言えるでしょう。いや馴れ初めが運命的だったとかいう意味ではなく、結婚後に家庭でのエピソードを話しただけで笑いが取れる奥さんをもらったという意味で。
結婚後は「発掘!あるある大辞典」や「モグモグGONBO」などMCを担当する番組が多くなり、ピーク時にはレギュラー番組が週10本を数え、月収は6000万を超える時もあったのではないかと言われています。
しかしある時期から急激にレギュラー番組が減り始め、週10本あった筈がゼロになったのです。
この原因については諸説あり、売れて天狗になっていたからテレビ局のスタッフに嫌われたからだとか、一緒にライブや番組をやっていた放送作家が病気で亡くなった為に気力を失ったからだとか、「発掘!あるある大辞典」のスタッフに「もっと違う番組のスタイルにしたい」と提案したところ猛反発に合い降板させられたとか(この説のせいで「堺正章(さかいまさあき)さんに干された」という誤った認識まである)など色々な説があり、ヒロミさん自身も番組で聞かれる度に違う理由を答える事もあるので、どれが真相なのかはよくわかりません。まぁどれも原因の一つなのでしょう。
当ブログではそこは重要ではないのです。重要なのはヒロミさんの本名です。
本名は小園浩己といいます。
ローマ字で書くと=KOZONO HIROMIとなり、
苗字の最後の文字「の」と、下の名前の最初の文字「ひ」、
フルネームの最初の文字「こ」と、最後の文字「み」の母音が違います。
この様な名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
“ノーペアネーム”は仕事や生活が不安定になりがちです。
あれだけテレビで活躍していたのに、突然消えたのですから不安定と言えるでしょう。
しかし苗字と下の名前で分けて考えるとKOZONO HIROMIと、それぞれ最初と最後が同じ母音になります。
この特別な条件に当てはまる“スライドネーム”でもあるのです。
このタイプは大きな転向や路線変更を成功させる方が多いのですが、芸能界での仕事が無くなった後のヒロミさんはトレーニングジムの経営に着手し、実業家に転向しました。
更には溶岩浴のサロンも経営するなど、年収はタレント時代のピークを超えていたとも言われています。
そんなテレビから離れた生活が10年ほど続いた後、しれーっと芸能界に復帰します。
一旦実業家にスライドし、またスライドして芸能界に復帰したという事でしょうか。
この復帰の理由についても諸説あり、中居正広(なかいまさひろ)さんに薦められたからだとか、有吉弘行(ありよしひろいき)さんと坂上忍(さかがみしのぶ)さんが司会者として活躍し出したのを見て“元祖毒舌家”として黙っていられなくなったからだとか、東京オリンピックのチケットを手に入れるのに、芸能人だと根回しが効くんじゃないかと思ったからだとか、これもヒロミさん自身が色々言っているので、どれが真相かはわかりません。まぁどれも原因の一つなのでしょう。
当ブログではそこは重要ではないのです。
重要なのは一度芸能界から遠ざかって、世間からも忘れられかけた頃に舞い戻ってきても、あっさりと一線に復帰出来るほど、リターンネームはバラエティー運の強い名前だという事です。
おそらく10年もブランクがあれば、共演者の顔ぶれも代わっていたでしょうし、自身も勘が鈍って若い世代と話が合わないなんて事もあったでしょう。
しかしそんな心配をよそに見事にカムバックし、トークだけでなく大工職人だった父から受け継いだ技術でリフォームの達人としても注目を集めました。
遂には第1期黄金時代同様、司会業にも進出します。
しかしリターンネームは司会者運がやや弱く、単独で司会を任される事が少ないのです。
「ウチのガヤがすみません!」では後藤輝基(ごとうてるもと)さん、
「東大王」では山里亮太(やまさとりょうた)さんとの共同司会で、
「有吉ゼミ」ではコーナーレギュラー、
「バイキング」では曜日レギュラーと、
まだ単独司会と言える番組はありません。
「火曜サプライズ」では留学に行っていたウエンツ瑛士(えいじ)さんに代わってメインの座につき、単独司会に見えましたが山瀬(やませ)まみさんがいたので共同司会でした。
後続番組の「オモウマい店」でもバイきんぐの小峠英二(ことうげえいじ)さんが進行役として隣にいます。(斜体文字が加筆した部分です)
やはりリターンネームはショートネームでも司会者運が弱いのでしょうか。
(思えば第1期黄金時代も「発掘!あるある大辞典」では堺正章さん、「モグモグGONBO」では林家こぶ平(現:正蔵)さんが隣にいて、単独での司会は「小園総研」など深夜の30分番組が主だった気がします。)
それでもこれだけレギュラーがあれば充分ですよね。
松本伊代さんの“天然ボケ”を笑って許せる寛大さも人気の要因となり、今や理想の夫婦とも言われています。
息子の小園凌央(こぞのりょお)さんも俳優として芸能界入りし、読みは難しいですが母音で見る限りはリターンネームになる良い名前です。
えっ?元相方のデビット伊東はともかく、ミスターちんもリターンネームになるんじゃないかって?
うーん、最後に「ん」が付きますし、ミスターがカタカナなので母音で見ても「イ」から「い」になる気がしてリターンネームとは認めづらいですね。
まぁこれもリターンネームに入るか入らないか、諸説ありという事で。
ヒロミさんもYou Tubeチャンネルを開設して動画を配信しています。
やはりYou Tubeを始める芸人(けっこうベテラン、けっこう大物)はリターンネームの方が多いので、ショートネームでも始めたくなっちゃうんでしょうかね。
そう言えばキャンプ動画で再ブレイク(?)したヒロシさんも“ショートネーム”の“リターンネーム”でした。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。