矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

TUBE (2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第161回)※2020年6月21日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第161回目の今日はTUBEです。

 

デビュー当初は“The”が付いてThe TUBEという名前でしたが、姓名判断で「画数が悪い」と指摘され、TUBEに変更しました。

1985年のデビュー曲「ベストセラー・サマー」はCMソングにも起用されいきなりのヒットとなりましたが、2ndシングルでは大きく順位を落としてしまいます。姓名判断は正しかったのかも知れません。

「名前の法則」的に見てもThe TUBEのままだと最初と最後の母音が違いますが、“The”を取ってチューブになった事で“リターンネーム”(母音が「ウ」だけなので“ストレートネーム”)になり、長く愛されるバンドになったのではないかと思われます。

TUBEとなって最初のシングルシーズン・イン・ザ・サンは作詞:亜蘭知子(あらんともこ)さん・作曲:織田哲郎(おだてつろう)さんのコンビによる楽曲で、以降も「SUMMER DREAM」「Beach Time」と“夏ウタ”のヒットが続き、夏と言えばTUBEと言われるほどバンドのイメージを定着させました。

“リターンネーム”のバンドやグループはテレビの歌番組に積極的に出演して新曲のPR(プロモーション)を行う傾向があります。特に「ミュージック・ステーション」出演時の“ヤシの木セット”は番組名物にもなりました。(斜体文字が加筆した部分です)

 

以下紹介する各メンバーの名前は全て本名です。

まずはボーカルの前田亘輝(まえだのぶてる)さん。

“夏ウタ”にピッタリの伸びやかなボーカルはTUBEの代名詞ですが、下の名前が読みにくい事もあり、以外とフルネームで認識している方は少ないのではないでしょうか。

ローマ字で書くと=MAEDA NOBUTERUとなり、

苗字の最後の文字「だ」と、下の名前の最初の文字「の」

フルネームの最初の文字「ま」と、最後の文字「る」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

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ロック歌手向きのなめらかネームではないので、唄い方は比較的おとなし目(大友康平さんの様にマイクスタンドを振り回したりはしないという意味)です。

ソロでもシングル・アルバムを出すなど活動してきましたが、バンドのメインボーカルがソロ歌手としても成功する“ワンモアネーム”(同じ文字が2つ入る名前)ではない為か、誰もが知っていると言える程のヒット曲はありません。

(“ワンモアネーム”の鈴木雅之さんの様に「ガラス越しに消えた夏」「もう涙はいらない」「恋人」などの誰もが知っている様なヒット曲がないという意味です。)

※このブログはかなり高いレベルの話をしています。ファンの間では有名な曲、は該当しませんのでご了承下さい。

やはりリターンネームのTUBEという名義で発表した曲に、前田亘輝というノーペアネームで発表した曲では勝てないという事でしょうか。同じボーカルでもこういう事があるんですね。

 

続いてギターの春畑道哉(はるはたみちや)さん、

ローマ字で書くと HARUHATA MICHIYAとなり、フルネームの最初と最後の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

“リターンネーム”の男性は音楽センスが高くなる性質があります。 

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1989年以降は作詞・作曲家に頼らず、メンバー内で作った歌で勝負する様になるのですが、主に作曲を担当したのは春畑道哉さんでした。

90年代前半に3作連続オリコン1位を獲得した夏を待ちきれなくて」「だって夏じゃない」「夏を抱きしめても春畑さんの作曲によるものです。(作詞は前田亘輝さん)

TUBEとしての活動ではリターンネームの奥ゆかしさからか、前に出てきて目立つ様な事はほとんどありません。(布袋寅泰さんの様に前に出てきたりはしないという意味)

ただ母音ではなく文字で見ると(たみちや)と、「は」が2つ入る “ワンモアネーム”でもあるので、ギタリストとしては珍しいソロ活動もしているのです。

フジテレビの野球中継で流れる「Jaguar」は何度かアレンジを加えながら20年近くも使用され定番曲となっています。

ソロアルバムの枚数も10枚と、前田亘輝さんの7枚を今のところ上回っているんですねぇ。こちらもリターンネームのほうが上、という感じです。

 

ドラムの松本玲二(まつもとりょうじ)さんは

ローマ字で書くとMATSUMOTO RYOJIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。 

blog.housoku.work“なめらかネーム” は運動能力が発達しやすい性質があります。

ドラマーというだけでも体力が必要な仕事ですが、音楽以外にレーシングドライバーとしても活動していました。何度かレースでの優勝経験もある程かなりの腕前の様です。

ドラマーとレーサーの両立、なめらかネームの成せる業ですよ。

 

最後になりましたがベースの角野秀行(かくのひでゆき)さん。

ローマ字で書くと=KAKUNO HIDEYUKIとなり、

苗字の最後の文字「の」と、下の名前の最初の文字「ひ」

フルネームの最初の文字「か」と、最後の文字「き」の母音が違います。

同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”ですが、

全体を見るとKAKUNO HIDEYUKIと 、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。 

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ロイヤルネームの方がグループにいた場合はリーダーになるか、非常に目立つ存在になる確率が高いのですが、バンド人気が絶頂となりかけた1988年、プライベートで交通事故を起こしてしまい、TUBEは一旦活動休止に追い込まれました。

もしあの事故が無ければもっと目立つ存在になっていただろう、というのは私の推測に過ぎません。

 

こうしてメンバー4人の名前を見ると、なめらかネーム、リターンネーム、ノーペアネーム、ロイヤルネームと、「名前の法則」の主要4タイプが揃っているんですねぇ。バンド名が存続期間が長くなるリターン(ストレート)ネーム以外に、メンバーの個性も上手い具合に散らばっているのでチームワークがとれ、長続きする要因となっているのかも知れません。

 

もう活動期間が36年以上となるTUBE。

かつて夏の定番と言われた時代も、今から30年近く前の話です。

若い世代は最早TUBEという存在さえ知らない人も多いそうですが、40代・50代の方にとってはまだまだ「夏と言えばTUBE」ですよね。

6月30日には3年ぶりとなる新曲「BLUE WINGS」が発売される予定なので、“夏の王者”健在を示して欲しいと思います。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。