矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

サザンオールスターズ(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第165回)※2020年6月25日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第165回目の今日はサザンオールスターズです。

 

サザンオールスターズという名前は最初と最後の母音が違うので“リターンネーム”にはならず、「名前の法則」には該当しない“例外”です。

だからと言って難癖つける訳ではありませんが、デビューから44年経っているものの活動していなかった期間も幾度かあり、休み休み続けているバンドなのです。

あと名前が長いので“サザン”と略称で呼ばれる事が多く、このサザンという略称で見ると“ン”を除いて母音が「ア」だけなので“リターン(ストレート)ネーム”となり、長く愛されるバンドになったのではないかと思われます。

 

最初にお断りしておきますが、サザンオールスターズの紹介とは言ってもほぼ桑田佳祐(くわたけいすけ)さんの紹介記事になると思われます。

これだけ長い間活動して国民的バンドなんて言われながら、メンバーの名前を挙げるとなると桑田佳祐さんと原由子(はらゆうこ)さん、あとは・・・?みたいな感じになる方が大半だと思います。

そうなんです、はっきり言ってサザンは桑田佳祐さんあってのバンドなのです。“オールスターズ”と言っても本当のスターは桑田さんだけなのです。

なので他のメンバーは名前だけでも覚えて帰って下さいね。(若手芸人の挨拶みたい)

 

デビューは1977年、勝手にシンドバッドでした。このタイトルは当時大人気だった沢田研二(さわだけんじ)さんのヒット曲「勝手にしやがれ」と、ピンク・レディーの「渚のシンドバッド」を組み合わせたものです。

この人気者にあやかろうという魂胆と「いま何時?そうね大体ね〜」というコミックソングの様な歌詞、さらに聴き取れないほど早口になる(今で言うとラップの様な)箇所などから、最初はイロモノ的扱いを受けました。

しかし、3枚目のシングルとして発表したバラード曲いとしのエリーがそれまでとのギャップ効果もあり大ヒットしたのです。

 

以下紹介する各メンバーの名前は全て本名です。

まずはボーカルの桑田佳祐さん。

ローマ字で書くと=KUWATA KEISUKEとなり、

苗字の最後の文字「た」と、下の名前の最初の文字「け」

フルネームの最初の文字「く」と、最後の文字「け」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。 

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“ノーペアネーム”は安定しない名前です。

桑田佳祐さんの場合何が安定しないかと言うと、作品(歌)の方向性が安定しません。

真夏の果実の様なバラードもあれば

「闘う戦士たちへ愛を込めて」の様な社会批判的な歌もあり、

みんなのうたの様なワイワイ騒ぐ歌もあれば

「マンピーのG☆SPOT」の様なスケベ歌もあります。

小説家で言えば純愛小説の次にSFを書き、推理小説を書いたかと思えば次にエロ小説を書く様なものです。

またB’zの様に出す曲出す曲全てヒットしているという訳でもなく、TSUNAMIの様な大ヒット曲がある一方で一般には知られていない様な曲も多くあり、当たり外れも結構大きいのです。

実際「01MESSENGER〜電子狂の詩〜」というSFの世界を歌にした様なシングル曲がありましたが、ほとんどヒットしませんでした。

そういった当たり外れの大きさ、休み休みの活動がサザンオールスターズというバンド名に、バラバラの方向性が桑田さんのノーペアネームに現れているのではないかと思われるのです。

母音ではなく文字で見ると(くわたいす)と、同じ文字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。 

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この“ワンモアネーム”はヒット曲を出して成功したバンドのボーカリストが、ソロ歌手としても成功するという特性があります。

桑田さんはソロでも白い恋人達」「波乗りジョニーなど、誰もが知っている様なヒット曲がありますね。またサザン以外にKUWATA BANDとしての活動もありました。名前の特性がそこに活きていると言えます。

 

続いてキーボードの原由子さん、

ローマ字で書くと HARA YUKOとなり、

苗字の最後の文字「ら」と、下の名前の最初の文字「ゆ」

フルネームの最初の文字「は」と、最後の文字「こ」の母音が違います。

同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”です。

(先に言っておきましょう、他のメンバーもノーペアネームです。)

サザンの曲では主にコーラスを担当し、ソロでも「恋は、ご多忙申し上げます」などヒット曲もあります。まぁ、誰もが知っていると言える程の大ヒットという訳ではなかったですし、

1983年の曲なので今となっては知らない方も多いんじゃないでしょうか。

82年に桑田さんと結婚して本名が桑田由子となりましたがこちらもノーペアネームですね。

なお桑田さんがKUWATA BANDとしての活動を始めたのは、86年に原由子さんが産休に入ったからでした。

 

ドラムの松田弘(まつだひろし)さんは

ローマ字で書くとMATSUDA HIROSHIとなり、ノーペアネームですが

苗字と下の名前で分けて考えると、それぞれ最初と最後が同じ母音になります。

この特別な条件に当てはまる“スライドネーム”でもあります。

以前紹介したツイストHOUND DOG、2大人気ロックバンドを渡り歩いた鮫島秀樹(さめじまひでき)さんと同じタイプなのです。 

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実は松田弘さん、桑田さんと一緒にKUWATA BANDに参加していたんですねぇ。KUWATA BANDは期間限定的なバンドでしたが、一応松田弘さんも2大バンドを渡り歩いた事になります。

 

続いてベースの関口和之さん。

ノーペアネームですが文字で見ると(せぐちかずゆ)と、「き」が2つ入る “ワンモアネーム”でもあるので、ベーシストとしては珍しいソロ活動もしています。

それも音楽以外にエッセイ、小説、漫画など色々やってこられた様で、安定はしていない様です。そこもノーペアネームの芸人によく見られる“本業以外”に手を出す性質と似ているのかも知れません。

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最後になりましたがパーカッションの野沢秀行(のざわひでゆき)さん。

ローマ字で書くと=NOZAWA HIDEYUKIと、

こちらも同じ母音のペアが出来ないノーペアネームですが、

全体を見るとA・I・U・E・O、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、ロイヤルネームと呼びます。 

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“ロイヤルネーム”の方がグループにいた場合はリーダーになるか、非常に目立つ存在になる性質があります。

サザンは一応桑田さんがリーダー(結成のきっかけを作ったリーダー的存在の大森隆志(おおもりたかし)さんが2001年に脱退した為に引き継いだ)なので野沢秀行さんはリーダーではありませんが、昔は大きなグローブみたいな物を頭の上で叩き合わせたりして、ある意味目立ってましたね。(斜体文字が加筆した部分です)

 

こうしてメンバー5人の名前を見ると、基本はノーペアネームですがワンモアネーム、スライドネーム、ロイヤルネームなど、オプション的にいろんなタイプが揃っているんですねぇ。メンバーの個性も上手い具合に散らばっているので、長続きする要因となっているのかも知れません。

 

1977年のデビューから足掛け44年(活動休止期間や桑田さんのソロ活動期間などを引くと30年ぐらい?)となるサザンオールスターズ

もう全員60代半ばで、サラリーマンなら定年退職している年齢です。

 

桑田佳祐さんが去年の1月、オリンピック2020に向けた全国民放共同企画のために書き下ろした「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」(オリンピック関連番組でよく流れる『栄光に満ちた孤独なヒーロー〜』ってあれです。)が、一年越しで真の役目を果たす日が近づいてきました。どの程度観客が入れるかはまだわかりませんが、国立競技場で桑田さんがライブで唄う光景が見られるかも知れませんね。

あ、あとサザンオールスターズ名義の「東京VICTORY」もお忘れなく。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。