矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

南野陽子さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第174回)※2020年7月8日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第174回目の今日は南野陽子さんです。

このお名前は本名です。

(結婚はされていますがお相手が一般の方である事と、夫婦別姓を名乗っている可能性もある為、このお名前を本名としておきます。)

 

ローマ字で書くとMINAMINO YOKOとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。 

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“なめらかネーム”は男女を問わず俳優業に強く、当たり役やヒット作に恵まれやすいという特性があります。

 

高校2年生の時に兵庫県から上京して堀越学園(芸能コース)に編入、最初は学園ドラマの生徒役でデビューしました。雑誌のグラビアでは水着姿を披露し、歌手としてもデビューするものの、当時は既にアイドル飽和状態だった為に注目度も低く、デビュー曲の「恥ずかしすぎて」オリコン最高位57位と奮いませんでした。

 

しかしそんな南野陽子さんに大きな転機が訪れます。

昨日紹介した斉藤由貴(さいとうゆき)さんの「スケバン刑事」が好評だった為にパート2が制作され、その主役に抜擢されたのです。斉藤由貴さんは既にCMや歌で人気が出てからの出演でしたが、南野陽子さんはまだまだ無名の存在でした。

なのでせっかく好評だったドラマを終わらせてしまうのではないかという不安の声もありましたが、そんな不安を吹き飛ばすどころかパート1を凌ぐ程のヒットとなったのです。

人気ドラマの続編に主役として抜擢されるだけでも“運がいい”と言える話ですが、それを更に膨らませるところになめらかネームの真髄を感じさせます。

そうです、なめらかネームの南野陽子さんはアイドル“歌手”としてデビューしながら、先に“女優”としてブレイクした方なのです。

(同じタイプのアイドルに「スチュワーデス物語」で一躍人気に火が付いた(ほり)ちえみさん(なめらかネーム)がいましたね。)

 

また、パート1では斉藤由貴さんの単独主演であった(ほぼ1人で事件を解決していた)のに対し、「スケバン刑事Ⅱ」では2人の仲間と一緒に戦う3人体制になった事により、当時おニャン子クラブに在籍していた吉沢秋絵(よしざわあきえ)さんと、相楽晴子(さがらはるこ)さん(こちらも当時まだ無名)も準主役としてキャスティングされました。

吉沢秋絵(YOSHIZAWA AKIE)さんと相楽晴子(SAGARA HARUKO)さんも、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じになります。何と偶然にも、主要キャスト3人ともなめらかネームだったのです。

だからパート1を凌ぐ程のヒットになったんですねぇ。ええ、誰が何と言おうと間違いありません。

 

南野陽子さんはエンディングに使用された3曲が続けてオリコン10位以内に入るなど人気アイドルの仲間入りを果たし、上げ潮に乗って制作された劇場版の主題歌「楽園のDoor」で遂に1位を獲得しました。

その後も「話しかけたかった」や、同名映画主題歌のはいからさんが通る「吐息でネット。」など8曲連続で1位に輝き、トップアイドルの名を欲しいままにします。

(ちなみに映画「はいからさんが通る」は阿部寛(あべひろし)さんの俳優デビュー作で、オファーを受けた理由も『南野陽子さんと共演出来るから』だったそうです。)

 

しかし当の本人は忙しくなりすぎたせいか、事務所に内緒でアルバイト(喫茶店のウエイトレス)をするなど奇行に走り出し、「へんなの!!」のミュージックビデオでは髭を生やした(口のまわりにリング状に生えたカールおじさんタイプの髭)工事現場のおじさんのコスプレをするなど、それまで積み上げてきたものをぶち壊す様な行動に出始めます。

案の定セールスは下降線を辿り、歌手活動は途絶えてしまいました。

 

すると今度は映画「寒椿」で体当たりのラブシーンを演じ、ヌードまで披露したのです。

売れなかったアイドルが最終手段で脱ぐ事はよくありますが、一時代のトップにまで登り詰めたアイドルが脱ぐ(しかもまだ若いうちに)なんて事は滅多にありません。

歌手向きの“リターンネーム”ではないので決して歌は上手くなく、自分でも1位を獲り続けていた事に納得がいかなかったにせよ、女優向きの(身体で稼ぐタイプの)なめらかネームの本質として“ヌードも辞さない”覚悟を決める事が出来たのです。

結果、女優として演技の幅が拡がり映画やドラマの出演も増えていきました。

またアイドル時代は忙し過ぎてほとんど出演のなかったバラエティーにも「笑っていいとも!」のレギュラーに選ばれて進出しました。

母音ではなく文字で見ると(のようこ)と、「み」の字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。

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女優業でブレイクしてアイドルの頂点に立ち、一度失いかけた人気をまた女優として取り戻す“ワンモアネーム”の力がそこで働いたのでしょう。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

とは言っても代表作はやはり「スケバン刑事」になる様です。

代表作とは何か?を簡単に説明すると「〇〇さんと言えば・・・」で最初に思い浮かぶ作品の事です。

同年代のアイドルでも荻野目洋子(おぎのめようこ)さんと言えば・・・ダンシング・ヒーローと、歌のタイトルがまず浮かぶ筈ですよね。

これは荻野目洋子さんが歌手向きの(ヒット曲に恵まれやすい)“リターンネーム”だからなのです。

それに対して女優向きの“なめらかネーム”の南野陽子さんは、最初に思い浮かぶ作品が「スケバン刑事」というドラマ作品になる。

同じ“ようこ”でも苗字の違いによって名前タイプが分かれ、代表作も歌とドラマに分かれる。これこそが「名前の法則」なのです。

 

最近になってもバラエティーにゲスト出演すると必ず「スケバン刑事」の話題を振られ、ヨーヨーを構えたポーズで決め台詞「おまんら、許さんぜよ!」を言わされる南野陽子さん。

まぁそれだけインパクトの強い“当たり役”だっただけに仕方ないですかね。

昨年は「半沢直樹」に出演、今季のドラマ「ネメシス」にも出演中、そして現在公開中の映画「いのちの停車場」にも出演と、50歳を過ぎても女優として現役バリバリな(ん)のです。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。