矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

サバンナ(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第177回)※2020年7月13日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第177回目の今日はサバンナのお二人です。

 

まずこの“サバンナ”というコンビ名は最初と最後の母音が同じなので“リターンネーム”である上に、母音が「ア」だけで構成されているので非常に言いやすい名前(“ストレートネーム”)です。

「ア」のリターンネームは「ギャグが面白い」「顔が面白い」など単純明解なコンビが多く、小中学生など若年層から人気を集める傾向があります。 

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それぞれのお名前は高橋茂雄さんと八木真澄さん、お二人とも本名です。

 

まず高橋茂雄さんのお名前から見ていきましょう。

ローマ字で書くとTAKAHASHI SHIGEOとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。 

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なめらかネームは男性歌手運の強い名前です。

 

実はサバンナは最近のコンビでは珍しく2人とも養成所(NSC)の卒業生ではない、言わばストリート出身のコンビです。M−1やキングオブコントなどの優勝経験も無い為東京(全国区)進出までには時間が掛かりましたが、ある番組への出演がきっかけでそのチャンスを掴みます。

皆さんは憶えているでしょうか?かつて「エンタの神様」の締めの歌ネタコーナーで、サングラスを掛けてギターを抱えた男が「自由だ~っ!!」と叫んでいたのを。

「憶えている」という方にさらに質問です。ではそのキャラクターは何という名前だったでしょう?

 

正解は“犬井(いぬい)ヒロシ”。そう、高橋茂雄さんの仮の姿でした。

なめらか(フォーカード)ネームじゃないですか!この名前は高橋さんが歌手のキャラクターを演じる時の別名義として考え出したものですが、無意識に歌手向きのなめらか+フォーカードの良い名前を選んでいたのです。

もし高橋さんが「エンタの神様」の歌ネタコーナーに抜擢されていなかったら、サバンナの東京進出は無く今だに関西でくすぶっていたかも知れません。

しかしそこはなめらかネームである高橋さんの男性歌手運が発揮されて唄う事でチャンスを掴み、さらにそのキャラクターを犬井ヒロシというなめらかネームにした事で、見ていた人にも「それ(歌手)っぽい名前だな」と受け入れられたのです。

 

東京へ進出してからは先輩タレントに媚びを売る太鼓持ち芸人と呼ばれ、余っている席の少ない芸能界で何とか自分のポジションを確立しました。

アメトーーク!」の年末恒例企画「運動神経悪い芸人」でも不名誉ながらキャプテンを務めています。なめらかネームは“身体で稼ぐ”アスリートに多いタイプなので、本来は運動神経も良くなる筈ですが、高橋さんは逆に運動神経が悪過ぎて面白くなり、結果的に“身体で稼ぐ”タイプになっていると言えます。

(斜体文字が加筆した部分です)

そして最近は「ザワつく!金曜日」などで司会業にも進出しています。長嶋一茂(ながしまかずしげ)さん、石原良純(いしはらよしずみ)さん、高嶋(たかしま)ちさ子さんのワガママ3人を相手に進行するには相当な技量が必要でしょう。 

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この記事をご覧頂くと分かると思いますが、アナウンサーや俳優、お笑いタレントまで、なめらかネームの男性は司会者として大成している方が多いのです。

そして一度司会者の座に着いた方は、10年、20年と君臨し続ける場合が多く「大物司会者」と呼ばれるようになります。

そんな大物司会者がひしめき合う昨今のテレビ界で、新参者が席を確保するのは至難の技ですが、なめらかネームの方は性格的には真面目で勤勉、仕事熱心な方が多く、高橋さんも前向きに仕事(タレント業)に取り組んできた結果だと思います。

母音ではなく文字で見ると(たかはししげお)と、「し」の字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。

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正体を隠して犬井ヒロシというキャラで注目された後、本来の姿でも地位を確立して今や司会者のポジションにまで着いたのですから、正に“ワンモア”な活躍ですね。

 

後になりましたが一応年上の八木真澄さんのお名前も見てみましょう。

ローマ字で書くとYAGI MASUMIとなり、

苗字の最後の文字「ぎ」と、下の名前の最初の文字「ま」、

フルネームの最初の文字「や」と、最後の文字「み」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は芸能活動が安定しない名前で、芸人の場合特に本業(お笑い)以外の道に走る傾向があります。

お笑い芸人なのに筋肉を鍛えたり、なかやまきんに君と2人で別のコンビザ☆健康ボーイズとしても活動するあたりに不安定さが出ていると言えます。

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ただ、ギャグメーカー(ギャガー)と呼ばれる芸人は期せずしてノーペアネームの方が多く、八木真澄さんも「ブラジルの人聞こえますかーっ!?」や「うれしいたけ!」「・・・5秒ムダ使い!」などのギャグをたくさん持っています。(面白いかどうかは別にして)

あのきゃりーぱみゅぱみゅさんの名前も八木さんの「ぱみゅ!」というギャグを見て、意味は分からないけど何となくカワイイから取ったそうです。

ノーペアネームは“リターンネーム”の様なトーク力が無い方が多いので、短いワードの瞬発力で勝負するほうが向いているのです。

 

今では高橋さんが単独でレギュラー番組を10本以上抱える程の売れっ子になりました。

どちらかがなめらかネームのコンビは、なめらかネームの方が本業で出世して生き残るというデータもあります。

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しかし八木さんが別のコンビでも活動するなどバラバラの状態に見えて「ヒルナンデス!」の木曜レギュラーなどコンビでの仕事も続いているのは、サバンナという名前が結び付きの強くなるリターンネームだからでしょう。

高橋さんが犬井ヒロシのキャラで営業のオファーが殺到した時も「サバンナとしてでないと営業は受けない」と言って八木さんも一緒に出演できるようにしたそうで、先輩を立てる太鼓持ち気質と、コンビを大事にする気持ちが生きていたからかも知れません。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。