矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

石川さゆりさん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第198回)※2020年8月25日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第198回目の今日は石川さゆりさんです。

このお名前は芸名で、本名は石川絹代(いしかわきぬよ)といいます。

 

ローマ字で書くとISHIKAWA SAYURIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事からなめらかネームと呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事もよくわかります。

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味でリターンネームと呼びます。

つまり石川さゆりさんは“なめらかネーム”と“リターンネーム”の両方に該当します。

この同じ母音のペアが2つ出来るタイプのお名前を、トランプのポーカーの役にかけてツーペアネームと呼びます。 

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まず“リターンネーム”の芸能界での特徴は、女性の場合歌手業に強いという事です。 

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この記事でも紹介している様に「ヒット曲に恵まれる」方が多く、違うジャンルに進出しなくても、ほぼ歌手業だけで成功するという傾向があります。

 

1972年、中学3年生の時にテレビの「ちびっこ歌謡大会」に出場予定だった友人が急に出られなくなった為、代わりに出場したところ見事合格して芸能界へスカウトされました。

その直後には連続ドラマ「光る海」に沖雅也(おきまさや)さんの妹役でレギュラー出演していたそうで、歌手より女優デビューのほうが先だったのですね。

翌73年に「かくれんぼ」という歌でアイドル歌手としてレコード・デビューしましたが、当時は“花の中3トリオ”と呼ばれた森昌子さん・山口百恵さん・桜田淳子さんらが大人気だった為に、3〜4年ほど日の目を見る事が出来ずにいました。

本名を母音ではなく文字で見ると(いしぬよ)と、「か」と「き」の字が入る“お・か・きネーム”でもあります。

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生まれ持っての自分に厳しいタイプなので、デビューからなかなか日の目を見れなかった時期も挫ける事なく、むしろ歌を基礎から学び直しながら、民謡や日舞などの新たな技術にも取り組んで吸収していたのです。(斜体文字が加筆した部分です)

 

そして76年に出したアルバムの中の1曲だった津軽海峡・冬景色がシングル・カットされて大ヒットし、77年の紅白歌合戦に初出場を果たします。

更に能登半島沈丁花(じんちょうげ)などもヒットして、演歌歌手としての道を歩み出したのです。

歌一筋の印象が強い石川さゆりさんですが、70年代後半頃まではよくドラマにも出演していました。ただ歌手業のほうが忙しかった為に1話だけのゲスト出演などが多く、なかなか軌道に乗る事はありませんでした。

もし「津軽海峡・冬景色」のヒットがなかったら、昨日紹介したいしだあゆみさん同様なめらかネーム+ゆうゆうネーム”のWで俳優運の強い名前なので、女優に転身していてもおそらく成功していたでしょう。

 

津軽海峡・冬景色」だけでも一生食べていけるのではないかという程の代表曲となったのですが、この方の一味違うところはもう1曲、一生もの級の大ヒットを生み出すところにあるのです。

86年に発売した天城越えが、石川さゆりさんにしか唄えない様な難しい歌と設定されたにも関わらず、逆に“唄いがいのある歌”としてじわじわとヒットし、カラオケの定番曲になったのです。

津軽海峡・冬景色」では『🎵凍えそうな鴎(かもめ)見つめ泣いていました』『🎵さよならあなた、私は帰ります』と泣いて身を引く弱い女性の心情を唄っていましたが、「天城越え」では『🎵誰かに盗られるくらいなら、あなたを殺していいですか』と、女の強い情念を唄い上げました。

“ツーペアネーム”の石川さゆりさんは、か弱い女性的な歌に適したリターンネームの力で「津軽海峡・冬景色」を唄い、男性並みの力強い歌に適したなめらかネームの力で「天城越え」を唄い上げたのではないかと思われます。

歌手業に専念した分、名前の持つ力を全て歌につぎ込めたと思われるのです。

この2曲のヒットで紅白歌合戦の常連となり、1984年から37年連続(通算では43回)出場しています。

2007年からは「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」を1年おきに交互で唄い、年末の風物詩となりました。

ご本人は「お陰で新曲が唄えない」と内心複雑な気分になっているようですが、1曲もヒットに恵まれず辞めていく歌手も多い中で、なんと贅沢な悩みなんでしょうか。

 

芸名はツーペアネームですが、石川絹代という本名がノーペアネームなせいか、あまりお喋り好きではなく、目立ちたがりでもない様です。

やはりこの方も石川さゆりという芸名によって大きな幸運を掴んだ1人なのかも知れません。

 

この様に有名人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。