勝手にお名前診断 (第202回)※2020年8月31日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第202回目の今日はTOKIOです。
最初は城島茂さんと山口達也さん2人のユニットから始まり、城島茂バンドという仮の名前を付けていましたが、ジャニー喜多川(きたがわ)さんがTOKIO BANDという名前を与え、メンバーが増えていくうちにTOKIOとなりました。
最初と最後の母音が同じ“リターンネーム”なので、活動開始から30年経ってメンバーが減ってもまだ続いている、息の長いグループになったのではないかと思われます。
デビュー時のメンバーそれぞれのお名前は
ジャニーズ事務所は基本芸名を付けないので全て本名です。
1994年のCDデビュー直前に小島啓(こじまひろむ)さんという方が脱退して5人になり、ジャニーズでは珍しいバンドスタイルで(男闘呼組以来?)「LOVE YOU ONLY」でデビューしました。
「紅白歌合戦」にはいち早く出場を果たし、以降2017年まで24回連続出場と、ジャニーズ歴代最多出場記録を持っています。
「ザ!鉄腕!DASH!!」の企画で農業や漁業、物作りなどに従事する姿が全国ネットの日曜夜8時に放送されている為、ジャニーズグループの中では年配の方のファンが多いのも特徴です。
「花唄」「AMBITIOUS JAPAN!」「宙船(そらふね)」など多くのヒット曲を生み出しました。
それでは個人名を見てみましょう。個性がバラバラと表現される事の多いグループですが、実は名前のタイプもバラバラなんです。
まずリーダーでギター担当の城島茂さんは
ローマ字で書くと=JOSHIMA SHIGERUとなり、
苗字の最後の文字「ま」と、下の名前の最初の文字「し」、
フルネームの最初の文字「じょ」と、最後の文字「る」の母音が違います。
基本は同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”ですが、
全体を見るとA・I・U・E・O、5つの母音が全て入っています。
このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。
このロイヤルネームの方がグループ内にいた場合は、リーダーになる確率が非常に高くなる傾向があります。
まぁこの方の場合リーダーとしてはちょっと頼りない感じがするので、年長者だったからリーダーになったというほうが近いでしょう。
続いてドラム担当の松岡昌宏さんは
ローマ字で書くとMATSUOKA MASAHIROとなり、
苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”の特徴は、まず男女を問わず俳優業に強いという事です。
当たり役やヒット作に恵まれる運も持っています。
とは言ってもジャニーズの人気グループには大体均等にドラマ出演の機会が与えられるので、どれが当たり役かというのも難しいですが、ここ数年の「必殺仕事人」や「家政婦のミタゾノ」はそれに当たるのではないでしょうか。
NHK以外の民放全局で連続ドラマの主演経験があるというのも彼ならではです。
キーボード担当の国分太一さんは
KOKUBUN TAICHIとなり、
苗字の最後の文字「ぶ」と、下の名前の最初の文字「た」、
フルネームの最初の文字「こ」と、最後の文字「ち」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
ノーペアネームは“安定しない”名前ですが、新しいジャンルを切り開くタイプでもあります。
歌手でも俳優でもなく司会やキャスターの道に進む。これはジャニーズのアイドルとしては新しいジャンルでしょう。
元SMAPの中居正広(なかいまさひろ)さんや嵐の櫻井翔(さくらいしょう)さんもノーペアネームである事が物語っています。
こちらはNHKも含めた全在京キー局で同時期にレギュラー番組を持つなどの偉業を成し遂げました。
そしてボーカル担当の長瀬智也さんは
NAGASE TOMOYAとなり、フルネームの最初と最後の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
リターンネームは男性でもアイドル性が強くなる名前です。
TOKIOのメンバーの中でも女性から一番キャーキャー言われるタイプの、アイドル的人気が高かったのではないでしょうか。
TOKIOの楽曲はほぼ全てメインボーカルを担当し、ドラマの中で演じた桜庭裕一郎名義でも「ひとりぼっちのハブラシ」などのヒットを生み出しました。
ソロでもヒット曲があるというのも、彼ならではですね。
(国分太一さんの「ファンタスティポ」は堂本剛(どうもとつよし)さんとのユニット、トラジハイジでしたし、城島茂さんが島 茂子(しましげこ)名義で唄った「戯言(ざれごと)」はヒットしたとは言えません。)
この様になめらか、リターン、ノーペア、ロイヤルの主要4タイプが全て揃っているんです。
皮肉にも元メンバーでベースを担当していた山口達也さんはリターンネームで、長瀬智也さんとかぶっていました。だからという訳ではありませんが、事実上脱退という事になってしまい非常に残念です。
在籍中は朝の情報番組やバラエティーでも司会をするなど、名前の特性も活かして活躍していただけに惜しいですね。
彼を擁護する訳ではありませんが、アイドルでいなければならない期間が長過ぎたんだと思います。
一昔前のアイドルグループはいくら隆盛を極めようと、4〜5年経てば放っておいても人気がどんどん下降して解散や自然消滅となっていったのですが、SMAP以降はメンバー個々の活躍が薪をくべる様に人気の火を燃やし続けるので、グループの人気が10年、20年と持続し過ぎてしまうんですよね。
SMAPやTOKIOのメンバーもデビューした時、まさか40代までアイドルを続けるなんて、誰も思っていなかったでしょう。
ジャニーズは今や宝塚ファンの様に、とにかく所属していれば応援するというファンの方も多いので有り難いでしょうけど、20年以上もアイドルでいなければならない=自由に恋愛出来ない、というのは辛いと思いますよ。
だから最近のジャニーズは色んな所で“刃こぼれ”が起こってるんじゃないかと思います。
アイドルと言えど1人の人間、1人の男性ですから。
そして、長瀬智也さんが今年の4月1日をもってTOKIOを脱退し、ジャニーズ事務所からも退所しました。
あれだけ人気があった中心メンバーなのに、退所後は裏方にまわるというのも「他の人を前に出して自分は一歩下がる」リターンネームの性格が出ていると思います。
まぁ長瀬さんの場合も40過ぎまでアイドルとして活動してきたので、やりたい事をやりきった感はあったでしょう。(斜体文字が加筆した部分です)
残りの3人で「株式会社TOKIO」を設立して新たなスタートを切りました。
3人になってもTOKIOという名前は残っていくのです。
この様に有名人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。