勝手にお名前診断 (第204回)※2020年9月2日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第204回目の今日はタッキー&翼です。
Jr時代からそのスター性でひと際輝きを放ち、ジャニーズとしては1985年の中村繁之(なかむらしげゆき)さん以来久々の(グループ活動を経由しない)ソロデビューが有望視されていた滝沢秀明さんが、同期の今井翼さんとの活動を希望した事で、2002年に正式なユニットとしてアルバム「Hatachi」でデビューをしました。
ユニット名は滝沢秀明さんの愛称“タッキー”と今井翼さんの下の名前“翼”を&で繋げただけですが、偶然にも最初の文字「タ」と最後の文字「さ」の母音が同じ「ア」の“リターンネーム”になっていました。
ただ&(アンド)が間に入る分、タッキー・アンド・翼と、3つの単語を繋げた形になるので繋ぎ目も2つ出来る訳です。
この「・」が入る繋ぎ目の前後で母音が違うので“なめらかネーム”にはなっていなかったんですね。
(ちなみにKinKi Kidsは繋ぎ目の前後が同じ母音なのでグループの“なめらかネーム”です。)
シングルでは「夢物語」「Venus」「Ho!サマー」などのヒット曲を送り出しました。
では個人名を見ていきましょう。
まずタッキーこと滝沢秀明さんは
ローマ字で書くとTAKIZAWA HIDEAKIとなり、
苗字の最後の文字「わ」と、下の名前の最初の文字「ひ」
フルネームの最初の文字「た」と、最後の文字「き」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
“ノーペアネーム”は芸能活動が安定しない名前です。
ただ苗字と下の名前で分けて考えるとTAKIZAWA HIDEAKIと、それぞれ最初と最後が同じ母音になります。
この特別な条件に当てはまる“スライドネーム”でもあります。
このタイプは大きな転向や路線変更を成功させる方が多いのですが、まさかあれほど華のある滝沢秀明さんが、裏方にまわるとは誰が予想出来たでしょう。
しかもプロデュース業に専念する為、芸能活動から引退してしまうとは・・・。
予兆はあったのかも知れません。というのも今井翼さんが2014年にメニエール病を発症し、ユニットでの活動が困難になっていったのです。
滝沢さんはコンサートも1人で翼さんのパートも唄うなど、懸命にフォローして復帰を待ちましたが、翼さんの病は完治する事はなく、いつ目眩を起こすかも知れない状態が続きます。
滝沢さんはバラエティーでヒロミさんのリフォームの手伝いをするなど、テレビに出演する事で健在をアピールしようと畑違いの仕事も請け負っていましたが、自分の居場所はここではないと感じたのでしょう。
母音ではなく文字で見ると(たきざわひであき)と、「き」の字が2つも入る“お・か・きネーム”でもあります。
人一倍自分に厳しい方なので、ジャニー喜多川(きたがわ)さんの後継者となる為には、タレント業も続けながらという生半可な気持ちでは出来ないと感じ、自身は芸能活動から引退する事を決意したのでしょう。(斜体文字が加筆した部分です)
そして2019年9月、ジャニーズ事務所の副社長に就任したのです。
さてもう一人の今井翼さんのお名前ですが、
ローマ字で書くとIMAI TSUBASAとなり、
苗字の最後の文字「い」と、下の名前の最初の文字「つ」
フルネームの最初の文字「い」と、最後の文字「さ」の母音が違います。
こちらも“ノーペアネーム”なんですね。
2018年にメニエール病の再発により、治療に専念する為無期限の芸能活動休止を発表、ジャニーズ事務所も退社しました。
もう当分見る事はないのか・・・と思っていたら、2020年2月に片岡愛之助(かたおかあいのすけ)さん主演の舞台に出演して芸能界復帰を果たしました。
その前年からフリーで仕事を再開し、マネージャーも付けずに自分でギャラ交渉まで行っているのを見た片岡愛之助さんが、自らが所属する松竹エンタテイメントに話をつけ、翼さんを事務所に抱え込んだそうです。
母音ではなく文字で見ると(いまいつばさ)と、「い」の字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。
“ワンモアネーム”はグループで成功した後、ソロでも成功する方が多いのが特徴です。
メニエール病は完治しておらずまだ治療は続いているようですが、大河ドラマ「麒麟がくる」への出演や、今年はミュージカルにも出演するなど仕事は順調の様です。
そして滝沢秀明さんも「き」字が2つ入るのでワンモアネームでもあるんですね。
1人はジャニーズ事務所の副社長、1人は俳優として新たなスタートを切ったタッキー&翼。他のジャニーズグループの活動が長いので、それらに比べると短かかった様な気はしますが、それでも16年も続いたんですから充分じゃないでしょうか。
これからはそれぞれの道でワンモアな活躍を見せてくれる事でしょう。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。