矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

五輪真弓さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第214回)※2020年9月16日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第214回目の今日は五輪真弓さんです。

このお名前は本名です。

(結婚後は姓が鈴木になりましたが、旧姓のまま活動しています。)

ローマ字で書くと ITSUWA MAYUMとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事からなめらかネームと呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事もよくわかります。

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味でリターンネームと呼びます。

つまり五輪真弓さんは、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

このタイプのお名前を、同じ母音のペアが2つ出来る事からツーペアネームと呼びます。

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まず“リターンネーム”の芸能界での特徴は、女性の場合歌手業に強いという事です。 

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この記事でも紹介している様に「ヒット曲に恵まれる」方が多く、違うジャンルに進出しなくても、ほぼ歌手業だけで成功するという傾向があります。

 

音楽好きな両親の影響で若い頃からバイオリンやギターなどの楽器にも慣れ親しんでいた五輪真弓さんは、高校時代に同級生と2人でフォークデュオを結成し、アマチュアながらテレビ番組に出演するなど、音楽とは切っても切れない生活を送っていました。

高校卒業時にデュオは解散したものの、20歳の頃にラジオのオーディション番組に合格すると、レコード会社から高い評価を受けて1972年にシングルとアルバムの同時デビュー、しかも海外レコーディングのおまけ付きだったのです。

実力よりもルックスやキャラクターが重視される日本の歌謡界ではなかなかヒットに繋がらなかったものの、75年に発売した4枚目のアルバムがフランスで絶賛されて、五輪真弓さんはフランスへ渡り5枚目となるアルバム「えとらんぜ」を全編フランス語で録音したのです。また、在仏中にはサルヴァトーレ・アダモのコンサートにもゲストとして招待されました。

日本に帰国後は徐々にテレビ出演も重ね、実に13枚目となったシングル「さよならだけは言わないで」が注目され「ザ・ベストテン」のスポット・ライトのコーナーにも出演しました。

そして80年「恋人よ」の大ヒットに繋がり、あらゆる歌番組で歌唱した事で顔も広く知られる様になります。

ただ、その顔があるアニメのキャラクターに似ていると評判が立ち、大人の恋愛を唄った「恋人よ」の歌詞の意味もおそらく理解出来ないであろう小中学生の知名度も上がっていきました。

 

はい、もう皆さんお分かりですね。

それは「妖怪人間ベム」に登場する“ベラ”でした。

 

名前とは関係ない話なのでこの記事に載せるかどうかも迷いましたが、やはり避けては通れませんでした。だって今だに五輪真弓さんの名前で検索すると“ベラ”の2文字が付随してきますし、皆さんも今日のタイトルを見た時点でいつ出るか、いつ出るかと思ってたんじゃないですか?

「恋人よ」がヒットした頃は折しも漫才ブームの最中だった為、当時大人気だったザ・ぼんちが漫才の中で、

「お前が五輪真弓さんの事をベラに似てるって言うたんやないか!」

『俺そんな事言うてないよ!』

「言うてたやないか、ベラベラと・・・」

『ベラベラ!?』

などといった具合に格好のネタにされていました。

まぁそんなお陰で知名度もより高くなっていったので、悪い事ばかりではなかった筈です。

無理やり名前の話に繋げるとすると、なめらかネームは“身体で稼ぐ”タイプなのです。顔も体の一部と考えると、なめらかネームの特性が働いたとも言えますね。 

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ツーペアネームはなめらかネームとリターンネームの特性を合わせ持つタイプなので、福山雅治さんの様に俳優業向きと歌手業向きの両方の特性を発揮する方もいますが、どちらかに偏る方もいます。

五輪真弓さんの場合は歌手業1本に絞った為リターンネームに偏ったと考えられますが、本人も思わぬ形でなめらかネームの特性も発揮されていたのでしょう。

ただ「恋人よ」がヒットしていた頃はテレビにバンバン出演していたのに、それ以降あまり出演しなくなったのは“ベラ”と呼ばれてからかわれる事を気にしていたんでしょうかね。

 

顔いじりはこれぐらいにして歌の話に戻しましょう。

「恋人よ」のみならず、82年発売のアルバムに収録された「心の友」という歌が東南アジア諸国で人気となり、インドネシアでは“第二の国歌”と呼ばれるほど大ヒットしたそうです。

リターンネームは海外進出運もある名前です。他にも香港スタジアムで日本人初のワンマンコンサートを開催するなど、フランスに渡った時もそうでしたが海外でより高い評価を受ける方なのですね。日本人が世界に誇れる歌手の1人でもあるのです。

実力が物を言う海外での評価が高い方なので、日本でもアーティスト志向が強くなった90年代後半ごろに登場していたら、もう少し評価も変わっていた(ベラなんて呼ばれて馬鹿にされる事もなかった)のかも知れません。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

この様に有名人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。