勝手にお名前診断 (第245回)※2021年1月21日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第245回目の今日はピースのお二人です。
お二人とも本名です。
まずこのピースというコンビ名ですが、母音で見ると「イ」で始まり、「ウ」で終わっているので“ノーリターンネーム”です。
東京NSCの同期で別々のコンビを組んでいた2人がそれぞれのコンビ解散後、芸人を辞めて僧侶になろうとしていた又吉さんを綾部さんが説得して、2003年にコンビを結成しました。
結成して6年を過ぎた頃からテレビ出演が増え、2010年にはキング・オブ・コントで準優勝するなどして知名度が急上昇し、大人気となってフジテレビの「めちゃイケ」「はねるのトびら」に続くコント中心のバラエティー番組「ピカルの定理」のメインキャストに選ばれました。
深夜30分枠の関東ローカルからスタートしたこの番組は、土曜23時から45分の全国ネット、水曜22時の1時間枠、水曜20時台のゴールデンと出世魚の様に昇格していきましたが、ゴールデンでは視聴率で苦戦し、結局3年で終了となりました。
11年続いた「はねるのトびら」にはロバート、ドランクドラゴン、北陽など、
バラエティー運の強い「オ」の“リターンネーム”のコンビが多かったのですが、
「ピカルの定理」のレギュラーはピース、平成ノブシコブシ、ハライチ、モンスターエンジンなど、リターンネームのコンビがいなかったのです。
(ブレイク前の千鳥も水曜22時枠からの途中参加)
だから長続きしなかったというのが「名前の法則」的見解です。
では個人名を見ていきましょう。まずは又吉直樹さんから。
ローマ字で書くと MATAYOSHI NAOKIとなり、
苗字の最後の文字「し」と、下の名前の最初の文字「な」、
フルネームの最初の文字「ま」と、最後の文字「き」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
“ノーペアネーム”は芸能活動が不安定になりがちで、本業以外に走りがちです。
そして稀に大成功を収める事があります。
「ピカルの定理」が終わって少し時間に余裕が出来たのか、仕事の合間を縫って書いた小説「火花」が2015年の芥川賞に輝き、一躍時の人となりました。
母音ではなく文字で見ると(またよしなおき)と、「お」と「き」が入る“お・か・きネーム”でもある為、自分に厳しい努力家だったのではないかと思われます。
芥川賞受賞後は「NEWS ZERO」の月1キャスターやNHK Eテレの教養番組など、すっかり文化人枠の仕事が増えて、バラエティーで見かける事はほとんどなくなりました。
自作の小説第2弾「劇場」も映画化されて第3弾「人間」も出版する一方で、ドラマや映画の脚本も担当するなど、今後も作家方面に進んでいく様です。
一方の綾部祐二さんは、AYABE YUJIとなります。
苗字の最後の文字「べ」と、下の名前の最初の文字「ゆ」、
フルネームの最初の文字「あ」と、最後の文字「じ」の母音が違います。
こちらも“ノーペアネーム”ですね。
かつては熟女好きをアピールして中高年の女性からも人気を集め、2012年のタレント出演番組本数ランキングで10位に入るなど大活躍しました。
“ノーペアネーム”は俳優運が弱い名前です。
しかし下の名前に「ゆう」という音が入る為、俳優業で成功する可能性を秘めた“ゆうゆうネーム”でもあります。
なので人気絶頂期は深夜枠や昼帯ながらドラマに主演も果たしました。
人気が出てきた芸人がドラマに出演する事はよくありますが、主演となるとなかなか無い事です。
“リターンネーム”ほど雄弁なタイプではないにせよ、イジられた時の返しが上手かった為、他の芸人からも好かれる存在でした。
しかし相方の又吉さんが芥川賞を受賞してから気持ちが不安定になります。
それまで注目を浴びてきた自分よりも又吉さんばかりが持て囃される様になった事で「自分も何かしなければ」と思う様になってしまったのです。
そして2016年の10月に会見を開き、ニューヨークを拠点に活動する事を決意します。
発表してから半年間は日本にいた為、「いつ行くんだよ?」と言われながら2017年の4月に渡米しました。
実は海外進出運が強いのは“リターンネーム”で、ノーペアネームはそこも良くないのです。なのでもうかれこれ5年近くになりますが、未だ大きな成果は得られていない様です。
そのせいでピースも活動休止状態が続いています。
最新のネットニュースによると、カリフォルニアをバイクで700kmも走って旅しているそうですよ。あれ?何しにいったんでしたっけ?綾部さん。
(斜体文字が加筆した部分です)
この様に有名人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。