勝手にお名前診断 (第265回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第265回目の今日は立川談志さんです。
このお名前は芸名です。
ローマ字で書くとTATEKAWA DANSHIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
本名は松岡克由といいます。
ローマ字で書くと MATSUOKA KATSUYOSHIなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
本名も“なめらかネーム”なのです。
母音ではなく文字で見ると(まつおかかつよし)と、「か」が入る“お・か・きネーム”でもあります。
よく見ると芸名の屋号:立川(たてかわ)にも「か」が入っていますね。
このタイプは自分に厳しくなる名前なので芸事に厳しくなるのはもちろんお客さんにも厳しかった様で、落語の途中で居眠りしていたお客さんに退場を勧告したというエピソードもある程です。
1952年に高校を中退して、当時の柳家小さん(やなぎやこさん)さんに弟子入りし、最初は本名の一部を取って柳家小よし、二つ目に昇進後柳家小ゑんという名前を経て、真打ちに昇進後立川談志を襲名しました。
“なめらかネーム”は司会者運の強い名前です。
「寄席でやっている大喜利をテレビで出来ないか?」と企画してあの番組のスタイルが生まれ、以降50年以上続く人気番組となりました。
しかし開始当初は視聴率が伸び悩み、初期のレギュラー陣との関係も悪化(原因は不明)していたそうで、1969年に衆議院議員選挙出馬を表明した為に談志さんは降板を余儀なくされました。
思った事を正直に言う真っ直ぐなまでの毒舌と、古典落語だけに捉われない型破りな行動から“落語界の反逆児”とも呼ばれ、好き嫌いのはっきり別れる芸風でした。
「師匠に教えられた通り古典落語をやっているだけでは落語はいつか滅びる」と感じ、「時代に合わせて落語も変えていかなければならない」との思いをモットーにしていました。
その為師匠と対立する事も多く、1983年に落語協会から脱会して(建前上の破門)落語立川流を創設して“家元”となりました。
師匠から受け継いだ型を大事にする古典落語において、「己を語る」という視点から現代に生きる人々の価値観や美意識を内容に投入し、噺の途中で「このストーリーのここがおかしい」「こういう人情は違う」と、自身の意見や解説、哲学まで取り入れていました。それ故に「客は“噺”ではなく、“談志”を聴きにくる」と言われ、熱心なファンを獲得し続けました。
また漫談、漫才など落語以外のお笑いにも興味を示し、広くエンターテイメントとして捉えていました。
ツービート時代のビートたけしさんや爆笑問題の太田光(おおたひかり)さんの才能をいち早く見出すなど先見の明もあったのです。
リターンネームではないのであまりベラベラ喋るタイプではありませんでしたが、自身も含め落語家がテレビに出る事には前向きであり、晩年は手数(口数)少なめの的確な一言で締めるコメンテーターとしても活躍しました。
2011年11月、喉頭癌の為に75歳で亡くなりましたが、この時の報道各紙の見出しは生前の本人の希望により「談志が死んだ」だったそうです。最後まで“洒落”が好きだったのですね。
現在その毒舌ぶりは弟子の立川志らく(たてかわしらく)さんに受け継がれています。まぁ天国から「まだまだだな。」なんて言いながら見ているかもしれませんけど。
この様に有名人のお名前を母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。