勝手にお名前診断 (第79回)※2021.3.1改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第79回目の今日はバカリズムさんです。
この芸名は以前に組んでいたコンビ名をそのまま引き継いだもので、本名は升野英知といいます。
「名前の法則」的見地とは、画数ではなく母音で名前を診断する方法ですので、
分かりやすくする為にローマ字にしてみます。
まず芸名のバカリズムですが、苗字か下の名前のどちらかだけを芸名にされているか、そういった概念も無い言葉の場合は“ショートネーム”と呼びます。
ローマ字で書くと、BAKARIZUMUとなります。
ショートネームでもヒロミさんや千秋さんの様に最初の母音に戻る“リターンネーム”の方もいらっしゃいますが、バカリズムさんの場合は最初の文字「バ」と、最後の文字「ム」の母音が違います。
つまりこのお名前はショートネームのノーリターンという事になります。
ショートネームはリターンネームか、絢香さんやYOUさんの様に一音だけの“ストレートネーム”の方が芸能界で活躍されているケースが多く、ノーリターンだと売れるまでに時間がかかり苦労する傾向があります。(コンビ名の場合も同じです。)
バカリズムというコンビとしては10年程の活動期間で日の目を見る事もなく、相方の松下敏宏(まつしたとしひろ)さんが30歳の節目に引退を決意して解散になりました。
松下敏宏さんのお名前をローマ字で書くと、
MATSUSHITA TOSHIHIROとなり、苗字の最初と最後の母音が同じ、下の名前の最初と最後の母音が同じなので“スライドネーム”という特殊な条件に当てはまる名前である事が分かります。(斜体文字が加筆した部分です)
だからお笑い芸人から一般人に転向する道を選んだのかも知れません。
そこから升野英知さんが芸能界に1人残って、コンビ名をそのまま個人の芸名として引き継いだのです。
以前ホンジャマカの回でもお伝えしましたが、母体のグループが解散しても芸能界に残る性質の名前タイプがあります。
本名の升野英知というお名前をローマ字で書くと、
MASUNO HIDETOMOとなり、A・I・U・E・O、5つの母音が全て入っています。
このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。
そうです、ロイヤルネームの升野英知さんが芸能界に残り、
バカリズム=コンビ名から、バカリズム=ピン芸人となったのです。
このロイヤルネームの有名人の方は強運に恵まれ、それぞれの世界で成功するだけでなく、他のジャンルに挑戦すればそこでも成功を収め「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような、最強の名に相応しい活躍をされている方が非常に多いのです。
ただ、それは芸名がロイヤルネームだった場合の話で、表に出ない本名がロイヤルネームではなかなか効力が発揮されません。しかしバカリズムさんはじわじわと名前の力を使い浮上していくのです。
ピン芸人となったバカリズムさんは「R−1グランプリ」に出場し、初出場ながら4位と健闘した事でネタ番組への出演が増えていきます。
ネタは「トツギーノ」などのフリップネタが多かったのですが、そこで持って生まれた絵の上手さが発揮されます。これは芸人になる前から持っていた才能ですね。
また文才もあったのか、ブログ上で架空のOLに成り済まして日記を綴っていたところ、後に書籍化されたばかりか、ドラマ化や映画化までされ、しかも何故か本人が主役のOL役まで演じています。演技力も持っていた才能ですかね。
ドラマの脚本の仕事も舞い込む様になり、竹野内豊(たけのうちゆたか)さんや船越英一郎(ふなこしえいいちろう)さんなど有名俳優主演の連続ドラマの脚本まで任されるようになりました。
そんな多才ぶりが認められたお陰か音楽番組「バズリズム」の司会に起用され、ゲストのトークからお題を汲み取りイラストにするという、持ち前の画力を活かした技を毎回披露して評判を呼んでいます。
更にはそこそこ歌も上手いお陰で、同番組内の企画で秦基博(はたもとひろ)さんや大原櫻子(おおはらさくらこ)さんとコラボしたユニットで歌手活動もして、作詞も手掛けています。
もちろん本業のお笑いでも、1人コントではネタの着眼点が独創的だと高い評価を受けていますし、「IPPONグランプリ」の大喜利でも秀逸なワードセンスで最多優勝回数を誇っています。
絵の上手さ、文才、歌、発想力、ワードセンスと、どれを取ってみても芸人になる前の升野英知さんが持っていた才能という気がします。芸名の運で売れたのではなく、本名の「何をやっても上手くいく」特性で売れたという事が言えるでしょう。
これだけ多方面で活躍していると、多忙で恋愛もする暇がないかと思いきや、アイドルグループでんぱ組.incの元メンバー夢眠(ゆめみ)ねむさんと結婚をしました。
昨日紹介した薬丸裕英さんのパートナー、石川秀美さんと比べると知名度は雲泥の差ですが、一応今の時代の人気(元)アイドルを射止めたという意味では、さすが恋愛運も強いロイヤルネームという所です。忙しくてもやる事はやっていたんですね。
現在公開中の映画「劇場版 殺意の道程」では脚本と主演(井浦新(いうらあらた)さんとのW主演)を務め、5月公開予定の永野芽郁(ながのめい)さん主演映画「地獄の花園」でも脚本を手掛けています。ますますお忙しそうです。
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。