矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

岩崎宏美さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第83回)※2021.3.5改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第83回目の今日は岩崎宏美さんです。

このお名前は本名で、結婚後は姓が“今(こん)”になりました。

 

ローマ字で書くとIWASAKI  HIROMIとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事もよくわかります。

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

つまり岩崎宏美さんのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

更に「名前の法則」での判断基準となる4つのポイントが全て同じ母音ですので、

このタイプのお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“フォーカードネーム”と呼びます。 

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まず“リターンネーム”の特徴は、女性の場合歌手業に強いという事です。

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この記事でも紹介している様に「ヒット曲に恵まれる」方が多く、違うジャンルに進出しなくても、ほぼ歌手業だけで成功するという傾向があります。

 

岩崎宏美さんはオーディション番組「スター誕生!」で合格して1975年にデビューしました。当時既に大人気だった山口百恵(やまぐちももえ)さん・桜田淳子(さくらだじゅんこ)さん・森昌子(もりまさこ)さんと同学年だった事もあり、アイドル路線での売り出しも試みられましたが、2枚目のシングル「ロマンス」が大ヒットした事で歌唱力が評価され、ただのアイドルでは無い本格派の歌手として認められる様になります。

その後も「センチメンタル」「未来」「熱帯魚」「思秋期」など、10代の内に多くのヒット曲を生み出しました。

 

10代で人気が出た女性歌手によくある事ですが、20歳を過ぎて大人になるに連れセールスが下降し、女優やタレントへ転身するか、もしくは引退していくという傾向があります。しかし岩崎宏美さんは違いました。22歳で発表した「すみれ色の涙」がヒットして「ザ・ベストテン」に返り咲くと、翌年には「火曜サスペンス劇場」の主題歌「聖母(マドンナ)たちのララバイ」が大ヒットし、2度目のピークを迎えるのです。

もちろん実力があったからこそですが、ほぼ歌手業一筋で続けていた事も要因でしょう。ポップな曲調のアイドルソングを唄える方は他に沢山いましたが、サスペンスのエンディングに相応しい大人の曲を唄える方は少なかったのです。

 

◉シンデレラ・ハネムーンの悲劇

 

芸能人は「マネをされる様になったら一人前」とよく言われます。一昨日からの流れを汲む訳ではありませんが、岩崎宏美さんも芸能人でモノマネをする方が現れました。

コロッケさんです。

モノマネタレントの中でも特に誇張(デフォルメ)の激しい事で知られる方ですが、何故かその白羽の矢が岩崎宏美さんに向けられてしまいました。

曲は「シンデレラ・ハネムーン」が使われます。当時殺虫剤のCMで「飛んでれら、死んでれら」というコピーが流行っていて、おそらく語感が似ていて面白いからという理由で選ばれたのでしょう。まぁそんな理由はさておき、そのモノマネがアゴを突き出して変顔を作り、首を左右・上下に激しく振るという、似てる似てないを度外視した面白さ優先の悪質なものだったのです。

しかし生憎それがウケてしまった為、岩崎宏美さんがコンサートで「シンデレラ・ハネムーン」を唄おうとすると、客席からクスクスと笑い声がおこる様になってしまったのです。

遂には唄いづらくなり、一時期コンサートのセットリストから止むなく外していました。

コロッケさんも反省して控える様になり、ここ数年は封印を解いて唄っていましたが、またこの曲を別の形で唄う方が現れました。

高橋真麻(たかはしまあさ)さんです。

この方本職はアナウンサーなのにリターンネームのせいかやたら唄いたがる悪い癖(?)があり、上手い人が唄うと気持ち良くなる曲なのか分かりませんが、何故か「シンデレラ・ハネムーン」を我が物顔で唄うのです。それもモノマネではなくただ唄いたいだけで。

もう視聴者は岩崎宏美さんの歌だと知らない世代も多く、高橋真麻さんの歌だと思っていた人もいたでしょう。これはもう曲の宣伝とかカヴァーとかでもなくパクリに近い行為です。こうしてこの曲は悪質なモノマネと悪質な行為に弄ばれたのですが、岩崎宏美さんの数あるヒット曲の中の1つだったから良かったようなものでしょう。

誤解のない様にもう一度言いますが、「シンデレラ・ハネムーン」は高橋真麻さんの歌じゃありませんよ。あと「かもめが翔んだ日」も・・・。

 

◉同姓同名?女優の出現

 

岩崎宏美さんが盗まれた(?)物がもう1つあります。それは名前です。

1度目の結婚で姓が“益田(ますだ)”に変わった後、芸名も益田宏美に改名したのですが、丁度その頃子役から芸能界入りしていた岩崎ひろみさんが本格的に女優として活動を始めました。

岩崎ひろみさんも本名とは言え、本来なら別の芸名を名乗るべきなのでしょうが、益田宏美に改名したならと本名のまま続けたそうです。しかし婚姻生活は7年ほどで破綻し、また岩崎宏美に戻す事になりました。結果“歌手の”岩崎宏美、“女優の”岩崎ひろみという冠詞が必要になってしまったのですが、まるで留守にしていた隙に空き巣に入られた様な話ですね。

まぁそれも岩崎ひろみさんの両親が、岩崎宏美さんにあやかって“ひろみ”と名付けたのがそもそものきっかけなので、人気を裏付けるエピソードという事にしておきましょう。

 

名前の「音」で見れば全く同じなので困った事例なのですが、岩崎宏美さんはリターンネームの歌手運を、岩崎ひろみさんはなめらかネームの女優運を活かしたという事で納得して頂きたいと思います。でも全く同じ名前は二番煎じ感(パクリ感)が出るので本当は良くないですよ。加勢大周(かせたいしゅう)騒動みたいな事にもなりかねませんから。

 

2009年に2度目の結婚をされた後は改名せず元の芸名を貫いています。

母音ではなく文字で見ると(いわさひろみ)と、「き」が入る“お・か・きネーム”でもあります。(斜体文字が加筆した部分です) 

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デビューから45年、ドラマやバラエティーにもほとんど出演せず歌手業一筋に活動してこられたのは、自分に対する厳しさを持ち続けていたからでしょう。

丁度明日(3月6日)からコンサートツアーも始まるようで、これからも“歌手”岩崎宏美を貫いていって欲しいですね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。