矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

五木ひろしさん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第84回)※2021.3.6改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第84回目の今日は五木ひろしさんです。

このお名前は芸名です。

 

ローマ字で書くとITSUKI  HIROSHIとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音も同じ「イ」である事もよくわかります。

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

つまり五木ひろしさんのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

更に「名前の法則」での判断基準となる4つのポイントが全て同じ母音ですので、このタイプのお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“フォーカードネーム”と呼びます。

 

7つ8つの名前を持つ男?

 

五木ひろしさんがはまず本名が

①松山数夫(まつやまかずお)というなめらかネームです。

 

1回目では“7つの名前を持つ男”として紹介したのですが、先日NHKの歌番組に出演された時、中学時代に浪曲の一座に参加して巡業に行った際、

②波野(なみの)たかしという芸名をつけてもらっていたと話されていました。なので1つ増えて“8つの名前を持つ男”になりました。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

17歳でデビューする際、本名のままでは先輩歌手の舟木一夫(ふなきかずお)さんと重複する為、

③松山まさるという芸名を名乗ります。これもなめらかネームですね。

しかしシングルを6枚出すも売れなかったので、

④一条英一(いちじょうえいいち)というリターンネームに改名します。

またシングル3枚が不発に終わり、

⑤三谷謙(みたにけん)というノーペアネームに改名します。

オーディション番組に一から挑戦して再デビューの権利を獲得し、

⑥中川淳(なかがわじゅん)というノーペアネームを1日だけ名乗ったのですが、

周囲から響きが良くないと言われてさらに改名、ついに

五木ひろしというフォーカードネームにたどり着くのです。

 

この名前も作家の五木寛之(いつきひろゆき)さんにあやかる意味と“いいツキをひろおう”という半分シャレの意味もあったそうですが、計らずもそれまでの変遷の中で1番強い『役』になったお陰か、改名後初のシングルよこはま・たそがれが大ヒットするのです。

まるでポーカーでツーペアやスリーカードの弱い『役』では上がらず、ひたすら交換し続けて強い名前を作り上げたという感じですが、松山まさるや一条英一という名前も充分良い名前なので、もっと粘っていればヒットしたかも知れません。

 

ここでようやく名前の特徴ですが、まずなめらかネームは男性の場合、演歌やロックなどの男らしい歌を唄うのに適しています。  

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よこはま・たそがれ」や「夜空」「おまえとふたり」「ふたりの夜明け」などはその特性が活かされたのでしょう。

一方で「ふるさと」に代表される優しい曲調や細雪」「長良川艶歌」など女性目線の曲もヒットさせています。

その点は演歌以外のジャンルや中性的な歌詞にも適したリターンネームの特性が発揮されていると思えます。  

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その他にも「倖せさがして」「契り」「そして・・・めぐり逢い」など、数多くのヒット曲を生み出しました。

 

そして8つ目の名前なんですが、1982年(昭和57年)頃から劇場公演でお芝居と歌の2ステージをやる様になり、その構成・演出をする際に

⑧松園明(まつぞのあきら)というリターンネームの別名義を使いました。 

相川七瀬さんの回で織田哲郎さんを紹介した時にもリターンネームはプロデューサー向き(自分は一歩下がって他の人を前に出すタイプ)と申しましたが、構成・演出家としての名義をリターンネームにするなんて、五木ひろしさん「名前の法則」知ってたんじゃないかと・・・まぁ偶然ですけどね。

 

 ◉モノマネされる強み

 

改名にまつわる話だけでも充分な記事の量ですが、今週この流れで来ているのでついでに申し上げましょう。芸能人は「マネをされる様になったら一人前」とよく言われます。

五木ひろしさんの場合モノマネする方が多過ぎて名前を上げるとキリがありませんが、あの右手で拳を握る特徴的なポーズ、五木ひろしに改名した時に契約した事務所がボクシング・ジムで、そこに所属していた沢村忠(さわむらただし)さんのファイティング・スタイルからヒントを得たのだそうです。何度も改名して苦労したからこそ掴んだものだったんですね。

 

まもなく73歳になる五木ひろしさんですが、昨日の岩崎宏美さん同様ほぼ歌手業一筋に貫いています。

母音ではなく文字で見ると本名の(まつやま)には「お」と「か」の文字が、芸名の (いつひろし)には「き」の文字が入る“お・か・きネーム”でもあります。

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やはり自分に対する厳しさを持っている方なのですね。

 

紅白歌合戦の連続出場記録も継続中で、昨年末50回目の大台を達成しました。前人未踏のこの記録、一体いつまで続くのでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。