矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

近藤真彦さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第91回)※2021.3.13改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第91回目の今日は近藤真彦さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとKONDO  MASAHIKOとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

“リターンネーム”は男女を問わずアイドルに強い名前です。 

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近藤真彦さんは多くのアイドルを輩出してきたジャニーズ事務所のトップとして走り続けてきました。往年のファンから若い世代においても新しいファン層を獲得し、ずっとアイドルを続けてこられた方なのです。

 

1979年にスタートした「3年B組金八先生」(第1シリーズ)で注目を集めた田原俊彦(たはらとしひこ)さんの“た”、野村義男(のむらよしお)さんの“の”、近藤真彦さんの近という字を読み替えて“きん”、3人の頭文字を取って名付けられた“たのきんトリオ”がアイドルとしての第1歩でした。

ただし、正式なグループではなく3人をまとめて呼ぶ時の呼称に過ぎず、レコードデビューのタイミングも3人バラバラでした。

このたのきんトリオという名前も一応診断しておきますと、リターンネームではないのでグループ名として良い名前とは言えません。共演映画も5本ぐらいまで製作されましたが、トリオとしての活動は長く続きませんでした。

 

◉愛称“マッチ”に関する誤解

 

近藤真彦さんは“マッチ”という愛称で親しまれ、上記の“たのきん”システム通り真彦の“ま”を取って“マッチ”になったのかと思いきや、「金八先生」出演時に髪が短く“マッチ棒”の様なヘアースタイルだったからだそうです。真彦の“ま”でもあるからというのは後付けだったようですね。

またモノマネをする人がよく「マッチでーす!」と叫びますが、本人は1度も叫ぶどころか「マッチです。」と自分から名乗った事もないそうです。

これは一重に、モノマネで最初に「マッチでーす!」と言った片岡鶴太郎(かたおかつるたろう)さんのせいです。

オレたちひょうきん族」の“ひょうきんベストテン”のコーナーで近藤真彦さんの役を任された際、元気なイメージを出す為に「マッチでーす!」と叫んでいたのですが、人気番組だった事もありこれが浸透してしまったのですね。

いずれにしてもこの言いやすい愛称のお陰で人気も加速したのですが、以前タモリさんを紹介した時に『愛称はア段で始まるほうが良い』のではないかという話をさせて頂きました。

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その理由として、後輩が呼ぶ時に“さん”付けで呼びやすいからと申しましたが、近藤真彦さんもジャニーズの後輩からは “マッチさん”と呼ばれています。

最後に「ん」が付くものの、最初の文字「マ」と、「ん」の1つ前の文字「さ」の母音が同じ「ア」なのでリターンネームですね。

だから“近藤さん”ではなく“マッチさん”のほうが呼びやすく、また大勢の後輩から慕われ続けているのではないでしょうか。

 

◉ライバルの存在

 

スニーカーぶる〜すブルージーンズメモリーハイティーン・ブギなど初期はロック調の激しい曲が多かったのですが、一足先にデビューした田原俊彦さんとの差別化を図る意味もあったでしょう。

カラフルな衣装でポップな曲調を唄うアイドル路線の田原俊彦さんとは違い、「男らしい歌」をヒットさせていきます。

男性歌手で「男らしい歌」を唄うのはなめらかネームの方が多く、リターンネームの特性的には真逆なのですが、実はこの方非常にシャイな性格で、あまり前に出たがりません。

だからジャニーズのトップと言われながらも、一昨年亡くなられたジャニー喜多川(きたがわ)さんのお別れの会で久し振りに姿を見た、という方も多いのではないでしょうか?

リターンネームはプロデューサー向き(自分は一歩下がって他の人を前に出すタイプ)でもある様に、目立ちたがりではない方が多いんですね。

余談ですが田原俊彦さんの愛称は“トシちゃん”でした。後輩が呼ぶ時に“トシちゃんさん”は変ですし“トシさん”も違和感があります。だから後輩からは慕われにくかったのでしょうか。もちろん性格の問題もあったでしょうが、その点については触れずにおきましょう。

 

アイドルとして出す曲出す曲ベストテン入りしていた80年代から、90年代に入ると人気も落ち着いてシングルのリリース間隔も空き始め、一線を遠ざかったかに見えた96年、ジャニーズの後輩堂本光一(どうもとこういち)さん主演のドラマ「銀狼怪奇ファイル」の主題歌ミッドナイト・シャッフルを担当して久々のヒットを飛ばしました。

当時SMAPKinki Kidsのファンだった若い世代からも「渋くてカッコいい」大人の男性として注目され、再び人気を集めたのです。

母音ではなく文字で見ると(んどうまさひ)と、「こ」という字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。(斜体文字が加筆した部分です) 

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当時既に一般女性と結婚した後でしたが、この“ワンモアネーム”は小泉今日子(いずみきょう)さんなどの様に結婚後も人気が持続する傾向があるようです。

レーサーとしての顔も持つなど、正に“ワンモア”な活躍と言えるでしょう。

 

俳優運の強いなめらかネームなら木村拓哉(きむらたくや)さんの様に俳優で大成していたかも知れませんが、シャイな性格もあってかドラマや映画の出演は多くありません。

新曲のリリースもここ10年で5曲程と少なくなっていて、皮肉にもデビュー40周年を迎えた昨年末、不倫報道により無期限の芸能活動自粛処分となってしまいました。

40年もジャニーズのトップとして走り続けてきたのでもう充分かとも思いますが、再び返り咲く事はあるんでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。