矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

光GENJI (2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第95回)※2021.3.17改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第95回目の今日は光GENJIの7人です。

 

光GENJIGENJIという5人のグループ(諸星和己さん、山本淳一さん、佐藤敦啓さん、佐藤寛之さん、赤坂晃さん)にの2人(大沢樹生さん、内海光司さん)が加わって光GENJIになりました。

お名前は7人とも本名です。

愛称で呼ばれる事は少なく、強いて言えば諸星和己さんが“カーくん”と呼ばれていたぐらいでしょうか。

 

では個人名をみていきましょう。

まず大沢樹生さんのお名前をローマ字で書くと

OSAWA MIKIOとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

続いて赤坂晃さんは

AKASAKA  AKIRAとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の文字、フルネームの最初と最後の文字の母音が全て同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”、更に4つのポイントが全て同じ母音なので“フォーカードネーム”となります。

 

そして内海光司さん、諸星和己さん、山本淳一さん、佐藤敦啓さん、佐藤寛之さんは

UCHIUMI KOJI、MOROHOSHI KAZUMI、YAMAMOTO JUNICHI、

SATO ATSUHIRO、SATO HIROYUKIとなり、

リターンネームの条件であるフルネームの最初の文字と、最後の文字   

なめらかネームの条件である苗字の最後の文字と、下の名前の最初の文字

この2つのポイントの母音が違うので、どちらのタイプにも当てはまりません。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

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グループの中にリーダー向きのロイヤルネームがいるとその方がリーダーになる事が多いのですが、7人の中にいなかったせいかリーダーは特に決められていませんでした。

 

◉衝撃のデビュー

 

1987年、アイドル的人気を誇ったチェッカーズや、ジャニーズの先輩グループ少年隊が女性人気を集めていた中、それらを押しのける様にローラースケートで颯爽と現れた7人の少年、それが光GENJIでした。

デビュー曲「STAR LIGHT」はヒットチャートの1位に輝き、たちまちトップアイドルの座に立ちます。

丁度その頃仕事で2ヶ月ほど海外に行っていた藤井(ふじい)フミヤさんは、

「帰ってきてテレビつけたら、ローラースケート履いた知らない男の子達が走り回っていて、しかも1位だって聞いて驚いた」そうで、時代の渦中にいた人まで驚くほどのあっと言う間の出来事だったのです。

光GENJIは言うまでもなく「源氏物語」の主人公・光源氏から取った名前ですが、最初の文字と最後の文字の母音が同じ「イ」なので偶然にも“リターンネーム”になっていました。

光GENJIが大人気だった頃、あとに続けとばかりに男闘呼組(おとこぐみ)や忍者(にんじゃ)といったグループがジャニーズからデビューしたのですが、どちらもリターンネームではなかった為に人気は振るいませんでした。というのは私個人の見解で、本当のところは光GENJIに人気が集中し過ぎて、この2組がファンを獲得できなかったのです。

 

◉歌番組にレギュラー出演

 

その後もガラスの十代パラダイス銀河など、出す曲全て1位になる程の大人気となった事で「ミュージックステーション」に毎週登場する様になります。本来は“ゲスト”ですが毎週出演するとなるともう“レギュラー”ですよね。しかも約5年間も続いたので総出演回数は234回と、今だに破られていない最高記録です。

が破るかと思われましたが活動休止してしまったので“タイトル”防衛しました。)

そして「パラダイス銀河」がレコード大賞まで受賞して時代の頂点に立ったのですが、メンバーが7人とやや多過ぎた為、その足並みはいつまでも揃いはしませんでした。

光GENJIはメンバーの個人活動、いわゆるバラ売りが特に少ないグループでしたが、その反動からか人気が下降し始めると、もっと違う形で自分を表現したいと、7人のうち2人が脱退してしまいます。

脱退した2人のうちの1人、リターンネームの大沢樹生さんは俳優として映画やドラマに舞台を移しましたが、もう1人の佐藤寛之さんはノーペアネームの為か、その後の活動はほとんど知られていません。ノーペアネームの特性は「不安定」で、一時的に人気者になっても持続しにくいのです。ここでも明暗がくっきり分かれたと言えます。

残った5人で光GENJI SUPER5として再スタートを切るのですが、リターンネームでなくなった為に人気が再燃する事はなく、とうとう解散を迎えます。

解散後はあの人気が嘘だったかの様に、各メンバーがテレビから姿を消しました。先述の通りバラ売りが少ないグループでしたので、俳優業など個人活動の準備も出来ていなかったのです。

そんな中唯一頭角を現したのが赤坂晃さんでした。

なめらかネームの特徴である俳優運を活かし、ドラマや舞台などに出演して再び注目を集めます。

しかし、覚醒剤を所持していた事が発覚して現行犯逮捕され、使用も認めた事でジャニーズ事務所からも解雇されました。

皮肉な事に1番良い名前だった彼が失墜してしまった訳ですが、母音ではなく文字で見ると(ら)と、「か」が2つと「き」が1つの計3つも入る、かなりハードな“お・か・きネーム”でもあるんですねぇ。(斜体文字が加筆した部分です)

自分に厳しいタイプであると同時に、自分を追い込みやすいタイプでもあり、その追い込み方を間違えると自我を見失い、己を滅ぼす危険性もある名前なのです。

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他のメンバーは名前の適性が診断出来ないほど、個人名が前に出る様な活動をしておらず、

結局アイドル向きのリターンネーム、大沢樹生さんだけが俳優として残った訳ですが、この方も仕事よりスキャンダルで有名になった感が強いですね。

もう1人の“光”内海光司さんは今もジャニーズに在籍し、舞台中心に俳優活動を続けているそうですが、ノーペアネームのせいかなかなか主役にはなれない様です。

1番人気のあった筈の諸星和己さんは流石に近年ちょくちょくテレビで見かけますが、彼の弱点は当時の裏話をしようとすると、自分の首を締めてしまう事になるのであまり喋れないという所ですね。まぁ自業自得でしょう。

 

光GENJIの失速後、ジャニーズアイドルはしばらくの間一線を退きます。アイドル冬の時代などと呼ばれ、メディアに登場しないバンドや、実力派アーティストと呼ばれる人達が音楽界の主導権を握るようになりました。その為テレビの歌番組は次々と終了し、アイドル達は歌を披露するチャンスすらなくなってしまいます。昭和の終わりから平成へと駆け抜けた光GENJIの時代の終わりは、80年代のアイドル時代の終わりでもあったのですね。

再結成の噂もあるようですが、前向きなメンバーもいれば消極的なメンバーもいて、やはり7人の足並みはなかなか揃わない様です。もし揃ったとして、今もローラースケート履いて走り回れるんでしょうか?

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。