勝手にお名前診断 (第98回)※2021.3.20改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第98回目の今日はももいろクローバーZです。
今回は卒業したメンバーも含めて6人まとめての紹介となります。いつもより長くなりますが最後までお付き合いください。
最初はももいろクローバーという6人のグループでスタートしました。
(路上ライブなどを行なっていたインディーズデビュー前はもっと大勢のメンバーがいたそうですが、メジャーデビュー時をスタートと見なし割愛させて頂きます。)
メンバーにはそれぞれイメージカラーが割り当てられ、さながらスーパー戦隊かセーラームーンの様に個性を引き立たせていました。
百田夏菜子さん(リーダー)=赤色
玉井詩織さん=黄色
佐々木彩夏さん=ピンク色
有安杏果さん=緑色
早見あかりさん=青色
高城れにさん=紫色
ももいろクローバーだった頃は一部のアイドル通にしか知られていないグループでした。
日本語と英語を組み合わせたグループ名の場合、Kinki Kidsやモーニング娘。の様に繋がりの部分が同じ母音になる“なめらかネーム”なら人気に火がつくのも早いのですが、そうではなかった為になかなか日の目を見なかったのです。(斜体文字が加筆した部分です)
しかし早見あかりさんの脱退を機に“Z”を付けてももいろクローバーZと改名すると、最初の文字「も」と最後の文字「Z(ゼット)の“ト”」が同じ母音になり(最初の母音に戻る)“リターンネーム”になった効果か人気が急上昇していきました。
またその頃からファンの間では“ももクロ”と略称で呼ばれるようになりましたが、この略称もリターンネームなのです。
では個人名をみていきましょう。
まず百田夏菜子さんのお名前をローマ字で書くと
MOMOTA KANAKOとなり、
苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
更に、フルネームの最初と最後の母音も同じ「オ」ある事もよくわかります。
この様なお名前を最初の文字に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
つまりこのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。
この様なお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“ツーペアネーム”と呼びます。
さすがリーダーになるだけあって、1番良い名前ですね。
アクロバットな動きをこなす身体能力の高さはグループでもNo.1ですが、それもなめらかネームの特性からくるものでしょう。
また昨今のアイドルグループでセンターに立つ方もなめらかネームが多い傾向にあります。
単独でドラマや映画出演など女優経験が多いのもなめらかネームの女優運でしょう。
こうしてまとめるとなめらかネームの特性ばかりが働いている様に思えますが、リターンネームの特性が出ているのはお喋りなところでしょうか。
母音ではなく文字で見ると(ももたかなこ)と、同じ文字が2つ続く“連チャンネーム”でもあります。
同じ文字が続く事で言いやすく覚えてもらいやすい名前である上に、グループ名とも同じ音があるので「ももクロのももたかなこ」と、覚えやすさもグループNo.1でしょう。
続いて玉井詩織さんは
TAMAI SHIORIとなり、
苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」なので“なめらかネーム”です。
グループのスーパーサブと呼ばれ、百田夏菜子さんに次ぐ身体能力の高さと器用さを兼ね備えています。単独でオムニバス映画の出演など女優経験も百田夏菜子さんに次いで2番目です。こちらもなめらかネームの特性通りといった所ですが、内面的にも発揮されているのかライブでは「いいかお前ら〜!」と男言葉でお客さんを煽るそうです。
その為キャッチフレーズも「泣き虫で甘えん坊な、みんなの妹」から「ももクロの若大将」(加山雄三さん公認)に変わってしまいました。
SASAKI AYAKA、ARIYASU MOMOKAとなり、
フルネームの最初と最後の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
このお二人は“リターンネーム”ですね。
佐々木彩夏さんは「ももクロちゃんのアイドルなのだ」と自分で言っています。アイドルグループの中でアイドルというぐらいですから、アイドルの中のアイドルなのでしょう。
確かにリターンネームの女性は80年代から昨今まで、アイドル性の高い方が多かったので認めざるを得ない部分はあります。
しかしアイドルかどうかは他人が決める事であって、自分の口からアイドルと言うのは違うと思うんですが・・・。ちなみに元モーニング娘。で「1番可愛い」と自分で言っていた道重(みちしげ)さゆみさんもリターンネームです。
有安杏果さんはリターンネームの女性歌手向きの特性を持っていたと思われ、歌唱力ではグループ1と言われていました。歌だけでなく楽器の演奏も得意で、作詩・作曲にも取り組んでいた事から、音楽センスの高さも伺い知れます。0歳の頃から赤ちゃんモデルとして芸能界入りし、その後もキッズタレントやダンサーとして活動を続けていたのでキャリアは1番長かったそうです。それでも前に出ようとしなかったのは、リターンネームの「あまり前に出たがらない」奥ゆかしさからくるものだったのでしょう。
現在はももくろを“卒業”し、結婚後は写真家として活動を始めているそうです。
このお二人も同じ文字が2つ続く“連チャンネーム”でもありますが、「佐々木」はよくある苗字ですし「杏果」を“ももか”と読むのは特殊すぎて浸透するまで時間がかかったと思われます。
HAYAMI AKARI、TAKAGI RENI、となり、
なめらかネームの条件である苗字の最後の文字と、下の名前の最初の文字
リターンネームの条件であるフルネームの最初の文字と、最後の文字
この2つのポイントの母音が違うので、どちらのタイプにも当てはまりません。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
早見あかりさんはまだグループが軌道に乗る前に「女優になりたい」と脱退するのですが、この方の需要が1番多かったのはCMではなかったかと思います。
“ノーペアネーム”の若い女性タレントはCMで活躍する方が多いんですね。
2018年に一般の男性と結婚されましたが、芸能活動時は旧姓のままで女優業を続けています。
そして高城れにさんですが、この方が1番分析しにくい。急に変顔をするなど何を考えているか分からない面もあるかと思えば、下手だった筈の歌がいつの間にか上手くなって、メンバーで1番最初にソロコンサートを開いたりする。かと思えば、お笑い芸人の永野(ながの)さんとツーマンライブを敢行するなど方向性も定まらず、キャッチフレーズも「ももクロの感電少女」と意味不明。もうこれはノーペアネーム独特の「不安定」に位置付けるしかないでしょう。
こうして全員の名前をみて気づくのは、5人の名前に「か」が入り、玉井詩織さんも「お」が入るので全員が自分に厳しくなる“お・か・きネーム”でもあるんですねぇ。
“48グループ”や“坂道シリーズ”と違って少数精鋭の(ごまかしが効かない)グループだけあって、パフォーマンスもより高いレベルを目指して磨き上げてきたのでしょう。ブレイク前の下積み時代も自分への厳しさで耐え抜いてこれたのだと思います。
◉デビュー曲は120点の出来?
最初に触れた通りメジャーデビュー時は知る人ぞ知る存在でしたので、デビュー曲の「行くぜっ!怪盗少女」が発売された時は全くと言って良いほど売れませんでしたが、ヒャダインこと前山田健一(まえやまだけんいち)さんが作ったこの歌はライブで何度も唄われる内にももクロの代表曲となりました。
何故ならこのグループの趣旨、当時のメンバー全員の名前、更には百田夏菜子さんがえび反りジャンプを決めるポイントなど、全ての要素が盛り込まれていたからです。
それまでももクロを知らなかった人にもこの歌を聴かせるだけでどういうグループか分かる、名刺替わりの1曲と言っていいでしょう。
まだどんなグループか得体も知れない状態で「今度こんなグループをデビューさせようと思っているんですが、そのデビュー曲を作って貰えませんか?」とオファーしてこの曲が上がってきたら文句無し、100点、いや120点の出来栄えです。
もし、ももクロが売れずに終息していたら危うく日の目を見ずに消え去ってしまう所でしたが、売れたお陰でこの歌もロングヒットとなり代表曲になりました。いや代表曲というより代名詞というべきかも知れません。
リターンネームの女性歌手がヒット曲に恵まれやすいという話は何度もお伝えしてきましたが、ピンク・レディーやWinkの様にリターンネームの女性グループもヒット曲に恵まれる運があるのでしょうか。
現在はメンバーが4人となりましたが、他のグループと違って新メンバーが補充される事も無く、少数精鋭で続けていく様です。もともと“クローバー”と名前に入っているぐらいだから、四つ葉のクローバーだと思えば丁度いいのかも知れませんが、これ以上メンバーが卒業すると淋しくなりそうですね。アクロバティックなパフォーマンスが魅力なだけにメンバーが20代後半になってくると辛そうですが、「Z伝説〜終わりなき革命〜」はどこまで続くのでしょうか。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。