勝手にお名前診断 (第100回)※2021.3.22改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第100回目の今日は安室奈美恵さんです。
このお名前は本名です。
「名前の法則」的見地とは、画数ではなく母音で名前を診断する方法ですので、分かりやすくする為にローマ字にしてみましょう。
ローマ字で書くと AMURO NAMIE となり、
苗字の最後の文字「ろ」と、下の名前の最初の文字「な」、
フルネームの最初の文字「あ」と、最後の文字「え」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
しかし全体を見るとAMURO NAMIE と、A・I・U・E・O、5つの母音が全て入っています。
このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。
このロイヤルネームの有名人の方は強運に恵まれ、それぞれの世界で成功するだけでなく、他のジャンルに挑戦すればそこでも成功を収め「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような、最強の名に相応しい活躍をされている方が非常に多いのです。
◉グループの一員として
安室奈美恵さんは14歳の時、沖縄アクターズ・スクールから選ばれた5人で結成されたSUPER MONKEY’S(スーパー・モンキーズ)の一員としてデビューしました。
グループの中にリーダー向きのロイヤルネームがいると、その方がリーダーになる事が多いのですが、次に多いのが年長者がリーダーになるケースです。
SUPER MONKEY’Sのリーダーは年長者であり、既にアイドル歌手としてのデビュー経験もあった牧野(まきの)アンナさんでした。(ドラゴンクエストⅡの「Love Song探して」と言えばピンとくる方も多いでしょう。)
牧野アンナさん、最初と最後の母音が同じなので“リターンネーム”です。デビュー経験もありもちろん歌も上手かったはず、増してやリーダーなのでメインボーカルを取ってもおかしくなかったのですが、それを差し置いてセンターに立ったのは安室奈美恵さんでした。デビュー当時から安室奈美恵さんのスター性はズバ抜けていましたので、リーダーよりもグループの中心的存在になったのです。
その後牧野アンナさんが脱退し2代目リーダーに澤岻奈々子(たくしななこ)さん(後のMAXの“NANA”) が就任してSUPER MONKEY’S 4と名義変更するなど、紆余曲折がありながらも活動を続けていましたが、世間にはまだまだ存在が知られていませんでした。
安室奈美恵さんがロイヤルネームでいかに良い名前と言えど、グループの名義に隠れていては名前の力を発揮出来ずにいたからです。
しかし2度目の名義変更で、安室奈美恵with SUPER MONKEY’Sとなり、遂に彼女の名前が前面に出ます。
そして初期メンバーだった新垣寿子(あらがきひさこ)さん(“なめらかネーム”)が脱退するのと入れ代わる形で松田律子(まつだりつこ)さんと宮内玲奈(みやうちれいな)さん(後のMAXの“RINA”と“REINA”)が加入すると曲調もそれまでとガラッとイメージチェンジし、ユーロビート調の「TRY ME 〜私を信じて〜」がヒットしてブレイクを果たします。
すると次のシングル「太陽のSEASON」で名義が安室奈美恵となりました。
もちろんSUPER MONKEY’S(後のMAX)も一緒に活動していましたが、バックダンサー同然の扱いになったのです。
そしてその年の「紅白歌合戦」にも出場すると、翌年にはもう次のステップが待っていました。
◉ソロアーティストへの大躍進
ロイヤルネームはグループから独立するという特徴もありますが、安室奈美恵さんの場合は周りの大人たち(特に小室哲哉(こむろてつや)さん)が「独立させた」というのが正解でしょう。
SUPER MONKEY’Sから完全に一人立ちし、本格的にソロ活動を開始します。
ソロ第一弾シングルの「Don't wanna cry」はいきなりミリオンセラーを達成、アルバム「SWEET 19 BLUES」はその上をいくトリプルミリオン、街にはヘアースタイルやファッションを真似する“アムラー”が氾濫するなど、その人気は社会現象となりました。
この年(96年)には「日本レコード大賞」も史上最年少で受賞し、名実ともにアーティストの仲間入りを果たしたのです。
翌97年には「CAN YOU CELEBRATE?」をリリース、計らずも同年10月にはTRFのダンサーSAMさんとの結婚を発表します。
70年代の山口百恵さん、80年代の松田聖子さんを踏襲するかの様に、人気絶頂の最中に結婚に踏みきったのですが、ロイヤルネームの恋愛・結婚運の強さ、結婚願望の強さがそうさせたのでしょう。その年の紅白を最後に、一旦の芸能活動休止を宣言します。
そして1年後、再び紅白の舞台で「CAN YOU CELEBRATE?」を唄ってカムバックするとブランクを感じさせない活躍が続き、2000年には沖縄サミットのイメージソング「NEVER END」を各国首脳の前で披露するなど、国民的歌手となりました。
◉上手すぎて歌が上手いと思われない?
安室奈美恵さんの歌はほとんど振り付けがあるので、踊りながら唄います。しかも難しい歌もサラっと唄ってしまうのです。あまりにもサラッと唄うので世間が「上手い」事に気付かない程です。
よく「熱唱型」と言われる歌手の方が、苦しそうに眉間にシワを寄せながら、ステージにうずくまる様な姿勢で唄うのが「上手い」と思われがちですが、あれはそこまで力を入れて唄わないと上手く唄えないからです。
本当に歌が上手い方はあそこまで力を入れなくても上手く唄えるのです。何なら片手間にでも・・・そう、踊りながらでも。
これは私の持論であり偏見と思われても構いませんが、安室奈美恵さんの様に踊りながらでもしっかり唄える方こそ「歌が上手い」方だと思います。
(男性ではDA PUMPのISSAさんの様な方、と言えば分かりやすいでしょうか。)
◉最後のアイドル?
その後もアルバムが10代・20代・30代の3年代連続ミリオンセラーを達成するなど、数々の輝かしい記録を打ち立て、2017年には25周年のライブを地元・沖縄で開催して大成功を収めました。
私はこの記事の中で安室奈美恵さんの事を山口百恵さん、松田聖子さんと並ぶ3大アイドルと表現していますが、「アイドルではない」と異論を唱える方も多いでしょう。
しかしそんな方にはアイドルとは何かを考えて欲しいのです。
顔がかわいいだけでアイドルと呼んでいいのか?違います。
フリフリの衣装を着て踊っていればいいのか?違います。
アイドルグループに所属していれば、アイドルと名乗っていいのか?違います。
アイドルとは、大勢の人に愛される人の事を言うのです。
日本でこれほど大勢の人に愛された歌手の方がいたでしょうか?
老若男女を問わず、誰からも親しまれていましたよね。
これほど多くのヒット曲を残した方がいたでしょうか?
私は昨今の肩書きだけのアイドルと一緒にしているのではありません。
一流のアーティストになりましたが、元はアイドルグループ出身ですしね。
そして2018年9月16日、40歳で芸能界を引退しました。
もうこれほどの存在は今後おそらく現れないでしょう。
だから“最後のアイドル”なのです。
引退から早くも2年半が経ちましたが、マスコミやSNS等にも一切姿を表していません。
悔いの残らないほどやりきった完全燃焼だったのでしょう。
見事な引き際だったと言えると思います。(斜体文字が加筆した部分です)
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。