矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

田原俊彦さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第102回)※2021.3.24改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第102回目の今日は田原俊彦さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとTAHARA  TOSHIHIKOとなり、

苗字の最後の文字「ら」と、下の名前の最初の文字「と」

フルネームの最初の文字「た」と、最後の文字「こ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。 

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ノーペアネームは芸能活動が「不安定」になりがちで、人気が高まっても長続きしにくいという特徴があります。

 

田原俊彦さんは近藤真彦(こんどうまさひこ)さん、野村義男(のむらよしお)さんと同じ“たのきんトリオ” の一員として、3人の中で1番最初に歌手デビューしました。

 

ただし、正式なグループではなく3人をまとめて呼ぶ時の呼称に過ぎず、レコードデビューのタイミングも3人バラバラでした。

このたのきんトリオという名前も一応診断しておきますと、リターンネームではないのでグループ名として良い名前とは言えません。共演映画も5本ぐらいまで製作されましたが、トリオとしての活動は長く続きませんでした。

 

◉愛称が変えた路線?

 

近藤真彦さんのデビュー当時の歌はたのきんトリオ出演映画の主題歌でもあった為「スニーカーぶる〜す」や「ブルージーンズメモリー」、「ハイティーン・ブギ」など硬派な歌が多かったのですが、田原俊彦さんはデビュー曲の「哀愁でいと」こそクールなイメージであったものの、2曲目のハッとして!Goodではポップな曲調に合わせて赤白のストライプのズボンに赤いサスペンダーと蝶ネクタイという、ほとんどピエロの様な派手な衣装で唄っていました。

その後も「恋=Do!」「ブギ浮ぎI LOVE YOU」とタイトルに恋とかLOVEなどのワードが入る歌をカラフルな衣装で唄い、かなり軟派なイメージが定着していきました。その為女性人気は高かったのですが同性からの支持が少なく、特に中高生の男子はどちらかと言えば硬派な近藤真彦さんに人気が偏っていました。

それもこれも田原俊彦さんの“トシちゃん”という愛称がそうさせたのではないかと思うのです。やはり思春期の男子はカッコ良さに憧れますし、「トシちゃん」なんて“ちゃん”付けで呼ぶ事自体恥ずかしいですもんね。

一方の近藤真彦さんの愛称が“マッチ”だった事から見ても、愛称が2人のキャラクターを分けたのではないかと思われます。楽曲を提供する作詞家・作曲家の方々、オファーする事務所の方々もマッチには硬派な曲を、トシちゃんには軟派な曲を、と自然に選ぶようになっていったのではないでしょうか。

覚えておいでの方もいらっしゃるでしょうが、「3年B組金八先生」の役どころではむしろ田原俊彦さんのほうが硬派な役だった筈ですから。

 

◉人気再燃、しかし・・・

 

その後も踊れる男性アイドル路線を貫き、「和製マイケル・ジャクソン」と呼ばれる事もありましたが、同性の支持を得られなかった影響もあり人気は下降線を辿り始めます。

しかしドラマ「教師びんびん物語」に主演してその主題歌「抱きしめてTonight」を唄うと相乗効果でどちらも大ヒットし、人気が再燃しました。

特に「抱きしめてTonight」で披露したキレッキレのダンスは男性でマネをする方が多く、新しいファン層を取り込む事に成功したのです。

ここで田原俊彦さんのローマ字表記をもう一度みてみましょう。

TAHARA  TOSHIHIKOと、苗字の最初と最後の母音がA−Aから、下の名前の最初と最後の母音がO−Oへと、車線変更する様に切り替わっていますね。

基本はノーペアネームですが、この特別な条件を兼ね備えている“スライドネーム”でもあるのです。 

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このタイプは大きな転向や路線変更を成功させる方が多く、田原俊彦さんも女性受けの強いアイドルから、男性からも支持される歌手兼俳優に転向したと言えるでしょう。

そして「教師びんびん物語」パートⅡの主題歌「ごめんよ涙」もヒットし、スターダムに返り咲いたかに見えましたが、ある発言によって自らの足を掬われる事となるのです。

それは個人事務所を立ち上げてジャニーズから独立した直後でした。長女の誕生時の記者会見で冗談混じりに言い放った「俺ぐらいビッグになると・・・。」のひと言がマスコミに切り取られ、そこだけがピックアップされてバッシングを受けてしまいます。

人気が再燃した事で思い上がっていると勘違いされ、ファンもどんどん離れていきました。

“スライド”という言葉には“すべる”という意味もあるのですが、口をすべらせた事でスターの座からすべり落ちてしまったのです。まぁ転向や路線変更は必ずしも上手くいくとは限りませんからね。(斜体文字が加筆した部分です)

 

そして愛称の“トシちゃん”も呼ばれにくい年齢になり、さらに一線から遠ざかって行きます。近藤真彦さんの愛称“マッチ”はさん付けでも“マッチさん”となるので後輩が呼びやすいですが、“トシちゃんさん”は変ですし“トシさん”も違和感があります。だから後輩からは慕われにくかったのでしょう。

 

最初に申し上げた通り人気が安定せず、もう何年も低迷状態が続いています。最近ではたまにバラエティーへも出演しますが、ダウンタウンなどMCクラスの大物タレントより年上になっている為つい上から目線になってしまい、若い人からの印象は良くないようです。

それでもアイドルとして一線を駆け抜けた過去の栄光は伊達じゃなく、今も根強いファンは大勢いる様ですね。

再び、いや三たび一線に返り咲く事はあるんでしょうか?

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。