矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

爆風スランプ(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第124回)※2021.4.17改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第124回目の今日は爆風スランプです。

 

ヤマハ主催のバンドコンテストで最優秀グランプリを受賞した『爆風銃』(バップガン)というバンドと、優秀グループ賞を受賞した『スーパースランプ』というバンドから2人ずつ選出された4人で結成されました。よって2組の名前を合わせて爆風スランプとなったのです。

日本語と英語が組み合わさって出来た造語が名前になっている場合、本来繋がるはずのない単語を無理矢理くっ付けているので言いにくい言葉になるはずなのですが、繋がりの部分の母音が同じだと言いやすくなります。

KinKi Kidsモーニング娘。三代目J Soul Brothersなどがそれです。 

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これらは非常に珍しい“なめらかネーム”のグループという訳ですが、いずれも“超”がつくほどの人気グループになりましたよね。なめらかネームはグループ名でも通用することの証明だと言えます。

 

80年代終盤に現れたバンドの多くは、昔のプロレスラーのリングネームの様に、横文字と苗字を組み合わせた名義がよく見られました。

米米CLUBのカールスモーキー石井さんや聖飢魔Ⅱデーモン小暮さんなど)

爆風スランプのメンバーも類に違わず、そんなふざけた様な名前を付けていました。 

初期のメンバーはボーカル・サンプラザ中野さん、

ギター・パッパラー河合さん、

ドラム・ファンキー末吉さん

ベース・江川ほーじんさんの4人でした。

 

まずサンプラザ中野さんのお名前を、母音を分かりやすくする為無理矢理ローマ字で書くと、SANPURAZA NAKANOとなり、英語部分の最後と苗字の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

なめらかネームは男性歌手向きの名前です。特に演歌やロックなどの男らしい歌を唄うのに適しています。   

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スキンヘッドにサングラスという独特な風貌で、デビュー当時はライブで客席に向けて消火器を放射したり、着ぐるみを着て唄ったり、歌詞も「無理だ!ワニの腕立て〜」などというふざけたものが多かった為、色物(コミックバンド)的な扱いを受けていましたが「RUNNER」「大きな玉ネギの下で」などのヒットでメジャーバンドとしての地位を築きました。

この方、本名は中野裕貴(ひろたか)といいます。

このお名前もローマ字にしてみましょう。

NAKANO  HIROTAKAとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じである事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。 

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本名がリターンネームなので、ひょっとしたらシャイで控え目な性格かも知れません。だから派手なパフォーマンスでロックバンドのボーカルを務めるには、サングラスを掛けて名前も(なめらかネームに)変える必要があったのでしょう。

現在は改名(?)して“サンプラザ中野くん”になっていますが、私に言わせればこの改名は意味がないと思います。むしろ(いい年して)“くん”はおかしいですし、敬称を付けると“中野くんさん”になってしまいややこしいだけです。元に戻す事をお奨めします。

 

続いてパッパラー河合さんのお名前も無理矢理ローマ字で書くと、

PAPPARA KAWAIとなり、前半部分の最後と苗字の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。こちらも一応“なめらかネーム”ですね。

この方、本名は河合靖夫(かわいやすお)といいます。

ローマ字で書くと=KAWAI  YASUOとなり、

苗字の最後の文字「い」と、下の名前の最初の文字「や」、

フルネームの最初の文字「か」と、最後の文字「お」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。 

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本名が“ノーペアネーム”のせいか色んな事に手を出してきました。

ソロ活動としては、ディープ・パープルの歌詞を直訳して人気になった王様にあやかり、クイーンの歌詞を和訳して女王様(じょおうさま)という名義でリリースしましたが、バレバレの二番煎じだった為か売れずじまい。

映画『バトルヒーター』で主演するも興業的には大コケ。

90年代後半にはポケットビスケッツの楽曲を作曲、プロデュースして(番組の力で)ヒットしました。

波に乗るかと思われた2002年、当時まだ広島限定のローカルアイドルだったぱふゅ〜む(後のPerfume)のデビュー曲をプロデュースするもこれまた売れず。

やはりノーペアネームは安定しないのですね。

 

お次はドラム・ファンキー末吉さん、

ローマ字で書くと=FANKI  SUEYOSHIとなり、

全体を見るとA・I・U・E・O、5つの母音が全て入っている事がわかります。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

ちなみに本名も末吉覚(すえよしさとる)というロイヤルネームです。 

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爆風スランプは特にリーダーを決めていなかったようですが、このロイヤルネームの方がグループ内にいた場合は目立つ存在になるか、グループから独立・脱退する傾向があります。

ファンキー末吉さんはそこそこ目立ってはいましたが脱退はしていません。それはもう1人の“隠れロイヤルネーム”に先を越されてしまったからなのです。

爆風スランプが「RUNNER」を発表した直後にベーシストの江川ほーじんさんが脱退しました。

この方の別名は“はひふへほーじん”という“ロイヤルネーム”だったのです!

そもそも本名の江川芳仁(ほうじん)という名前が「江川こうじ」と聞き間違われてしまう事が多かった為、自己紹介の際に「江川、はひふへほのほーじんです」と名乗る癖がついていた事が由来だったそうですが、そんな冗談で付けたような名前でもロイヤルネームだと独立を考えてしまうんでしょうかねぇ。

当時の歌番組を見ていた方は、ベース不在の爆風スランプの応援に、毎回他のバンドのベーシストが参加していたのを覚えておいででしょう。

サザンオールスターズ関口和之さんやTHE ALFEE桜井賢さん、

プリンセス・プリンセス渡辺敦子さんや男闘呼組高橋一也さん、

そして「月曜から夜更かし」でもお馴染みのジャガーさんなど、

名だたるベーシストの方々が代役を務めていたのです。

「RUNNER」が今も残るような良い曲だったから皆さん快く引き受けてくれたのでしょう。

 

そしてようやく新ベーシストとして

バーベQ和佐田(わさだ)さんという方が加入します。

無理矢理ローマ字で書くと=BABEKYU  WASADAとなり、

最初の母音に戻る“リターンネーム”です。

本名は和佐田達彦(わさだたつひこ)といいます。

苗字の最後と下の名前の最初の文字の母音が同じ「ア」なので “なめらかネーム”ですね。

なぜ“バーベQ”なんて名付けられたかというと、色黒の南国系の顔立ちで焼肉のたれの匂いがしそうだったからだそうです。まぁサンプラザ中野パッパラー河合となめらかネームが2人もいたので違うテイストが欲しかったのでしょう。というのは今だから言える私の勝手な見解です。

そして1999年にこの方を連れてファンキー末吉さんが爆風スランプから独立する形でX.Y.Z.→Aというバンドを結成して再始動しました。

サンプラザ中野さんとパッパラー河合さんは元いたスーパースランプを名乗って再始動します。

爆風スランプという名前が息の(バンド継続期間の)長くなる“リターンネーム”ではなかった為、バラバラになってしまったのでしょうか。

考えてみれば最初に挙げたなめらかネームのグループも、KinKi Kidsはたった2人ですし、モーニング娘。なんて名前が残っているだけですもんね。

 

結局爆風スランプを離れての個人活動が一番目立っていたのはサンプラザ中野さんという事になるでしょう。

本名の中野裕貴(なひろた)というお名前を文字で見ると「か」が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。“ワンモアネーム”はグループで成功して個人でも成功する名前なのです。(斜体文字が加筆した部分です) 

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とは言っても表に出ない本名のせいか、特に何で成功したかと聞かれると困るんですけど・・・。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。