矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

世良公則&ツイスト(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第125回)※2021.4.18改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第125回目の今日はツイスト(世良公則&ツイスト)です。

 

ツイストというバンド名の由来はダンスのツイストではなく、twist=ひねる、ねじれるなどの意味がある事から“ひねくれ者”を表す言葉として名付けられました。

まだ日本のテレビにロックバンドがほとんど登場していなかった頃、颯爽と現れたのが世良公則&ツイストでした。

それまで沢田研二(さわだけんじ)さんや(ごう)ひろみさん、西城秀樹(さいじょうひでき)さんや野口五郎(のぐちごろう)さんなど、アイドル的な男性歌手しかいなかった所へ、ワイルドにロックを唄う世良公則さんが登場して女性人気をかっさらっていったのです。

デビュー曲「あんたのバラード」から「宿無し」「銃爪(ひきがね)」「性(サガ)」「燃えろいい女」と、立て続けにヒットを飛ばしました。

彼らの後に甲斐バンドゴダイゴサザンオールスターズなどがテレビにも出演して知名度を上げていった事を思うと、日本の歌謡界にロックを浸透させた最初のバンドと言っても過言ではありません。

デビュー当時は世良公則&ツイストという名義でしたが、メンバー交替の際に名義もツイストに変更しました。どちらにせよ、息の(バンド継続期間の)長くなる“リターンネーム”(最初と最後の文字の母音が同じ)ではなかった為か、メンバーの個人活動が目立つようになり解散してしまいます。

 

主なメンバーはボーカル・世良公則さん、

ドラムス・ふとがね金太さん、

ベース・鮫島秀樹さんの3人でした。

(ギター担当は何名か入れ替わり、解散時にはキーボード担当の方もいたそうですが、私自身顔もお名前も思い出せない為割愛させて頂きます。ええ、“解散したバンドのボーカル以外のメンバー”なんてそんなものですよ。)

 

まずボーカルの世良公則さん、このお名前は本名です。

ローマ字で書くとSERA MASANORIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

なめらかネームは男性歌手向きの名前です。特に演歌やロックなどの「男らしい歌」を唄うのに適しています。 

blog.housoku.work

初期のバンド名からも分かるように、世良公則さんは単なるボーカルではなくバンドの顔でした。楽器を持たずに唄う事で身振り手振りを使ったアクション(ダンスではない)を取り入れた唄いっぷりは、女性ファンを引きつけるだけでなく男性も真似したくなるカッコいいものでした。

歌詞の中でも一人称は「俺」か「オイラ」、相手の女性に対しては「お前」と呼ぶ曲がほとんどでした。リズムが早いだけの曲という器(うつわ)に「ボク」「キミ」「あなた」などと甘ったるい言葉を並べた、昨今のJ-POP界でロックと呼ばれているものとは違い、詞の内容もロックだったのです。

「あんたのバラード」や「性(サガ)」など女性目線の曲でも一人称は「あたい」、相手の男性に対しては「あんた」と、男勝りな女性像が描かれていました。

世良公則さんはそんな「男らしい歌」が似合う方だったので、女性人気も急加速していったのでしょう。ある意味、真のロックシンガーと言えます。

解散後は「太陽にほえろ!」のボギー刑事役など、俳優としても大成した事は言うまでもありませんね。なめらかネームは俳優運も強い名前なのです。 

blog.housoku.work

その一方で現在もミュージシャンとしての活動も続けています。この“続けています”の意味は昔のヒット曲ばかりいつまでも唄い続けているのではなく、新しい音楽を作り続けているという意味です。(何故か今回は他の人の批判ばかりしている気がしますが。)

ただバンドでも成功してソロでも成功する“ワンモアネーム”ではない為か、ソロではまだ誰もが知る様なヒット曲を出せていません。

(斜体文字が加筆した部分です)

また色んなアーティストとコラボしている為ユニット名もコロコロ変わり、なかなか世良公則という名前が前に出ないのが惜しいところです。

 

続いてドラム・ふとがね金太さん、

ローマ字で書くと=FUTOGANE  KINTAとなり、

全体を見ると、5つの母音が全て入っている事がわかります。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。 

blog.housoku.work

ロイヤルネームの方がグループ内にいた場合はリーダーになる確率が高く、世良公則&ツイストという名前に関わらず、リーダーはこのふとがね金太さんでした。

このお名前は漢字で書くと「太金金太」と、上から読んでも下から読んでも同じになるので覚えてもらいやすいと思って付けたそうです。あくまで漢字で書くとですが。

この方も解散後は俳優業に進出しましたが、世良さんほど大成したとは言えません。ソロでの音楽活動以外に司会やナレーターなど、手当たり次第に挑戦しているという感じです。

それもそのはず本名は占部隆一というお名前で、

ローマ字で書くと=URABE  RYUICHIとなり、

苗字の最後の文字「べ」と、下の名前の最初の文字「りゅ」、

フルネームの最初の文字「う」と、最後の文字「ち」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

やはり本名がノーペアネームなので「不安定」さが出てしまっているのでしょう。

この点が布袋寅泰さんの様な本名がロイヤルネームの方との違いと言えます。

 

最後になりましたがベース・鮫島秀樹さん、

ローマ字で書くと=SAMEJIMA  HIDEKIとなり、

苗字の最後の文字「ま」と、下の名前の最初の文字「ひ」、

フルネームの最初の文字「さ」と、最後の文字「き」の母音が違います。

こちらも“ノーペアネーム”ですね。

ただ苗字と下の名前で分けて考えると SAMEJIMA  HIDEKIと、それぞれ最初と最後が同じ母音になります。

この特別な条件に当てはまる“スライドネーム”でもあります。 

blog.housoku.work

このタイプは大きな転向や路線変更を成功させる方が多いのですが、音楽通の方はこのお名前とこの字面、どこか他でも見た記憶がありませんか?

実はこの方ツイスト解散後に、ベーシストが脱退していたHOUND DOGのサポートメンバーを務め、その後正式に加入しました。

そう、ツイストとHOUND DOG、2大人気ロックバンドを渡り歩いた特殊な経歴の持ち主なのです。

ちなみにこのお名前、芸名みたいにカッコいい名前ですが本名です。だから同じベースとは言え、バンドからバンドへ大きな転向を成し遂げるスライドネームの性質が活きたのでしょう。

 

今回はバンドメンバーの個人名でも名前の性質が(本名か芸名かによっても)生きる道を左右するのではないかというお話でした。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。