矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

天童よしみさん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第136回)※2021.4.30改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第136回目の今日は天童よしみさんです。

 

この“天童”という苗字は「天から授かった童(わら)」という意味が込められた芸名で、本名は吉田芳美(よしだよしみ)といいます。

 

ローマ字で書くとTENDO YOSHIMIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

(平仮名で書くと“てんどう”となるので、苗字の最後の母音が「ウ」だと思われがちですが、「ど」を伸ばしている音ですので、カタカナで書くと“テンドー”となり、最後の母音は「オ」という事になります。)

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

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この記事でも紹介している様に“なめらかネーム”の女性歌手は、男性顔負けの激しいロックや、恋愛なんてそっちのけのスケールの大きな歌を唄ったほうが成功する傾向があります。

 

子供の頃から歌が上手かった天童よしみさんは、のど自慢番組に出場すると次々に優勝の座をかっさらい、のど自慢あらしと囁かれていました。

16歳の時に吉田よしみ名義で、アニメ「いなかっぺ大将」の主題歌「大ちゃん数え唄」で初めてレコーディングを経験すると、その2年後には「全日本歌謡選手権」で10週連続勝ち抜き、グランドチャンピオンに輝いて天童よしみという芸名をもらい、正式にプロの歌手としてデビューしました。

ここまではエリートコースのトントン拍子という感じですが、演歌の世界で新人がすぐに売れる事は少なく、天童よしみさんも10年程は不遇の時代を経験します。

それでも「道頓堀(とんぼり)人情」を引っさげて全国津々浦々を営業でまわると、有線放送からジワジワと火がついてヒット曲となります。

出世作となったこの歌は、大阪人の「負けたらあかん」という心意気やド根性を描いたもので、やはり男らしさを感じさせる内容でした。

更に「珍島(チンド)物語」もヒットするのですが、「海が割れる」だの「道が出来る」だのと、映画「十戒」の名シーンを彷彿させるようなとんでもない歌詞が並びます。

普通の女性歌手が唄っても、説得力に欠けるでしょう。しかしこの方が唄うと説得力に溢れ、本当に海を割れるんじゃないかとさえ思えてしまうから不思議です。

やはり男らしい歌やスケールの大きな歌が合うんですね。

 

◉魔除け?のキーホルダー

 

1998年には天童よしみさんの姿を模した「よしみちゃん人形(キーホルダー)」が発売されました。これも普通の女性歌手であれば可愛いマスコットとして扱われる筈ですが、天童よしみさんはモノが違います。当時流行していた新型インフルエンザから身を守る為の“魔除け”として重宝され、女子中高生の間で大ブームとなったのです。

 

ここで改めて本名の吉田芳美というお名前を見てみましょう。

ローマ字で書くとYOSHIDA  YOSHIMIとなり、

苗字の最後の文字「だ」と、下の名前の最初の文字「よ」

フルネームの最初の文字「よ」と、最後の文字「み」の母音が違います。

母音で見ると同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”ですが、

文字で見ると“み”と同じ文字が2つずつ入ります。

“ワンモアネーム”✖️2の“ツーモアネーム”という事になりますが、「いなかっぺ大将」から「道頓堀人情」でワンモア、そしてキーホルダーでツーモアと考えると納得です。

 

紅白歌合戦」には「珍島物語」のヒット以来24年連続で出場し、1991年以降30年に渡り毎年新曲をリリースし続けています。

そして今年も1月に新曲「残波(ざんぱ)が発売されました。ドラマやバラエティーに出る事も少なくほぼ歌手業一筋ですが、紛れもない成功者なのです。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。