矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

野口五郎さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第143回)※2021.5.7改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第143回目の今日は野口五郎さんです。

このお名前は芸名です。 

 

ローマ字で書くとNOGUCHI GORO となり、フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

平仮名で書くと“ごろう”となるので最後の母音が「ウ」だと思われがちですが、「ろ」を伸ばしている音ですのでカタカナで書くと“ゴロー”となり、最後の母音は「オ」という事になります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

“リターンネーム”の男性歌手は、曲調もルックスもやや中性的な方が多いのが特徴です。

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本名は佐藤 靖といいます。

ローマ字で書くとSATO YASUSHIとなり、

苗字の最後の文字「と」と、下の名前の最初の文字「や」、

フルネームの最初の文字「さ」と、最後の文字「し」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

“ノーペアネーム”は仕事面において不安定になりがちで、上司から見ると動かしやすい(異動させられやすい)タイプです。芸名をつけたのは正解だったでしょう。

芸名はレコード会社のディレクターが、雄々しく逞しい歌手になるようにと、飛騨山脈野口五郎岳にちなんで名付けました。

 

「ちびっこのど自慢」などで何度も優勝経験のあった佐藤靖少年は、中学生2年の時に歌手を目指して母親と共に上京、15歳の若さで演歌歌手としてデビューしました。

しかしデビュー曲は全くと言っていいほど売れず、2曲目で早くもポップス路線に転向します。若くてまだ右も左も分からなかったとは言え、ほぼ勝手に芸名を決められ、演歌で1曲で結果が出なかっただけですぐ路線変更と、大人の思うままに動かされていますね。

ただその路線変更が的中し、2曲目の「青いリンゴ」がヒットします。

 

◉アイドル“新御三家

 

演歌デビューが失敗に終わった事で、翌年歌手デビューした西城秀樹(さいじょうひでき)さん・(ごう)ひろみさんと足並みが揃い、新御三家と呼ばれて一躍トップアイドルの仲間入りを果たしました。

“リターンネーム”の男性歌手(特に若い方)はアイドル運が強いのです。 

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ただ他の2人と比べると優しい曲調の歌が多く、詞の内容も他の2人が恋愛真っ最中のものが多いのに比べて、終わった恋を回顧する甘い生活や、去っていった女性を待ち続ける「私鉄沿線」に代表されるような、女々しい歌が多かったと思います。

また身体の線も筋肉質の他の2人に比べて、野口五郎さんだけがナヨっとしていたような(あくまで私の個人的イメージですが)印象があります。

雄々しく逞しい歌手になるようにと付けられた芸名でも“リターンネーム”だと、曲調もルックスも中性的になってしまうのでしょうか?

 

◉バラエティーでの活躍

 

アイドルとして人気絶頂の最中、当時のアイドルとしては珍しくバラエティー番組「カックラキン大放送!!」のレギュラー出演が決まります。

最初は坂上二郎(さかがみじろう)さんや(けん)ナオコさんと共演、後に堺正章(さかいまさあき)さんとも共演しました。

“リターンネーム”はバラエティー運の強い名前でもあるのです。

野口五郎さんは番組の中でダジャレを連発するキャラクターがウケて、ファン層を広げていきます。確か「今何時?」と聞かれ、自分の名前(のぐちごろう)と掛けて「六時(ろくじ)ごろー。」と答えるというハイレベルな(?)ダジャレだったと記憶しています。

野口五郎さんは番組開始当初から(途中郷ひろみさんとレギュラーを交代する事もありましたが)足掛け8年にも渡ってレギュラーを務め上げました。その後を受け継いだのが同じリターンネームのアイドル、近藤真彦(こんどうまさひこ)さんだったというのも何か不思議な縁を感じます。

 

また、昨日紹介した美川憲一(みかわけんいち)さん同様、この方もコロッケさんの毒牙(?)に掛かった1人でした。

ヒット曲真夏の夜の夢に乗せて、歌の合間に鼻くそをほじり、それをパクっと口に入れるという、本人も(おそらく)やった事のないアクションが取り入れられた、かなり悪質なものまねでした。それでも決して怒らずに、許容する寛大さを持ち合わせていたのです。

そのお陰かどうかはわかりませんが、ものまね番組の審査員を務めるようになりました。これも運の1つと言えるでしょう。

 

俳優運の強い“なめらかネーム”ではないので、俳優業では取り沙汰される事がほとんどありません。単発のスペシャルドラマやゲスト出演がほとんどで(これまた新御三家の他の2人とは違い)当たり役やヒット作にも恵まれていない印象です。

 

また長らくヒット曲が出ておらず、歌手としても一線を退いている感がありますが、ここ数年はプロデュース業やスタジオミュージシャンなど、裏方にまわって他のアーティストのサポートをする事が多くなっているようです。

芸名でも“リターンネーム”を名乗っている期間が長いと、自分は一歩下がって他の人を前面に出すようになるのでしょう。

思えば新御三家での立ち振る舞いも他の2人(西城秀樹さんと郷ひろみさん)が派手に活躍していた陰で、自分はそんなに目立たなくていいという控え目な姿勢だった気がします。

たのきんトリオで言うと野村義男(のむらよしお)さん(リターンネーム)に近い感じでしょうか。(斜体文字が加筆した部分です)

 

あと、昨年がデビュー50周年イヤーだったそうですが、本人曰く「通過点に過ぎず、正直どうでもいい。」と、メモリアルアルバムの発売以外は大々的なイベントを行いませんでした。

50周年もサラッと流すとは、どこまでも控え目な方なのですね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。