【特別企画】第10回“空想”紅白歌合戦ロイヤル
〜帰ってなかったケン・コウコツ〜
「名前の法則」の世界へようこそ。
ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。
「さぁて、名前タイプのまとめも終わった事だし、週末恒例のクイズといきますか。」
『ちょっと待ったー!!』
「どうしたんですか?有作さん。」
『名前タイプのまとめの後は、“空想”紅白歌合戦だろ!』
「あぁ、そう言えば長いことやってなかったですね。でも“空想”紅白もなんだかんだで9回もやったから、もう残ってる人少ないでしょ?」
『バカやろー!まだロイヤルネームの歌手が残ってるだろ!』
「あー、でもロイヤルネームは“何をやっても上手くいく”分、いろんなジャンルに分かれてるから、歌手の人って意外と少ないんじゃないかな?」
『そこはほら、本家の紅白でも“特別枠”みたいなのあるだろ?』
「あぁ、同じ人が2曲以上唄うっていうVIP待遇ですか?」
『それにグループの中にいる“隠れロイヤルネーム”もいるから大丈夫だって!』
「でもテーマはどうするんですか?料理は今までも毎回火事になって、もう料理しないって言いましたよね?」
『今回は火事にならない様に、火を使わない調理法を考えてきたから。』
「本当ですかぁ?」
『じゃあ俺が料理作るから、お前はアシスタントな。』
「いや紅組の司会とか白組の司会とか・・・」
『本家の紅白も無観客で開催されたってのに、紅も白も関係ないだろ!?』
「言ってる意味がよく分からないですけど、結局全部自分で唄いたいだけでしょ?」
『いいから、ルール説明しろ!』
えー今回は今まで出場していなかった“ロイヤルネーム”の方のみ参加して頂きます。
バンドやグループの場合はボーカリストがロイヤルネームなら特別に参加出来る事とします。
このブログ初登場の方も出てきますので、「この人もロイヤルネームなんだ!」と思いながら読むだけでも楽しんで頂けると思います。
「これでいいですか有作さん。」
『有作さん、じゃなく先生と呼びなさい。』
「先生・・・?」
『あ、ご無沙汰しております。私、料理研究家のケン・コウコツです。』
“ケン・コウコツ”とは?
「いや昨日までやってた“名前タイプの説明”みたいなの要らないです!ケン先生まだ日本にいたんですか?」
『私、パティシエの修行から“第8回空想紅白”の為に一旦帰ってきた後、コロナの影響でフランスに戻れなくなってしまいました。』
「へぇ〜、それでフランス訛りが取れたんですね。」
『仕方なく日本で和菓子の勉強をする内に、和の心を学びました。』
「あぁ、良い事だと思いますよ。」
『丁度明日、和菓子の品評会があるのでそこに出品したいと思ってます。』
「へぇ〜、だいぶ勉強したんですね。それじゃあ第10回“空想”紅白歌合戦は、和菓子編という事で始めましょうか。」
「ケン先生、どんな和菓子を出品する予定ですか?」
安室奈美恵(あむろなみえ)「Don’t wanna cry」
『🎵ど〜こへでも〜、出せる〜餅〜がある〜、』
「ほう、餅をねぇ。」
梅沢富美男(うめざわとみお)「夢芝居」
『🎵餅もあ〜ま栗、入〜れ次第、ベリグーなスイーツ、忘れられない〜、』
「甘栗入れただけで、忘れられない様なスイーツになるんですね。・・・ところで餅ってどこにあるんですか?」
清木場俊介(きよきばしゅんすけ) (EXILE)「Together」
『🎵一丁いくか〜、そう必ず、うま〜くつけ〜るから〜、』
「えっ!?餅をつく所からですか?いや先生がついてくださいよ。」
松田聖子(まつだせいこ)「SWEET MEMORIES」
『🎵餅つくのは〜、上手じゃない〜、』
「あんまり餅つくの下手な人もいないと思うんですけどねぇ。・・・あれ?この餅米、なんかお酒の匂いしますけど、何かに浸けてました?」
井上(いのうえ)あずみ「さんぽ」
『🎵アルコール!アルコール!』
「アルコールに浸けてたんですか?何でまた?」
芦屋雁之助(あしやがんのすけ)「娘よ」
『🎵こ〜めにつく虫が〜、来なけりゃいいと〜、』
「えっ?アルコールって虫除けになります?」
※ケン・コウコツ先生は独自の保存法を研究されています。あまり参考になさらないで下さい。
「ところで先生は普段どれぐらい和菓子を作るんですか?」
つるの剛士(たけし)(羞恥心)「羞恥心」
『🎵週1〜、週1〜、』
「週に1度ですか?少ないなぁ。・・・で、得意なのは?」
山口百恵(やまぐちももえ)「ロックンロール・ウィドウ」
『🎵得意はういろう〜、』
「ういろうって、出来合い買ってきて切るだけですよね?」
『🎵アハハ〜ン!』
「いや笑い事じゃないですよ!それで品評会なんて大丈夫ですか?」
吉田栄作(よしだえいさく) 「心の旅」
『🎵あ〜、だから今夜中に〜、腕を上げていたい〜、』
「そんな一夜漬けで料理の腕上がらないでしょう。そうこう言ってる内に餅つき上がりましたけど、この餅どうするんですか?」
山根康広(やまねやすひろ)「Get Along Together」
『🎵揚げも〜ち、作りたいから〜、』
「揚げ餅?和菓子の品評会に出すんですよね?」
坂崎幸之助(さかざきこうのすけ) (THE ALFEE)「シンデレラは眠れない」
『🎵揚げ餅は、あん入れる、さじ加減よ〜、』
「あっ!中にあんこを入れるんですか?確かにあんの入れ具合難しそうですけど、それってもう、揚げ餅と言うより・・・」
関口誠人(せきぐちまこと) (C−C−B)「ないものねだりのI Want You」
『🎵揚げまんじゅう〜、きっと、きっと〜、』
「・・・ですよね。あんこ入れたらもうまんじゅうですよ。でも油入れた鍋も無いのに、どうやって揚げるんですか?」
德永英明(とくながひであき)「壊れかけのRadio」
『🎵壊れかけの〜レンジよ〜、』
「電子レンジで?それも壊れかけの・・・大丈夫かな?」
竹原(たけはら)ピストル「よー、そこの若いの」
『🎵よ〜、そこの酒〜と、オリーブオイル注(つ)いでくれ〜、』
「オリーブオイルに浸けてチンしたら、揚げた風になるか?まぁやってみましょう。」
※ケン・コウコツ先生は独自の調理法を研究されています。あまり参考になさらないで下さい。
山口百恵「プレイバック part2」
『🎵ちょっと待って〜、具入れた?具入れた?』
(山口百恵さん特別枠につき2曲目です)
「具って?・・・あぁ、最初に甘栗入れるとか言ってましたね?・・・あっ!そんな調理中にドア開けたら・・・」
バチッ!
「ほら!火花が飛び散って・・・」
ボンッ!
「揚げまんじゅう破裂しちゃったじゃないですか!」
江口直人(えぐちなおと)(どぶろっく)「もしかしてだけど」
『🎵もしかして、火傷〜?もしかして、やけど〜?』
「あの男性ホルモンむき出しの人、そんな名前だったんですね。て言うか、どぶろっく紅白出られます?」
DJ OZMA(ディージェイ オズマ)「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」
『🎵嗚呼〜なんと言う〜ウウ〜、』
「うわぁ、火傷しちゃいましたね。・・・これじゃあ、明日の品評会も出られないでしょう。」
影山(かげやま)ヒロノブ「CHA LA HEAD CHA LA」
『🎵チャ〜ラ〜、ヘッチャラ〜!』
「えっ!何か奥の手があるんですね?・・・あっ!揚げまんじゅう破裂して中のあんこ出ちゃいましたけど、美味しそうですよ。粒あんとこしあん、どっち食べますか?」
布袋寅泰(ほていともやす)「RUSSIAN ROULETTE」
『🎵こしあん〜、食うぜ〜、』
「じゃあ私は粒あんのほうを・・・あっ!栗固いな。破裂して良かったかも知れない。明日の奥の手に期待しよう。」
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(品評会当日)
「会場に着きましたよ。奥の手って一体・・・?」
『🎵あ〜、近所のどこかに〜、和菓子を〜売ってる〜店がある〜、』
(山口百恵さん特別枠につき3曲目です)
「買ってきたやつ出すつもりですか?そりゃ今どきコンビニでも和菓子売ってるでしょうけど。」
『🎵あ〜、和菓子を〜買いに〜、2枚の〜小銭持って走るわ〜、』
(松田聖子さんも特別枠につき2曲目です)
「小銭2枚?500円玉でも1000円にしかならないですよね?何か不安だなぁ・・・。」
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(数分後)
「あぁ、何とか間に合いそうですね。・・・で、どんな物を出すんですか?」
松井悦子(まついえつこ)(チェリッシュ)「てんとう虫のサンバ」
『🎵赤・青・黄色の〜、色〜味(み)つけた〜、低糖蒸しパン、皿入れて〜、番茶と合わせて〜、客に出す〜、』
「色味つけるって・・・あ!食用のビーズでですか?そんなんで大丈夫ですかねぇ?・・・で、何皿出すんですか?」
『🎵3皿(さ〜ら)〜、あ〜あ〜、』
「たった3皿ですか?それも蒸しパンの色味違いですよね?せめて食べ方のアレンジでもないと・・・。」
松坂慶子(まつざかけいこ)「愛の水中花」
『🎵金色のレモン1つ〜、上に搾ってください〜、』
「低糖蒸しパンにレモン?まぁ良いでしょう。他には?」
大川栄策(おおかわえいさく)「さざんかの宿」
『🎵く〜ろみ〜つ、掛けたら〜、手〜で食べて〜、』
「黒蜜掛けて手で食べる?手、ベトベトになりそうだな。・・・で、お客さんに食べて貰えましたか?」
『🎵ものの〜、ひ〜とつだけ〜、』
「料が少ない事を表す時に“ものの”って言いますよね。ひとつだけですか?」
『🎵歓迎されねぇ〜、遠慮しすぎ〜てなぁ〜い〜?』
(安室奈美恵さんも特別枠につき2曲目です)
「遠慮してるんじゃなくてただ単に美味しくなさそうだからでしょう。・・・それにしても食用ビーズ大量に買ったんですね。めちゃくちゃ余ってますけど。」
『🎵こわいくら〜い、こぼれ〜てるの〜、』
「えぇっ!?こぼれてるんですか?」
南(みなみ)こうせつ「夢一夜」
『🎵ゆ〜かに広がる〜、ビーズの、海〜、』
「うわぁーっ!大変だ!ゆっくり唄ってる場合じゃないでしょ、早く拾わないと!」
薬丸裕英(やくまるひろひで)(シブがき隊)「NAI NAI 16」
『🎵ジタバッタするなよ!』
「そりゃジタバタもしますよ!・・・て言うか、何でそんなに落ち着いてるんですか?」
『🎵何かこぼして〜も〜、客で溢れた〜、フロアの中じゃ〜、誰も拾っては〜、く〜れない〜、だから、後はどうなっても、僕は知らない〜、』
『そんな無責任な!』
上沼恵美子(かみぬまえみこ)「大阪ラプソディー」
『あ〜の人も、このひ〜とも〜、そろり歩〜く、帰り道〜、』
「はぁ〜、皆さん滑るの怖がって、恐る恐る歩いてるじゃないですか!・・・あれ?よく見たらカラフルなビーズに混じって、黒い点みたいなのがありますけど?」
松坂慶子「愛の水中花」(アンコール)
『🎵これも〜アリ?あれも蟻?多分あり〜?きっとアリ!』
「うわぁっ!甘い匂いにつられてアリの大群が来てる!もうめちゃくちゃだぁ。」
いやひどいなぁ、これじゃあ読者の方々も参考にならないじゃないですか!?
「何とか言ってくださいよ!」
『もしも、こんな和菓子職人がいたら・・・』
「ん?」
『ダメだこりゃ〜!』
「いや「ドリフ大爆笑」の“もしものコーナー”みたいになってる!もう歌でもないし!」
(いかりや長介さんもう亡くなられてますけど、“空想”紅白なんでご了承下さい。)
えーという訳で第10回“空想”紅白歌合戦、紅組は特別枠ばかりで人数が少なかったので、白組の勝利という事にしたいと思います。
『ロイヤルネームは“何をやっても上手くいく”んじゃなかったのかよ!』
「指揮を取ってるあなたのせいで、上手くいくものも上手くいかないんでしょ!」
江頭2:50(えがしらにじごじゅっぷん)
『がっぺムカつく!』
「もうロイヤルネーム足さなくていいです。」
この様に画数ではなく母音に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
『よーし、次いってみよう!』
「もう次は無いと思ってくださいね!」
ではまた次回をお楽しみにー。