矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

“下の名前”って他に言い方ないの?〈雑記Week①〉

 

“下の名前”って他に言い方ないの?

 

今週はいつもの「お名前診断」をお休みして雑記Weekをお送りします。

『雑記Week?』

「名前とか母音とか共通点とかの話は抜きにして、私が今言いたい事を言おうかと思いまして。」

『それをこのブログでやるのか?』

「本当は別ブログ開設してそこでやろうかと思ったんですけど、手間掛かりそうだし、もうここでやっちゃおうかなって・・・。」

『やっちゃうのはいいけどよぉ、「お名前だけお借りします。」ってタイトルのままで良いのか?』

「一応名前にまつわる話とか、有名人やヒット曲にまつわる話、あと最近テレビを見ていて思った事など、芸能人の方の名前も最低1人は何処かに入れて、ブログのタイトルから逸脱しすぎないようにするつもりです。」

『おぉ、それなら俺も言いたい事いっぱいあるぜ。Go Toキャンペーンの・・・』

「いやそういう一時的なネタはもう他の人がやってるんで、私はもっと先まで通用するような話をします。」

 

1回目のテーマは

「“下の名前”って他に言い方ないの?」です。

 

私も自分でいろいろ調べて見つからなかったので、おそらく解決方法がないただの“ボヤき”になると思うんですけど、私がこのブログ書く上でいつも困っているのがこれです。

『何も困る事ないだろ?』

「あるんですよそれが。」 

例えばさだまさしさんの名前を例に挙げて説明しましょう。

『なんでさだまさしなんだ?』

「ひらがなに変換する手間が省けるからです。」

 

さだが“苗字”でまさしが“下の名前”ですね。

 

私はいつもこのブログで母音に関する話をしてるんで、

苗字の最後の文字と下の名前の最初の文字の母音が同じです。」なんて事をよく書いてるんですが、なんか文章が長くなっちゃうんですよね。

 

要は「」と「」の母音が同じって言いたいだけなのに、「」を表すのに

“下名前最初文字”ってなっちゃうんですよ。

「“の”が多いでしょ?」

『「崖の上のポニョ」より多いな。』

「そうなんですよ。」

『「塔の上のラプンツェル」より多いな。』

「ええ。」

『「屋根の上のバイオリン弾き」より多いな。』

「あ、もういいです。」

おのののかと同じくらいか!?』

「その“の”とこの“の”は違うでしょ!」

 

私もなるべく“の”を減らそうと思うんですけど、

“下の名前”っていう言葉に助詞の“の”がもう入ってるんで、減らしようが無いんですよね。

『竹の子と一緒だな。』

「そうですね。」

数の子と一緒だな。』

「一緒、なんですかね?」

木ノ葉(このは)のこと一緒だな。』

「うわぁ、これ読んでる人わかるかなぁ?って、芸能人の名前出すってそういう出し方じゃないんですよ!」

『上から読んでも下から読んでも“このはのこ”なんだぞ!』

「だから今回はそういう話じゃなく・・・」

『“下の名前”って言い方変えればいいんじゃねぇの?“姓名”の“”とか。』

「“名”ってその前に“姓”があるから“下の名前”の事だなってわかりますけど、“名”だけだと何の事か分かりにくいですよね?」

『“苗字”と“名前”って言う場合もあるぞ。』

「“名前”って言うとそれこそフルネームと区別がつかないじゃないですか。」

 

フルネームも“名前” だし“下の名前”も“名前”なんです。

 

だから困るんですよ。

そもそも“下の名前”って言い方、おかしくないですか?

『そうかなぁ?』

 

昔、日本の文書がまだ全部縦書きだった頃の呼び方でしょ?

さだまさしさんの名前で言うと、

 

    さ

    だ

    ま 

    さ

    し

 

って縦に書いてこその“下の名前”じゃないですか。

 

横書きで さだまさし って書いたら“下の名前”じゃなくて“右の名前”でしょ?

『はぁ〜、考えた事も無かったわ。』

 

欧米にならって横書きを取り入れてもう何十年も経ってるんだから、他の言い方考えないと。

だいたい日本語は似た様な意味の熟語、

(例えば簡単な言い方では“仕事”、難しい言い方だと“業務”など)がいくつもある程ボキャブラリーが豊富なのに、何で“下の名前”は代用が効く適切な熟語がないのかって事ですよ。

 

苗字のほうは、同じ読みで名字(みょうじ)と書く場合もあるんです。

私のこのブログはとにかく“名”という字をたくさん使うので、敢えて“苗字”のほうを使ってますけど、これどっちでも良いし、同じ読みで漢字が2種類あっても意味ないですよね。

ますます“下の名前”は何で他の選択肢ないんだ?ってなるだけですよ。

 

『良い方法があるぞ。英語で言うんだ。』

「確かに英語圏の国の多くは“下の名前”をファーストネームと言いますね。この“ファーストネーム”はまだポピュラーな気がするんですけど、苗字は何て言うか知ってます?」

『セカンドネームか?』

「それだと直訳すると第二の名前、になるんでもう一つの名前みたいになるでしょ?“ラストネーム”って言うんですよ。この言い方が日本じゃ浸透してない感じなんですよね。」

『最後の名前?戒名みたいだな?』

「それだと最後と言うより人生終わった後ですけどね。日本人にとっては最初にくる苗字を“ラストネーム”って言うのはしっくり来ないから浸透してないと思うんですけど、だからって“下の名前”だけ英語で“ファーストネーム”って言って、“苗字とファーストネーム”って言うのもおかしいでしょ?」

『良いんじゃねぇの?どうせ日本人なんて言語に節操がないんだし。平気で「野球とサッカー、どっちが好き?」なんて聞くんだから。』

「いや野球とサッカーは全く別の競技ですけど、苗字と“下の名前”は2つで1つ、切っても切り離せないものですから。それにこのブログで“ファーストネーム”って書いたら名前タイプの一種かなって紛らわしいし、“下の名前”より長くなっちゃうじゃないですか!」

『あ、そりゃそうだ!』

 

とにかくこの“下の名前”って、他に言い方ないんでしょうか?

どなたか良い言葉知ってたら教えてください。

 

「いやぁー、でも言いたい事言えてスッキリしました。一度「名前の法則」を忘れてこういう“雑記”もやってみたかったんですよね。」

『じゃあ明日は俺が・・・』

「いやまだまだ言いたい事あるんで、明日もこの調子でいきますよ!」

 

今回は雑記なので本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、おうち時間の退屈しのぎに、あとGo Toキャンペーンの旅のお供にこちらの本はいかがでしょうか?

これからもいろんな事をボヤいていくつもりです。

『まぁ皆さん、聞いてください。』

「あ、これボヤき漫才で名を馳せた人生幸朗(じんせいこうろ)さんの真似です。(分かるかなぁ?)」

 

ではまた次回をお楽しみにー。