矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

MAX(マックス)【お名前診断】

勝手にお名前診断  (第99回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第99回目の今日はMAX(マックス)です。

 

1995年にブレイクした

安室奈美恵with SUPER MONKEY’Sからの派生ユニットとして(安室奈美恵さんが独立してから誕生したグループでは無い)、MAXという別名義を使いました。

この名前は最大の意味を表すMaximum=MAXと、

Musical(音楽的な)」、

Active(活動的な)」、

「eXperience(経験、体験)」の頭文字の略という意味もあったそうです。

最後が「ス」で終わるのでグループ名っぽくはありますが、「マックス」が既にカタカナ語として浸透していた為、このグループの名前として認識されるまでには時間が掛かったと思われます。

メンバーそれぞれの名義も

NANAMINA、REINA、RINAと、

MAXとして活動時のニックネームが用いられました。

 

◉メインロケットから切り離されて

 

安室奈美恵with SUPER MONKEY’Sの活動と並行していた時は「MAXでも売れれば儲け物」ぐらいの余裕がありましたが、安室奈美恵(あむろなみえ)さんのソロ活動スタートは、同時に決別を意味していました。

安室奈美恵さんというメインロケットを宇宙へ送り出し、切り離されたブースターはやはり魅力に掛け、一気にグループ存続の危機が訪れます。

そして事務所からも「この曲が売れなければ沖縄に返す」と発破をかけられた3枚目のシングル「TORA TORA TORA」がヒットした事で望みを繋ぎ、「Give me a shake」ではオリコン1位を獲得するなど、MAXとしての活動も何とか軌道に乗り出したのです。

 

ではメンバーの個人名(本名)を診ていきましょう。

まずリーダーの“NANA” こと沢詩(澤岻)奈々子さんは

ローマ字で書くとTAKUSHI NANAKOとなります。

“REINA”こと宮内玲奈さん、“RINA”こと松田律子さんは

MIYAUCHI REINA、MATSUDA RITSUKOとなり、 

3人とも苗字の最後の文字と下の名前の最初の文字

フルネームの最初の文字と最後の文字の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

グループの中にリーダー向きのロイヤルネームがいると、その方がリーダーになる事が多いのですが、次に多いのが年長者がリーダーになるケースです。

沢詩奈々子さんもノーペアネームなのでリーダー向きではありませんでしたが、年長者なのでリーダーを任された口です。

リーダーですがメインボーカルは他のメンバーに譲り、ダンサー兼コーラスにまわっていました。その代わりと言っては何ですが、ダンスの技術はグループ1だったそうです。

 

宮内玲奈さんはメインボーカルでしたが、どの楽曲もソロパートはMINAさんよりは少なかった様に思います。歌が上手くなる性質のある“リターンネーム”(フルネームの最初と最後の文字の母音が同じ)だったらもっと増えていたでしょう。

 

松田律子さんは他の3人と違って「な」の字が入っておらず、“りつこ”なのに統一性を持たせる為に“RINA”と呼ばれていました。SUPER MONKEY’S時代はクールビューティーという感じだったのですが、歳を追うごとにカッコ良さが薄れていくと感じていたのは私だけでしょうか?

 

そして“MINA”こと天久美奈子さんは、

AMEKU  MINAKOとなり、

全体を見ると、5つの母音が全て入っている事がわかります。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

このロイヤルネームは芸能界で「何をやっても上手くいく」のではないかと思えるほど活躍されている方が非常に多い名前です。

そうです、ロイヤルネームの安室奈美恵さんが抜けた後、もう1人ロイヤルネームが残っていたんですねぇ。

天久美奈子さんはMAXでメインボーカルを担当し、ソロパートもより多く唄っていました。グループの中でリーダー以外にロイヤルネームがいると、非常に目立つ存在になるのです。

また恋愛・結婚運も強い名前ですので、安室奈美恵さんに次いでMAXのメンバーの中では1番早く結婚しました。

 

◉名前を揃えて貰えなかったメンバー

 

天久美奈子さんが結婚・出産の為産休に入ると替わりのメンバーが補充されたのですが、

本名が前田亜紀さんという方で、ニックネームはAKI(アキ)でした。

松田律子さんを強引に“RINA”と呼んでいたにも関わらず、この方はそのまま“AKI”だったのです。

後から加入したハンデと、1人だけ違うネーミングのせいでグループにも溶け込めず、「シンガーソングライターになりたい」と脱退してしまいました。これは私の憶測ですが、本当はなめらかネームなのに目立てないというジレンマのせいだったかも知れません。

かわいそうに、どうせなら“◯◯NA”で揃えてあげれば良かったのに、“ANA”とか“AKINA”とか、ねぇ。

 

◉3音節の不思議

 

“MAX”はカタカナでは「マックス」となり、マッ・ク・スと音節では3音節になります。

この3音節はヒット商品などを生む良い名前の条件の1つと言われていて、

 

イチロー”やSMAP(スマップ)、SPEED(スピード)なども該当します。

 

ただ私ではなく他の方が提唱されている条件ですので、ここで多くを語る事は控えさせて頂きたいと思います。

私が分析すると最初の文字「マ」と最後の文字「ス」の母音が違うのでリターンネームにはならず、良い名前では無いという事になるのですが、3音節という別の条件にかなっていたので良かったのでしょう。名前って、奥が深いですね。

 

暗黙の掟なのか、ソロではドラマやバラエティー、CMに出演する事はあっても音楽活動はしていません。今でもたまに長時間の歌番組などには4人で出演して往年のヒット曲を唄っています。2019年には久々に新曲のリリースもありましたので、なんだかんだで安室奈美恵さんより活動期間が長くなりました。

これからもオリジナルメンバーで活動を続けて欲しいと思います。もし欠員が出てもメンバーを補充する事はもう無いとは思いますが・・・。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。