矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

みのもんたさん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第105回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第105回目の今日はみのもんたさんです。

このお名前は芸名です。

 

ローマ字で書くとMINO  MONTAとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

 

本名は御法川法男といいます。

ローマ字で書くとMINORIKAWA  NORIOとなり、

苗字の最後の文字「わ」と、下の名前の最初の文字「の」

フルネームの最初の文字「み」と、最後の文字「お」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

◉芸名を持つアナウンサー

 

アナウンサーは普通本名を名乗るものですが、ラジオがまだまだ若者文化の中心だった時代には、ラジオのパーソナリティーがタレント同然だった訳ですから、芸名を付けるのも不思議では無かったのです。

ちなみに“みの”は本名の苗字の上2文字で、“もんた”はアナウンサーになった当時に競馬で活躍していたモンタサンという馬の名前から取ったそうです。

ただ、みのさんの場合は本名が8文字と長くて言いにくいから、というのもあったでしょう。

もっと短くて言い易い芸名を付けるという判断は賢明だったと思います。

 

文化放送というラジオ局のアナウンサーになったみのもんたさんは、軽妙な話術を活かして次々とレギュラー番組を獲得、若者向けの番組「セイ!ヤング」のパーソナリティーになるなど、一躍人気アナウンサーとなりました。

しかし局内には妬ましく思う人間がいたのか、番組のリフレッシュを計る為と「セイ!ヤング」を28歳で降板させられ、人事異動でなんと営業部に廻されてしまいます。 

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私の本名もノーペアネームなので自分の体験から「上司が動かしやすいのではないか」とこの中で書いていますが、みのさんの本名もノーペアネームとは言えとんでもない異動ですね。

営業部ではスーパーでの店頭販売をするなど、元人気アナウンサーにとっては屈辱的な日々を送り、結局6年ほどで退社しました。

その後は父親の経営していた水道メーターの会社で営業職に就き、10年ほど続けたそうです。

 

みのもんたの逆襲?

 

一般職に就きメディアへの復帰を諦めかけていたみのさんに一報が入ります。フジテレビから「プロ野球ニュース」の土・日をやってくれないかという話でした。

もちろんメインキャスターとして担当し、ミニコーナーの「珍プレー・好プレー集」のナレーションも担当したのです。これが面白いと評判を呼び、「珍プレー・好プレー」は番組として独立するに至りました。

自身も「なるほど!ザ・ワールド」にレポーターとして出演するなど、徐々にテレビへの出演が増えていき、人気・知名度が上がっていきます。

そしてついに「午後は○○おもいッきりテレビ」の司会者に抜擢されたのです。この番組は元々お昼のニュースワイドショー的な番組だったのですが、みのさんが担当するようになってからは生活情報番組に切り替わり、視聴者から電話で相談を受けるコーナーまで始まりました。そこでアナウンサー時代に培った話術が発揮されて人気コーナーとなり、番組の視聴率もどんどん上がっていったのです。

とんねるずみのもんたの逆襲」というアルバムにタイトル曲(作詞は秋元康(あきもとやすし)さん)がありましたが、今思えばこの事を言っていたのでしょうか?これこそ正にみのもんたの逆襲です。営業部に飛ばされ、1度はサラリーマンとしての生活を強いられましたが、ラジオ局のアナウンサーからテレビの司会者へと大躍進を遂げたのです。

その勢いはまだ止まりません。「クイズ$ミリオネア」の司会を担当すると、解答者が答えを決めてから正解を発表するまでの間、解答者の顔を数秒間凝視する“みの溜め”が話題となり「ファイナルアンサー?」は流行語にまでなりました。

更には日本テレビの「おもいッきりテレビ」の司会を継続中であったにも関わらず、TBSの朝のワイドショー番組「朝ズバッ!」の司会も担当しました。つまり同時期に朝と昼の生ワイド番組を掛け持ちしたのです。

これは「おもいッきりテレビ」の終了まで約4年間続き、その間平日以外にもレギュラーの生番組に出演していた為、「1週間で最も多く生番組に出演する司会者」としてギネスブックにも認定されました。

やはりなめらかネームは“司会者”に向いている名前なのですね。 

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ちなみに「関西のみのもんた」と称される宮根誠司(みやねせいじ)さんも朝の生番組(ローカル放送)と「ミヤネ屋」を掛け持ちしていた時期がありましたが、3年と8ヶ月ほどで僅かにみのさんには及びませんでした。

 

全盛期にはレギュラー本数が週に16本とも言われ、多忙を極めていたみのさんでしたが、息子の窃盗容疑による逮捕などで世間の評判が下がり、続々と番組を降板する事となります。

そして唯一のレギュラー番組として12年半の間司会を務めた「秘密のケンミンSHOW」も遂に勇退する事となりました。

御年75歳、サラリーマンを続けていたらとっくに定年退職していた年齢まで続けられたのですから、ご自身もおそらく満足でしょう。

あの笑顔がもう見られないと思うと残念ですが、

みのもんたさん、本当にお疲れ様でした!

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。