「名前の法則」の世界へようこそ。
ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。
早速ですがクイズです。
上戸彩・北川景子・佐々木希。この3人の名前の共通点は何でしょう?
今回は女優編です。3人とも「超」が付くほど有名な方ばかりですが、この3人の名前に共通点があるんです。
ヒント1:それぞれのお名前をローマ字にしてみましょう。
上戸彩 =UETO AYA
北川景子=KITAGAWA KEIKO
佐々木希=SASAKI NOZOMI
これだけではまだわかりませんよね。
そこで今回初めてご覧になってくださった方の為にも、この「名前の法則」の世界で幸運を呼ぶとされている「良い名前」のタイプをいくつかおさらいしましょう。
⒈なめらかネーム
苗字(性)の最後の文字と、下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ。
女優では長澤まさみさんなどが該当します。
長澤まさみ=NAGASAWA MASAMI
“わ”と“ま”の母音が同じ「ア」
性と名の繋がりの部分で同じ母音が続くので、なめらかに「呼びやすい」のです。
⒉リターンネーム
フルネームの最初の文字と、最後の文字の母音が同じ。
女優では綾瀬はるかさんなどが該当します。
綾瀬はるか=AYASE HARUKA
“あ” と “か”の母音が同じ「ア」
最初の母音に戻る、という意味でリターンネームです。
⒊ツーペアネーム
なめらかネームとリターンネームの要素を兼ね備えた名前。
女優では石原さとみさんなどが該当します。
“ら”と“さ”の母音が同じ「ア」
石原さとみ=ISHIHARA SATOMI
“い” と “み”の母音が同じ「イ」
同じ母音のペアが2つ出来る、という意味でツーペアネームです。
3タイプとも女優として成功する運を持っているのではないかと思える「良い名前」なのですが、ここでもう一度クイズに登場した3人の女優の名前をご覧下さい。
3人ともどのタイプにも当てはまらないですよね。
そうです、実はそれが答えなんです。
では正解を発表しましょう。
正解は「良い名前」の判断基準となる2つのポイント、
①苗字の最後の文字と、下の名前の最初の文字
②フルネームの最初の文字と、最後の文字
の母音が違うのです。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
*これも今回初めてご覧になる方へ向けての説明です。
昨日までの記事で連日のようにご紹介してまいりました、
ノーペアネームの男性お笑いタレントは「不安定」というキーワードがつき纏う方ばかりでしたが、女優さんの場合は少し違うようですね。
では他にノーペアネームの女優はどんな方がいるのか見てみましょう。
深田恭子(ふかだきょうこ)さん、
相武紗季(あいぶさき)さん、
新垣結衣(あらがきゆい)さん、
武井咲(たけいえみ)さん、
剛力彩芽(ごうりきあやめ)さん、
本田翼(ほんだつばさ)さん、
木村文乃(きむらふみの)さん、
山本美月(やまもとみづき)さん、
高畑充希(たかはたみつき)さん、
新川優愛(しんかわゆあ)さん、
中条(なかじょう)あやみさん…。
どうですか? この顔ぶれを見て何か気づきませんか?
そうです、女優業もさる事ながら、CMでも活躍されている方が非常に多いんです。
CMで見ない日はないどころか、1本終わったらまた別の企業のCM
(上戸彩さんで言うとソフトバンクの後にキッコーマン!みたいな。)
というぐらいにたくさん出演されている方ばかりです。
(剛力彩芽さんに限っては過去形で「されていた」と言う方が正しいかもしれませんが。)
まあ、若くて綺麗なタレントさんを、大手企業が放って置かないと言えばそれまでですが、熟女と呼ばれる年齢層の女優さんでもノーペアネームだと、
真矢(まや)みきさんや檀(だん)れいさん、
吉瀬美智子(きちせみちこ)さん
などのように、CMでの印象が強い方が多いんです。
真矢みきさんのものまねをする人が「あきらめないで~」というCMのセリフをチョイスするように。
◉CM出演のメリット・デメリット
タレントがCMに出演する最大のメリットは、見る人を選ばないという事でしょう。
ドラマや歌の場合、興味がある人しか観たり聴いたりしてくれません。この人の出ているドラマを観たいとか、この人が唄っている歌を聴きたい、と思わせるまでになるにはそれなりの時間がかかりますが、CMはただ何気なくテレビを見ている人の眼にも触れる事が出来ます。しかも15秒か30秒という短い時間で強烈なインパクトを与える事も出来ますし、タレント自身のイメージアップにもつながります。
ただ問題があるとすれば、特に化粧品のCMに言える事ですが、メーカーも商品の売り上げが掛かっている為、もともと綺麗な女優さんの顔に入念にメイクをし、ライティングなども駆使して特に綺麗に撮影します。結果的にCMではすごく綺麗に映るのですが、そのイメージが強すぎるせいか、同じ女優さんをドラマや映画で見た時に
「あれ? そうでもないな。」と思われてしまう懸念があります。
やはりドラマや映画で毎シーン、化粧品のCM並みのメイクやライティングは不自然ですし、家にいるシーンなどはほぼスッピンに近い場合もあるでしょう。そうなるとどうしてもCMより見劣りしてしまうのは致し方ないところです。
だから、という訳ではないと思いますが、ノーペアネームの女優さんはヒットドラマ(代表作)に恵まれにくい、というジンクスがあります。それはおそらく演技力の問題ではなく「女優運が弱い」という事でしょう。
弱いと言っても、決して女優の仕事が少ない訳ではなく、先ほど名前を挙げさせて頂いた方々も、数々のドラマや映画で主演をされてきた方ばかりなのですが、その数の割に印象が薄いということなのです。
上戸彩さんはかつて何期も連続で、途切れる事なくコンスタンスにドラマに主演し続けていたのですが、視聴率は何とか及第点という作品が多かったようです。
そして皮肉な事に主演ではなく準主役だった映画「テルマエロマエ」がヒットしたり、主人公の奥さん役ながら出演シーンは少なかったドラマ「半沢直樹」が驚異的な視聴率を記録したりと、やや脇役に回ったほうが良い結果につながるという、何とも悲しい事実があるのです。
似たような話になってしまいますが、相武紗季さんも主演ドラマでは代表作と言えるような作品がなく、脇役に回ったドラマ「家政婦のミタ」が高視聴率を記録しました。
上戸彩さんも相武紗季さんも、テレビ史に残る程の大ヒットドラマに出演できた事は喜ばしいでしょうが、自分の主演作でなかったのはさぞ残念だったでしょう。まあ、その分CMで運を使っていると思って納得して頂きたいところです。
クイズでご紹介した上戸彩さん、北川景子さん、佐々木希さんのもう一つの共通点は、有名芸能人の方
EXILEのHIROさん、
BREAKERZのDAIGOさん、
と結婚したという事ですが、ぎりぎり同業者(俳優)ではない方を選んでいるのも偶然とは言え興味深いところです。(武井咲さんもそうですね。)
結婚してCMの本数も減るかと思いきや、相変わらずたくさんのCMに出演しています。これは相当好感度が高い証拠ですね。各企業が起用したがるのも頷けます。
この様に画数ではなく母音に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
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ではまた次回をお楽しみに。