勝手にお名前診断 (第114回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第114回目の今日は森山直太朗さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとMORIYAMA NAOTAROとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
更に、フルネームの最初と最後の母音も同じ「オ」ある事もよくわかります。
この様なお名前を最初の文字に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
※平仮名で書くと“なおたろう”となるので、最後の母音が「ウ」だと思われがちですが、「ろ」を伸ばしている音ですので、カタカナで書くと“ナオタロー”となり、最後の母音は「オ」という事になります。
つまりこのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。
この様なお名前を、トランプの役にかけて“ツーペアネーム”と呼びます。
この方を一躍有名にしたのはその歌唱力の高さではないでしょうか。
2003年に発表した2ndシングル「さくら(独唱)」が、ワンカット・低コストのPVながら歌唱力がハンパないと注目を浴び、後から詩や曲も評価されて大ヒットしました。
そしてその年の紅白歌合戦にも出場を果たします。
なめらかネームは男性歌手運の強い名前ですが、持って生まれた本名だと歌が上手くなるという性質があるのかも知れません。
◉フォークソングの継承者
ご存知の方も多いと思いますが、お母様は
森山良子(もりやまりょうこ)さんです。
下の名前の最後の母音が「オ」なので“リターンネーム”ですね。
昭和の時代から数々の名曲を送り出してきたフォークソング歌手です。
その家庭で生まれ育ったせいか、直太郎さんの作る曲は何処となくフォークソングの雰囲気を漂わせています。
「夏の終わり」は井上陽水(いのうえようすい)さんの「少年時代」を彷彿とさせますし、「生きとし生ける物へ」「生きてることが辛いなら」「生きる (って言い切る)」などの、一旦命の儚さや現世の虚しさを訴えつつも、最後には命の大切さを伝えようとする手法は、正にフォークソング全盛時代の詩の世界を踏襲しているかのようです。
森山直太朗さんはシンガーソングライターですが、作詞に関しては共同作業者がいまして、
親友であり詩人の御徒町凧(おかちまちかいと)という方です。
かなり奇をてらったペンネームですが、偶然にもリターンネームです。
「さくら(独唱)」や「夏の終わり」など、直太郎さんの一連のヒット曲にほぼ全て絡んでいると考えて間違いないでしょう。この方がフォーク好きなのか、直太郎さんに書いた詩だからそうなるのかは分かりませんが、最後は2人の合意で詩が決まる訳ですから、やはり直太郎さんの求める世界観なのでしょう。
一部だけを聴くと自殺を助長しているとも取られかねない為に抗議が殺到した「生きてることが辛いなら」は御徒町さん単独の作詩ですが、GOサインを出したのは直太郎さんですから。
◉芸人より面白い?並外れた話術
リターンネームの話し好きという特性のせいか、歌番組に出演するとよく喋ります。
さっきまで命の儚さ、大切さを歌に乗せて届けていた同じ人物とは思えないほど軽妙な口調で。しかも他の人が喋っている時も素知らぬ顔で虎視眈々とつけ入る隙を窺っているのです。
まぁ面白いから良いんでしょうけど、歌に乗せたメッセージの信憑性が薄れるんじゃないかと心配になってしまいます。
叔父にあたる芸人、おぎやはぎの小木博明(おぎひろあき)さんも絶妙にイジって笑いのネタにするトーク力、リターンネーム恐るべしです。
現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「エール」では俳優として出演しています。なめらかネームのもう1つの特性、俳優運も活かせるでしょうか。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。