矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

アンタッチャブル【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第116回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第116回目の今日はアンタッチャブルのお二人です。

 

それぞれのお名前は山崎弘也さんと柴田英嗣さん、お二人とも本名です。

 

まず山崎弘也さんですが、

ローマ字で書くとYAMAZAKI HIRONARIとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

 

一方の柴田英嗣さんは、SHIBATA HIDETSUGUとなります。

苗字の最後の文字「た」と、下の名前の最初の文字「ひ」、

フルネームの最初の文字「し」と、最後の文字「ぐ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

最近までコンビ解消状態が続いていた為にこの「お名前診断」でも扱いにくかったのですが、コンビ復活の兆しが見えてきたようなので今回取り上げさせて頂きます。

 

2004年にM−1チャンピオンに輝いたアンタッチャブルですが、ここ数年のM−1バブル(優勝直後から出演オファーが殺到する)程の熱もまだ高まっていなかった頃だったので、賞金以外の恩恵はほとんど受けられていなかった様に思います。

その為レギュラー番組が特に増えたという事もなく、メインの番組もローカル放送でした。この程度ならM−1チャンピオンでなくても、人気が出てきた若手コンビによくあるレベルです。コンビ名が“リターンネーム”でないとレギュラー運が良くないのです。

 

では山崎弘也さんから診ていきましょう。

 “なめらかネーム”の身体の発育を促進する特性が発揮されたのか、高校時代は野球部に所属して甲子園を目指していた山崎さん。(残念ながら補欠でした。)元々は俳優志望だったそうで、お笑い養成所に入る前は俳優事務所に履歴書を送った事もあったそうです。

ただお笑い養成所には真面目に通っていました。なめらかネームは真面目で実直な方が多いので、名前の性質通りと言えます。

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◉なぜか“ザキヤマ”に

 

ダウンタウン松本人志さんに憧れていた為、無口でたまに喋ると面白い芸風を目指しましたが、自分には合わない事に気付きテンションの高いキャラに軌道修正します。

そうした途端に今度はうるさい程喋るようになり、先輩タレントからウザがられるまでになりました。

これは推測ですが、ウザい奴に対して普通に“山崎”と呼びたくない余り、ひねって“ザキヤマ”と呼ばれるようになったのではないでしょうか。大抵先輩タレントが“ザキヤマ”と呼ぶ時には、憎しみが込められている様に思えるのです。

ただその“ザキヤマ”という愛称が、偶然にも最初と最後の母音が同じリターンネームになっていました。

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リターンネームはバラエティーに強い名前です。長さ(文字数)は関係ありません。

その愛称はあっという間に世間にも浸透し、相方を置き去りにしてピンでの仕事が増えていきました。本名で呼ばれる事も無くなり、もはやアンタッチャブルでも山崎弘也でもない“ザキヤマ”という名の新しいタレントになったのです。

1人で「笑っていいとも!」のレギュラーに選ばれるなど調子に乗って、挙げ句の果てには

織田裕二(おだゆうじ)さんのCMでのセリフ「キター!」を逆転させて「くる〜ぅ!」というギャグまで編み出し大人気となります。愛称がついただけなのに改名したかの様な効果が生まれたのでした。

 

さてもう一人の柴田英嗣さんですが、ノーペアネームのせいか不安定な生活を送ります。 

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漫才ではプロも唸らせる程ツッコミの上手さに定評がありましたが、私生活はだらしない面が多かったようで、その点も実直ななめらかネームの相方との違いでしょう。

2010年に休業した時も女性関係の問題が絡んでいた様で、そんな理由で休業した為に違約金などが発生した事から、山崎さんからはもうコンビを組みたくないと言われてしまいます。

ザキヤマ”となった山崎さんが活躍する一方でテレビの仕事が激減し、ラジオやネット番組などの活動を続けていたところへ、追い打ちをかける様にファンキー加藤さんも絡んだスキャンダルに巻き込まれ、益々世間のイメージが悪くなってしまいました。

余談ですがこの英嗣という名前、なかなか初見で“ひでつぐ”とは読めませんよね。そういった読みにくさも名前が浸透しない理由だったかも知れません。山崎さんの下の名前“弘也”が浸透していないのとは大きく理由が違いますが、2人とも下の名前では呼ばれないコンビと言えます。

柴田さんは1人で何とか這い上がろうと、動物の生態などに関する知識の深さを活かし、動物博士タレントとしての活動を始めます。この点もやはりノーペアネームの本業以外に手を出そうとする性質の表れだったでしょう。

ただ「動物の倒し方」などのネタが武井壮(たけいそう)さんとかぶっていた事もあり、そのキャラも今ひとつ浸透しませんでした。

 

しかし休業理由についての誤解も解け、絶縁状態から10年が経った去年、遂にアンタッチャブルが復活、コンビで漫才を披露しました。ブランクを感じさせないツッコミは冴え渡り、かつてのキレを蘇えらせます。相方の山崎さんもこの日を待っていたかの様に、生き生きとボケて不安を吹き飛ばしました。アンタッチャブルの完全復活が成されたのです!

 

ボケまくりキャラで実は真面目な山崎さんと、鋭いツッコミで実はフラフラと足が地に着かない柴田さん。ある意味凸凹コンビなので相性は良いでしょう。

ただすっかり出来上がってしまった“ザキヤマ”ワールドに柴田さんがどこまでくい込んでいけるのかが心配ではありますが・・・。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。