矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

松山千春さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第132回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第132回目の今日は松山千春さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとMATSUYAMA  CHIHARUとなり、

 

苗字の最後の文字「ま」と、下の名前の最初の文字「ち」

フルネームの最初の文字「ま」と、最後の文字「る」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

“なめらかネーム”ほど目立ちたがりではなく、“リターンネーム”ほど話し好きでもない為か、デビュー当時はほとんどテレビに出ませんでした。

それでも「季節の中で」「恋」「長い夜」「大空と大地の中で」など多くのヒット曲を生み出し、一流アーティストの仲間入りを果たします。

 

母音で見るとあまり良くない名前ですが、最初に「まつ」という音があります。

日本では古来、物の価値を松・竹・梅の3段階で評価していました。

これは英語で言うGood・Better・Bestと同じで、その中で松はBest、最上級の物を表す言葉だったのです。

その影響か日本人は「松」という文字を見たり、「まつ」という音を聞いたりすると潜在的に高級感を感じてしまうようで、名前に松が付く有名人を集めてみると、単なる人気とか憧れという次元を超え「崇拝」されているといった感すらある、いわばカリスマ的存在の方が多いのです。

男性では永遠の名優・松田優作(まつだゆうさく)さんや、お笑い界のカリスマ・松本人志(まつもとひとし)さんなど・・・。

女性では松嶋菜々子(まつしまななこ)さんや松たか子さんの様に“美人”の代名詞的存在にまでなってしまう女優陣に加え、永遠のアイドル松田聖子(まつだせいこ)さんや、いまも根強い人気を誇る「ユーミン」こと松任谷由実(まつとうやゆみ)さんなど、ファンにとっては神様のような存在の方ばかりなのです。

松山千春さんも実家が観光名所になっているほど、地元・北海道ではスーパースターとして崇められています。

 

また「ま」という文字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。

ワンモアネームはシンガーソングライターとして、他の歌手へ楽曲提供しても成功している方が多いのも特徴です。

ただこの方は「本当に作りたいと思った人にしか作らない」というこだわりが強かったのか、昨日紹介したさだまさしさんよりその数は少なく、1番知られているのは明石家さんまさんに頼まれて作った「ビックリ箱のうた」ではないでしょうか。

(実は「北の国から」の主題歌も、最初は北海道出身の千春さんに依頼が来たのを断った為に、さだまさしさんが担当する事になったという逸話があります。)

 

◉頭と共に明るくなった?

 

話を一旦母音の話に戻しましょう。

なめらかネームではない為、俳優としての仕事はほとんどしていません。皆無と言っていい程です。

ノーペアネームは芸能活動が「不安定」になりがちです。松山千春さんはデビュー当時から拒み続けていたテレビ出演を、ある時期から頻繁に行うようになりました。それは薄くなった頭をごまかす為にスキンヘッドにした頃からだったのですが、完全なキャラ変というか、もう若い頃の千春さんの姿はそこにはなく、開き直ったかのようによく喋るおじさんになっていました。

「不安定」という言葉の裏には、人気が高まっても長続きしにくいという意味もあります。千春さんの場合はカッコ良くて歌も上手くて、人を感動させる歌を唄っていた(髪もフサフサしていた)若い頃の人気と、テレビに出始めてから(スキンヘッドになってから)の「このおじさん面白いなぁ」という人気が全く別の物になってしまったのです。

 

それが証拠に、若い時の様に歌が売れなくなってしまいました。コンスタンスにシングルのリリースを続けていますが、もう何十年と大きなヒットに結びついていません。

かつてはスーパースターと持て囃された歌手でも、ノーペアネームだと不安定になってしまうのでしょうか。

それでも若い頃から応援し続けているファンは、コンサートツアーがあれば往年のヒット曲を生で聴きたいと足繁く通うようです。

聴きながら、思わず目を閉じちゃったりするんでしょうかね?

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。