連チャンネームとは?
当ブログ記事の文中に何度か登場した“連(れん)チャンネーム”。
初めてお読み頂いた方にとっては意味不明な言葉だと思います。
そこで連チャンネームとは何か?どういう名前なのかをまとめました。
初めてお読みになる方や最近読者になって頂いた方はもちろん、長い間お読み頂いて「もう知ってるよ!」という方にも確認して頂ける、一目で分かる内容になっておりますので是非一度お読みください。
◉なぜ“連チャン”ネームなの?
では連チャンネームとはどんな名前なのか、
歌手であり俳優でもある福山雅治さんを例に挙げて説明させて頂きます。
ひらがなで書くと ふくやま まさはる となり、
「ま」という文字が2つ続いています。
この様なお名前を“連チャンネーム”と呼びます。
同じ文字が2つなので“ダブルネーム”という呼び名にしようかと思いましたが、「ものまね紅白」によく出ているモノマネの上手いコンビ、
ダブルネームとカブるので避けました。
◉その特性(適性)は?
“なめらかネーム”がなぜ言いやすいのか?
それは同じ母音の文字が続いているからですが、
母音だけでなく子音も同じならもっと良いのではないか?
つまり、同じ文字が2つ続く名前のほうが言いやすく、
なおかつ覚えやすいと思われるのです。
人間誰しも生まれてすぐには長い言葉(文字数の多い言葉)を喋る事が出来ません。赤ん坊が初めて喋るのはたいてい、同じ文字が続く言葉じゃないでしょうか。
例えば「パパ」や「ママ」がそうですし、ご飯の事を「まんま」と言い、自動車の事を「ブーブー」と言うように教えられます。
生まれて初めて発する言葉がそうなのですから、同じ文字が続くと言いやすいと感じますし、愛着の様なものもありますね。
(福山雅治さんの名前を口にする時、無意識に「ふくやママさはる」と言っているのです。)
特に芸能人にとって、名前の言いやすさは大切です。
言いやすいという事は覚えてもらいやすい、覚えてもらいやすいという事は人気が出やすい、という風につながっていくのです。
◉場所はどこでも良いの?
“なめらかネーム”は苗字と下の名前の繋がりの部分、
“リターンネーム”はフルネームの最初と最後と決まりがありますが、
“連チャンネーム”に場所(名前の部位)の決まりはありません。
堤真一(つつみしんいち)さんの様に苗字の最初に来ても、
松嶋菜々子(まつしまななこ)さんの様に下の名前に来ても良いのです。
また、2文字のどちらかに濁点が付く場合も良いと思われ、
「すずき」という苗字は現在日本で2番目に多い(ありふれた)苗字でありながら、
芸能人が本名のまま使うと、必ずと言っていい程有名になっていきます。
特に女性タレントに多いのですが、その一部をご紹介しましょう。
鈴木保奈美(ほなみ)さん、鈴木京香(きょうか)さん、鈴木杏樹(あんじゅ)さん、鈴木砂羽(さわ)さん、鈴木紗理奈(さりな)さん、鈴木蘭々(らんらん)さん、
鈴木奈々(なな)さん、鈴木愛理(あいり)さん、鈴木梨央(りお)さん
・・・と、実に多いのです。
これだけ多いと芸能プロダクションもかぶるのを避けて、たとえ本名が鈴木でも違う芸名を付けたりしそうなものなのに、次から次へと現れて、次から次へと有名になっていくんですねぇ。
ちなみに男性では鈴木雅之(まさゆき)さん、パパイヤ鈴木さん、
ウド鈴木さん、鈴木亮平(りょうへい)さん、鈴木福(ふく)さんと、
個性的な方々ばかりですし、活躍されているジャンルもそれぞれバラバラという面白い結果が得られました。
実は「鈴木さん」以外で名前に「すず」を付けた方がいます。
そう、広瀬(ひろせ)すずさんですね。
最初は変わった名前だなぁと思いましたが、すぐに有名になりました。
さて、「すず」以外ではどんな名前があるのか見ていきましょう。
「かが」……鹿賀丈史(かがたけし)さん、坂上忍(さかがみしのぶ)さん、加賀(かが)まりこさんなど。
「ささ」……佐々木蔵之介(ささきくらのすけ)さん、笹野高史(ささのたかし)さん、佐々木希(ささきのぞみ)さんなど。
「たた」……吉田拓郎(よしだたくろう)さん、山下達郎(やましたたつろう)さん、奥田民生(おくだたみお)さん、宇多田(うただ)ヒカルさんなど。
「なな」……木の実ナナさん、相川七瀬(あいかわななせ)さん、小松菜奈(こまつなな)さんなど。
「もも」……山口百恵(やまぐちももえ)さん、桃井(ももい)かおりさん、菊池桃子(きくちももこ)さんなど。
あと、菜々緒(ななお)さんやJUJUさんなど、短い名前(ショートネーム)でもいらっしゃいます。
珍しいところでは樹木希林(きききりん)さんやおのののかさんなど、同じ文字が3つ続く方もいらっしゃいますが、この場合は“3連チャンネーム”となります。
さてこの“連チャンネーム”もなかなかの豪華な顔ぶれになりました。
やはり同じ文字が続く名前は、覚えてもらいやすいという効果があると思われます。
特に鈴木奈々さんは姓と名のどちらにも同じ文字が2つずつ入っています。
「鈴木○○」というタレントが既にたくさんいて、さらにはおバカキャラはもう要らないんじゃないかと思われていた頃に現れて大人気タレントになりました。
芸能界のどんなジャンルに向いているかは抜きにして、単に覚えやすさだけで言えば、なめらかネームより連チャンネームのほうが上かも知れません。
注:この内容は随時、追記・修正する事があります。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。