矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

一青窈さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第139回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第139回目の今日は一青窈さんです。

 

この一青窈という珍しいお名前は本名で、“一青”という地名が石川県にあります。

ローマ字で書くとHITOTO YOとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。 

blog.housoku.work

この記事でも紹介している様に“なめらかネーム”の女性歌手は、男性顔負けの男らしい歌や、恋愛なんてそっちのけのスケールの大きな歌を唄ったほうが成功する傾向があります。

 

台湾人の父と日本人の母の間に生まれたハーフである一青窈さんは、幼い頃に父を台湾に残して日本での生活を始めました。小学2年生の時に父親が癌で亡くなり、母親の苗字“一青”を名乗るようになります。
大学時代にアカペラサークルに所属し、そこで現ゴスペラーズ北山陽一(きたやまよういち)さんと出会って「詩が面白い」と評価されて以降、自分で作った詩で唄うようになりました。
その後福祉イベントで唄っているところをスカウトされ、2002年に「もらい泣き」でデビューします。
デビューからいきなりのヒットとなりテレビの歌番組で唄う事になったのですが、極度の緊張から「立って唄う事が出来ない」と床に座り込み、更に「このほうが楽だから」と裸足で唄いだしたのです。
これはもう「女性らしく見られたい」という感情を放棄した行為です。
昔、(あずさ)みちよさんが「二人でお酒を」という歌をステージに座り込んで唄っていましたが、この場合は歌のイメージに合わせた「演出」でした。ところが一青窈さんはデビュー早々、なりふり構わず裸足で座り込んだのです。

今週紹介してきたなめらかネームの女性歌手に共通して言える事ですが、
水前寺清子さんや加藤登紀子さんの“超”ショートヘアや、
天童よしみさんの“わがまま”ボディーなど、
優先順位が「女性らしく見られたい」よりも、
「自分がこうしたい」とか「そのほうが楽」になっていると思うのです。
なめらかネームの女性歌手は、男らしい歌が合うだけでなく、内面的にも男らしくなってしまうのでしょうか?

 

◉カラオケの定番「ハナミズキ

 

2004年に発表した5枚目のシングルハナミズキがロングヒットし、今もカラオケ人気曲ランキングでは上位に入る定番になりました。
こちらは2番の歌詞に「僕の我慢が」とあるように男性目線の歌です。冒頭の「空を押し上げて」という歌詞にもスケールの大きさが感じられますね。
作詞した本人曰く、2001年の9・11事件の時にニューヨークにいた友人の体験を元に書いたそうで、最初は「銃」や「テロ」などの言葉が含まれていたそうですが、なぜか最終的には幼い少女を想う優しい歌になりました。
きっとそれが良かったのでしょう。平成30年の間で最もカラオケで唄われた曲になるほどの大ヒットとなり、一青窈さんの代表曲になったのです。
何度も言うようですが、なめらかネームの女性歌手は男性目線の歌や、スケールの大きな歌を唄うと成功するんですよ。

 

作詞家として他のアーティストに提供する傍ら、2014年に大ヒットしたドラマ「昼顔」の主題歌として金井克子(かないかつこ)さんが唄った「他人の関係」をカヴァーしました。
一応恋愛の歌なのですが、不倫がテーマのドラマ主題歌に起用される程、かなり屈折した恋愛模様が描かれています。
思えばデビュー曲の「もらい泣き」も、「夜光虫」や「ひきこもり」など特異なワードが盛り込まれた、決してストレートな恋愛の歌ではありません。
たまに恋愛の歌がヒットしたと思ったらこの屈折度合い、やはりなめらかネームの女性歌手は純な恋愛の歌が合わないと思われます。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

ではまた次回をお楽しみに。