矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

TM NETWORK【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第162回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第162回目の今日はTM NETWORKです。

 

TM NETWORKという名前は、カタカナにするとティーエム・ネットワークと、

、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

人名なら5〜8文字程度の中に5つの母音が入るという希少価値もあるのですが、グループ名は長い名前になればなるほど確率が高くなるので、人名のロイヤルネームほどの希少価値はありません。

グループ名で大事になるのは最初と最後の文字です。この2箇所の母音が同じだとグループ存続期間が長くなる“リターンネーム”になるのですが、残念ながら最初の「ティ」と最後の「ク」の母音が違います。

活動期間後期はTMNと名義変更しましたが、これも最後が「ヌ」なのでリターンネームにはなりません。

そのせいかシンセサイザーを駆使した当時最先端のテクノポップユニットとして活躍したものの、大ヒットしたと言えるのはGet Wildだけで、活動終了後に小室サウンドブームが訪れた事からも「早過ぎたバンド」と呼ばれました。

 

以下紹介する各メンバーの名前は全て本名です。

 

まずボーカルの宇都宮隆(うつのみやたかし)さん。

お名前をローマ字で書くと、

UTSUNOMIYA TAKASHIとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

なめらかネームは男性歌手向きの名前です。特にロックなどの激しい歌を唄うのに適しています。 

宇都宮隆さんは楽器を持たずに唄うスタイルの分、バンドのボーカルとしては珍しいくらいダンスをしながら唄っていました。なめらかネームのバンドのボーカリストは昔から世良公則さんの様に派手なアクションで唄う方が多かったのです。その系統が80年代後半にはダンスに変わっていったという事でしょう。セクシーなダンスと歌声は多くのファンを惹きつけました。

TMN活動期間中にソロとしても活動しましたが、その時の名義はT.UTUティー・ウツ)だったんですねぇ。後に宇都宮隆名義に戻すのですが、それなら最初からそうしておいたほうがまだ良かったのではないか、と思えます。どちらにせよバンドのボーカリストがソロでも成功する“ワンモアネーム”ではないんですけどね。

 

続いてはリーダーの小室哲哉(こむろてつや)さん。

この方がTM NETWORKの核であり、作曲だけでなく楽器もほぼ全てを担当、プロデュースまで担当していました。

ローマ字で書くと=KOMURO TETSUYAとなり、

苗字の最後の文字「ろ」と、下の名前の最初の文字「て」

フルネームの最初の文字「こ」と、最後の文字「や」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

ノーペアネームは一言で言うと“安定しない”名前です。

 

また歌手向きの名前ではないので、ボーカルは宇都宮隆さんに任せてコーラスで参加する程度でした。

ソロとして自分で唄った曲もありましたが、残念ながらこの方の声はお世辞にも良い声とは言えません。おそらくその事はご自身でも自覚はあったでしょう。

だからTM NETWORK時代から小室サウンドブームの時代まで、ほぼ一貫して「他の人に唄わせていた」と思われるのです。

この方についてはまだまだ語り尽くせないのですが、今回はあくまでもTM NETWORKについての話なのでこの辺にしておきましょう。

 

続いて、主にギターを担当していた木根尚登(きねなおと)さん。

ローマ字で書くとKINE NAOTOとなり、

苗字の最後の文字「ね」と、下の名前の最初の文字「な」

フルネームの最初の文字「き」と、最後の文字「と」の母音が違います。

小室哲哉さんと同じ“ノーペアネーム”ですね。

 

やはり歌手向きの名前ではないので、ボーカルはコーラスで参加する程度でした。

TMN活動期間中にソロとしても活動しましたが、大きなヒットは残せていません。

またこの方が1番小説家やラジオDJNHK教育テレビへの出演など、本業以外にあれこれ手を出している気がします。ノーペアネームはやはり安定しないのです。

挙げ句の果てにはTMN活動休止から20年の時を経て衝撃の告白をしました。

何と「Get Wild」がヒットしていた時、エレキギターを弾けなくて「弾いているフリ」をしていたと言うのです。

そもそも小室さんから「アコースティックギターが弾けるならエレキギターも弾けるだろう」と安易に言われてしまった為で、実際には(木根さん曰く)全然違うので弾けなかったそうです。

私に言わせれば音楽センスが高くなる“リターンネーム”じゃなかったから、という事になるのですが、後になって「あの場(バラエティー番組)ではそう言ったほうが面白いと思ったから」と釈明していました。

しかし演出だとしたら20年以上も経ってからそんな事言いますかね?どこまでちゃんと演奏していたのか怪しい限りです。

 

さてこれでTM NETWORKのメンバー全員の分析は終わり、と言いたいところですが、実はまだ1人大事な方が残っていました。

それはほとんどの曲の作詞を担当した小室みつ子さんです。

小室哲哉さんと同姓の為、よく姉か妹と誤解されましたが血縁関係はありません。

ローマ字で書くとKOMURO MITSUKOとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

“リターンネーム”は女性歌手(特に作詞・作曲もするシンガーソングライター)向きの名前で、音楽センスが高くなる性質があります。

ただリターンネームの奥ゆかしさからか、自身でも歌手として活動していながらほとんどメディアに登場する事はありませんでした。

これをご覧になっている方も、今そのお顔が浮かんでいない方がほとんどではないでしょうか?それぐらいリターンネームは奥ゆかしい方が多いという事なのです。

 

実際の活動期間は10年程度だったTM NETWORK

“TM”の由来はTime Machineの略とされていましたが、活動終了間際になって本当は東京の多摩地区のTaMaから取ったものだと明かされました。

これも木根尚登さんのエアギター疑惑と同じくらい「知らないほうが良かった」かもしれません。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。