矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

サザンオールスターズ【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第165回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第165回目の今日はサザンオールスターズです。

 

グループ(バンド)特集で来た今週、締めはこのバンドで参りましょう。

 

サザンオールスターズという名前は最初と最後の母音が違うので“リターンネーム”にはならず、「名前の法則」には該当しない“例外”です。

だからと言って難癖つける訳ではありませんが、結成から43年経っているものの活動していなかった期間も幾度かあり、休み休み続けているバンドなのです。

あと、名前が長いので“サザン”と略称で呼ばれる事が多く、このサザンという略称で見るとリターンネーム(母音が「ア」だけなので“ストレートネーム”)となり、長く愛されるバンドになったのではないかと思われます。

 

最初にお断りしておきますが、サザンオールスターズの紹介とは言ってもほぼ桑田佳祐(くわたけいすけ)さんの紹介記事になると思われます。

これだけ長い間活動して“国民的バンド”なんて言われながら、メンバーの名前を挙げるとなると、桑田佳祐さんと原由子(はらゆうこ)さん、あとは・・・みたいな感じになる方が大半だと思います。

そうなんです、はっきり言ってサザンは桑田佳祐さんあってのバンドなのです。“オールスターズ”と言っても本当のスターは桑田さんだけなのです。

なので他のメンバーは名前だけでも覚えて帰って下さいね。(若手芸人の挨拶みたい)

 

デビューは1977年、勝手にシンドバッドでした。このタイトルは当時大人気だった沢田研二(さわだけんじ)さんのヒット曲「勝手にしやがれ」と、ピンクレディーの「渚のシンドバッド」を組み合わせたものです。

この人気者にあやかろうという魂胆と「🎵いま何時?そうね大体ね〜」というコミックソングの様な歌詞、さらに聴き取れないほど早口になる(今で言うとラップの様な)箇所などから、最初はイロモノ的扱いを受けました。

しかし、3枚目のシングルとして発表したバラード曲いとしのエリーがそれまでとのギャップ効果もあり大ヒットしたのです。

 

以下紹介する各メンバーの名前は全て本名です。

まずはボーカルの桑田佳祐さん。

ローマ字で書くと=KUWATA KEISUKEとなり、

苗字の最後の文字「た」と、下の名前の最初の文字「け」

フルネームの最初の文字「く」と、最後の文字「け」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

ノーペアネームは安定しない名前です。

桑田佳祐さんの場合何が安定しないかと言うと、作品(歌)の方向性が安定しません。

真夏の果実の様なバラードもあれば

「闘う戦士たちへ愛を込めて」の様な社会批判的な歌もあり、

みんなのうたの様なワイワイ騒ぐ歌もあれば

「マンピーのG☆SPOT」の様なスケベ歌(?)もあります。

小説家で言えば純愛小説の次にSFを書き、推理小説を書いたかと思えばエロ小説を書く様なものです。

またB’zの様に出す曲出す曲全てヒットしているという訳でもなく、TSUNAMIの様な大ヒット曲がある一方で一般には知られていない様な曲も多くあり、当たり外れも結構大きいのです。

実際「01MESSENGER〜電子狂の詩〜」というSFの世界を歌にした様なシングル曲がありましたが、ほとんどヒットしませんでした。

そういった当たり外れの大きさ、休み休みの活動がサザンオールスターズというバンド名に、バラバラの方向性が桑田さんのノーペアネームに現れているのではないかと思われます。

 

ただし、ひらがなにすると“くわたいす”と同じ文字が2つ入る“ワンモアネーム”でもある事が分かります。 

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このワンモアネームはバンドのメインボーカルがソロ歌手としても成功するという特性があります。桑田さんはソロでも白い恋人達」「波乗りジョニーなど、誰もが知っている様なヒット曲がありますね。またサザン以外にKUWATA BANDとしての活動もありました。名前の特性がそこに活きていると言えます。

 

続いてキーボードの原由子さん、

ローマ字で書くと HARA YUKOとなり、

苗字の最後の文字「ら」と、下の名前の最初の文字「ゆ」

フルネームの最初の文字「は」と、最後の文字「こ」の母音が違います。

同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”です。

(先に言っておきましょう、他のメンバーもノーペアネームです。)

サザンの曲では主にコーラスを担当し、ソロでも「恋は、ご多忙申し上げます」などヒット曲もあります。しかし誰もが知っていると言える程の大ヒットという訳ではなかったですし、1983年の曲なので今となっては知らない方も多いんじゃないでしょうか。ソロ活動は決して安定していた訳ではないのです。

82年に桑田さんと結婚して本名が桑田由子となりましたがこちらもノーペアネームですね。

86年に産休に入った事で桑田さんがKUWATA BANDとしての活動を始める事となります。

 

ドラムの松田弘(まつだひろし)さんは

ローマ字で書くとMATSUDA HIROSHIとなり、ノーペアネームですが苗字と下の名前で分けて考えると、それぞれ最初と最後が同じ母音になります。

この特別な条件に当てはまる“スライドネーム”でもあります。

以前紹介したツイストHOUND DOG、2大人気ロックバンドを渡り歩いた鮫島秀樹(さめじまひでき)さんと同じタイプなのです。 

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実はこの方、桑田さんと一緒にKUWATA BANDに参加していたんですねぇ。KUWATA BANDは期間限定的なバンドでしたが、一応松田弘さんも2大バンドを渡り歩いた事になります。

 

続いてベースの関口和之さん。

ノーペアネームですがひらがなにすると“せきぐちかずゆき”と、「き」が2つ入る “ワンモアネーム”でもあるので、ベーシストとしては珍しいソロ活動もしています。

それも音楽以外にエッセイ、小説、漫画など色々やってこられた様で、安定はしていない様です。

 

最後になりましたがパーカッションの野沢秀行さん。

ローマ字で書くと=NOZAWA HIDEYUKIとなり、

苗字の最後の文字「わ」と、下の名前の最初の文字「ひ」

フルネームの最初の文字「の」と、最後の文字「き」の母音が違います。

同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”ですが、

全体を見るとA、I、U、E、O、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

 

ロイヤルネームの方がグループにいた場合はリーダーになるか、非常に目立つ存在になる確率が高いのですが、昔は大きなグローブみたいな物を頭の上で叩き合わせたりして、ある意味目立ってましたね。(今もライブではやっているんでしょうか)

他のバンドで似たタイプの人を探すと、米米CLUBジェームス小野田さん(本名はロイヤルネーム)の様な賑やかし(別にいなくても差し支えない)に近い感じです。まぁロイヤルネームも例外は有りますよ。

 

こうしてメンバー5人の名前を見ると、基本はノーペアネームですがワンモアネーム、スライドネーム、ロイヤルネームなど、オプション的にいろんなタイプが揃っているんですねぇ。メンバーの個性も上手い具合に散らばっているので、長続きする要因となっているのかも知れません。

 

足掛け43年(活動休止期間や桑田さんのソロ活動期間などを引くと30年ぐらい?)となるサザンオールスターズ

もう全員60代で、一昔前なら定年退職している年齢です。

でも東京オリンピックが延期になってしまいましたので、来年「東京VICTORY」を唄うまでは続けて貰わないと困りますよ。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。