「名前の法則」の世界へようこそ。
ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。
早速ですがクイズです。
今回は取り敢えず歌手編です。
『何だその取り敢えずってのは?』
「最初に紹介するのは歌手の方なんですけど、後から他のジャンルの方も来ます。」
『何だその合コンみたいなシステムは?』
「とにかくまずはこの2人の共通点を見つけてください。」
『それが昨日から考えてんだけど、全然分かんねぇんだよなぁ。』
「フッフッフ、何せ今までにないパターンですからね。」
ヒント1:今回はそれぞれのお名前をひらがなにしてみましょう。
中島みゆき=なかじま みゆき
長渕剛 =ながぶち つよし
『うーん、さっぱり分からん!』
ヒント2:長渕剛さんは珍しい例なんで、中島みゆきさんと同じタイプの方を追加しましょう。
昨日も最後にチラッと名前が出た“ミポリン”こと、
中山美穂(なかやま みほ)さんと
中島美嘉(なかしま みか)さんです。
『苗字がなかじま、なかやま、なかしまって1字違いで似てるよなぁ?』
「あー、でも今回はそこじゃないんですよ。なめらかネームは何処と何処を見るんでしたっけ?」
『苗字の最後と下の名前の最初だろ?』
「そう!そこが・・・になってるんです。さあ!お考え下さい!」
『くっそ〜、松丸亮吾(まつまるりょうご)みたいに言いやがって〜。こうなったらシンキングタイム恒例の替え歌だ!』
「何でそうなるんですか?」
『中島みゆきで「特上の寿司」、聴いて下さい。』
「特上の寿司?」
『🎵つ〜ま〜めよ〜、高いネタから〜、教えてよ〜、特上の寿司を〜、
つ〜ま〜めよ〜、特上の寿司は〜、今どこに〜、あるのだろう〜?』
「今どこにあるか探してるって事は回転寿司って事ですか?」
『その通り!』
「回転寿司の特上の寿司なら大した事ないでしょう!て言うか、補足説明が要るような替え歌やめて下さい!」
さあ、皆さんはもう分かりましたか?
それでは正解を発表しましょう。
正解は50音で連続する2文字と重なるという点です。
まずはこちらの50音表をご覧下さい。
あ か さ た な は ま や ら わ
い き し ち に ひ み い り い
う く す つ ぬ ふ む ゆ る う
え け せ て ね へ め え れ え
お こ そ と の ほ も よ ろ を
これまでのなめらかネームやリターンネームは、この50音表でいうと「あかさたなはまやらわ」の様に横並びの同じ母音の文字を1つの組み合わせ(1ペア)としてきました。
横並びの同じ母音の文字列が言いやすいのなら、縦並びの文字列も言いやすいのではないかと思うのです。
子供の頃から50音を憶える時に「たちつてと」とか「まみむめも」とか言い慣れてますよね。
子供の頃に憶えた基本の言葉と同じ順に並んだ文字は、例え2文字と短くても馴染みがあって言いやすいのではないか、という訳です。
『🎵た〜ての糸はあなた〜、よ〜この糸はわたし〜、ってか。あ、それで中島みゆきか!』
「それは偶然『糸』がそういう歌だっただけですけどね。あと苗字と下の名前の繋がりの部分で「ま み」となる人が3人、それも人気の高い女性歌手ばかりというのも何かの縁を感じますね。」
『何かの縁って?』
「中山美穂さんがデビューした時、中島みゆきさんは既に有名な歌手だった訳です。「ゆう」が付く名前や「たか」が付く名前に有名な方が多い様に、同じ音を持つ名前に人の意識は反応しやすいんじゃないかと思うんですよ。」
『すると中島美嘉がデビューした時にはもう中山美穂も有名になってたから、効果は倍って訳か。』
「ええ。皮肉にも中山美穂さんの妹の中山忍(なかやましのぶ)さんはこの法則に該当しないんで、歌手としては成功しませんでしたからね。」
『この法則って言うとどの法則か分かんないから、このタイプにも呼び名を付けようぜ。』
「もう考えてあります。50音のタテ読みと同じ文字列なのでなめらかで言いやすい事から、“タテなめネーム”と名付けました!」
『なめタテネーム?』
「タテなめネームです!」
『なめたけ?』
「タテなめです!」
苗字の最後と下の名前の最初という縛りを無くすと、このタテなめネームの有名芸能人、結構いらっしゃるんですよ。
まず「あい」は
女性歌手のAIさん、aikoさん、あいみょんさんなどニックネームの、カラオケの索引でも最初に出てくる方々から、
相川七瀬(あいかわななせ)さん、相武紗季(あいぶさき)さん、
哀川翔(あいかわしょう)さん、相葉雅紀(あいばまさき)さんなど。
「うえ」は上戸彩(うえとあや)さん、井上真央(いのうえまお)さん、
井上陽水(いのうえようすい)さん、上田晋也(うえだしんや)さん、
上島竜兵(うえしまりゅうへい)さんなど。
「きく」は菊池桃子(きくちももこ)さんや菊川怜(きくかわれい)さん、
「さし」は指原莉乃(さしはらりの)さん、
「たち」は舘(たち)ひろしさん、
「みむ」は三村(みむら)マサカズさんなど、
まだまだ他にもいらっしゃると思うので、皆さんも探してみて下さいね。
『きくりんもタテなめネームだろ?』
「あぁ、中井貴一(なかいきいち)さんのモノマネする人ですか?」
『・・・!』
「いやブログで“顔マネ”やっても伝わらないです・・・。」
えーこの様に画数ではなく母音に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
『🎵風の中でき〜ばる〜、砂の中に埋める〜、糞はどこへいった〜?』
「知りませんよ!先に帰りますからね。」
『🎵見送〜られる事も無く〜・・・』
ではまた次回をお楽しみにー。