勝手にお名前診断 (第33回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第33回目の今日はジミー大西さんです。
ローマ字で書くとJIMI(JIMMY) ONISHIとなり、
苗字(?)の最初の文字“ジ”と、
下の名前(名)の最後の文字“し”の
母音が同じ「イ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
本名は大西秀明(おおにしひであき)さんというそうで、
こちらは苗字(姓)の最後の文字“し”と下の名前(名)の最初の文字“ひ”の母音が同じ「イ」なので “なめらかネーム”ですね。
つまりジミー大西さんは、芸名がリターンネームで本名がなめらかネームなのです。
まずなめらかネームだった頃、芸人になる前の大西秀明さんはどんな人だったのかという所から検証していきたいと思います。
大西さんは中学時代野球部に所属し、高校もスポーツ推薦で進学しました。
なめらかネームの特徴として「運動神経が良かった」のでしょう。
ところがおつむ(頭)のほうは良くなかったらしく、複雑なサインが覚えられない為に野球選手になる道を諦めてしまいます。
行き場を失った大西さんは、その頃人気アイドルだった
早見優(はやみゆう)さんに会いたいという不純な動機で芸人を志します。
最初はザ・ぼんちのおさむさんに弟子入りするのですが、先述の通りおつむが良くなかった為に、師匠からお荷物扱いをされてしまうのです。
そんな失敗ばかりしていた大西さんを見て、
明石家(あかしや)さんまさんが
「あいつはアホやない、かしこい猿や。」と、ジミーと呼ぶようになったのです。
リターンネームのお笑いタレント、ジミー大西さん誕生の瞬間です。
ここからはジミーさんと呼びましょう。ジミーさんは師匠であるおさむさんの元を離れ、新たな調教師(?)さんまさんの付き人兼ドライバーになります。
そしてさんまさんから教わった、
「やってるやってる〜」や「お前も頑張れよー」などのギャグを武器に、バラエティーに進出していきます。野球しか取り柄のなかったなめらかネーム時代からリターンネームに変わった途端、口で稼ぐ事が出来るようになったのです。
名前が変わると、運命も変わるという事なのでしょう。
タレントとしては光るものがあったのか、
あの“欽ちゃん”こと萩本欽一(はぎもときんいち)さんが目を付け、
「欽ドン!ハッケヨーイ笑った!」のレギュラーに指名した程でした。
(ちなみにその時ジミーさんのバーターで大阪の吉本から若手芸人が1組呼ばれたのですが、誰あろう本格的に全国進出する前のダウンタウンでした。)
それから何年か経って、ジミーさんはある番組の企画で絵を書いたところ、その才能が天才的だと絶賛されます。
生前の岡本太郎(おかもとたろう)さんが「君は画家になりなさい」と、手紙を送ってきたというのですから本物だったのでしょう。
そしてその言葉通りジミーさんは画家に転向します。きっかけが番組の企画というのも、リターンネームのバラエティー運の強さを感じさせますね。
こうしてジミーさんの歴史を辿ってみると“大物”の名前が次から次へと出てきますが、やはりさんまさんとの出会いが一番大きかったと言えるでしょう。
明石家さんまという名前はリターンネームでもあるので、昨日の寛平さんもそうですが、人をプロデュースする能力に長けているのかも知れません。
奥田民生(おくだたみお)さんや
中田(なかた)ヤスタカさん、
芸名で言えばつんくさんもリターンネームですからね。
あと調教師という表現を先程使いましたが、調教師と言えば競馬のジョッキーですね。
一番有名なジョッキーと言えば、武豊(たけゆたか)さんです。
武豊さんもリターンネームじゃないですか。野球のサインも覚えられなかったジミーさんを、テレビに出られるタレントに仕立て上げたさんまさんの調教技術も、名前の持つ力だったのかも知れません。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 雑学・出版・ジャーナリズム > 雑学
- ショップ: ぐるぐる王国DS 楽天市場店
- 価格: 1,320円
今週は木村拓哉さん、竹中直人さん、間 寛平さん、ジミー大西さんと、
人類の進化の歴史を遡ったようなリレーになりましたが(失礼)、この調子で行くと明日は反省ザルの次郎くんとか紹介しないといけなくなりそうなので、明日は趣向をガラっと変えてお送りします。
ではまた次回をお楽しみに。