勝手にお名前診断 (第179回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第179回目の今日は平成ノブシコブシのお二人です。
往年の漫才コンビ、やすし・きよしの様に同じ音が繰り返されるこのタイプの名前(このブログでは“反復型”と呼んでいます)は、一昔前までは良い名前とされてきました。
しかし最初と最後の母音が同じ“リターンネーム”ではないので今風ではなく、結び付きも弱いのでコンビ格差や決裂が起こりがちです。
結成当初はコブシトザンギというコンビ名でした。これはリターンネームでも無ければ“反復型”でもありません。おまけに画数も凶数だったそうで、公募で寄せられた中から平成ノブシコブシにしたところ、前にも増して悪い大凶の画数になったものの、2人は気に入ってその名前を採用する事にしました。
まぁ確かにコブシトザンギよりはマシかなという気がします。
それぞれのお名前は吉村崇さんと徳井健太さん、お二人とも本名です。
まず吉村崇さんのお名前から見てみましょう。
ローマ字で書くとYOSHIMURA TAKASHIとなり、
苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
身体で稼ぐタイプなので最初は荻野目洋子(おぎのめようこ)さんの「ダンシング・ヒーロー」などを脇を鳴らして演奏(?)するというネタで注目を浴びました。
次に破天荒キャラ(実際は名目だけで「破天荒じゃないだろ」とツッコまれるのが狙いのフリの長いボケ)でプチブレイクを果たし、同じ頃人気を集めていたピースらと共にフジテレビのコント番組「ピカルの定理」のレギュラーに選ばれました。
ずっと吉村さんが引っ張ってきたのですね。
しかし「ピカルの定理」はそれまでのフジテレビのコント番組(「めちゃイケ!」や「はねるのトびら」)などに比べると遥かに短期間で終了し、吉村さんはひな壇、パネラー、MCなど生き残る道を模索していく事となるのです。
実は吉村さんもさまぁ〜ずの三村さんに近いアドリブに弱いタイプで、ワードセンスも乏しいので元気と大声でごまかして力技で笑いに持っていこうとします。
「ミラクル9」はレギュラー回答者としてほぼ毎回出演していますが、クイズが出題された瞬間、画面に自分が映っていなくても「何これ!?」と大声を発しています。
「何これ!?」って、それを答えるのがクイズなんですけどね。
まぁそれもセンスで勝負出来るタイプではないと分かっている自分なりの努力なんでしょう。
一方の徳井健太さんはTOKUI KENTAとなり、
苗字の最後の文字「い」と、下の名前の最初の文字「け」、
フルネームの最初の文字「と」と、最後の文字「た」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
しかし全体を見るとA、I、U、E、O、5つの母音が全て入っています。
このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。
個人名は昨日紹介したさまぁ〜ずと同じなめらかネームとロイヤルネームの非常に良い組み合わせなんですが、大きな違いはコンビの温度差です。
吉村さんはなめらかネームの性質上、お笑いに対して前向きに取り組もうとしていますが、徳井さんはロイヤルネームである前にノーペアネームの本業以外に走りがちな性質が出てしまっているので、作家活動やアイドル評論、免許や資格の取得などお笑い以外の生き残る道を模索しています。
結果的に吉村さん1人でバラエティーに出演する機会が多くなり、現在の様なコンビ格差が開いてしまっているのです。
サバンナの高橋茂雄さんや麒麟の川島明さん、バイきんぐの小峠英二さんなどもそうですが、やはりなめらかネームは本業に対する熱意が違うのですね。
徳井さんの不思議な所は、そうやって相方ばかりが活躍していても悔しいと思わず、関心すら無いのか他人事の様に容認している所です。まるで相方に任せて自分はお笑いを諦めてしまっているぐらいの行動です。
貪欲さが無いという意味ではさまぁ〜ずの大竹さんに近いですね。そこがロイヤルネームらしいと言うか、リーダー気質なので気持ちの上では吉村さんより上に立っているのかも知れません。ギャンブルにお金注ぎ込んで借金あるらしいんですけどね。
つい最近、徳井さんが「副業で稼ぐ芸人が急増した理由」について語った内容が、自身の体験なども交えている為リアルに芸人の実情が浮き彫りにされていると話題になりました。「アメトーーク!」でも今のバラエティーについて色々語っていましたし、その内お笑い評論家みたいな事をやり出すんじゃないでしょうか。
いずれにせよ相方ばかりが売れようと、何千万と借金を抱えようと動揺しないあの精神力が不気味です。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。