矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

流れ星・笑い飯・トータルテンボスの共通点は?

「名前の法則」の世界へようこそ。

ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。

 

「今日はちゃんとクイズやりますよ!」

『あれ?俺のナイスボケ総集編じゃねぇの?』

「最近週末にいろいろやり過ぎて本来のクイズが出来ていなかったんで、今日はしっかりしたクイズを用意してきました。」

『ほう、なら見せて貰おうか。俺が一瞬で答えてやるぜ!』

「じゃあいきますよ。」

 

では早速ですがクイズです。

流れ星・笑い飯トータルテンボス

この3組の名前の共通点は何でしょう。

 

今回はお笑いコンビ編です。

 

ヒント1:それぞれのお名前をローマ字にしてみましょう。

 

流れ星     =NAGAREBOSHI

笑い飯             =WARAIMESHI

トータルテンボス=TOTAL TENBOSU

 

 『どうも〜ちゅうえいで〜す。🎵素晴らしい、ワ〜イエムちゅうえい!』

「あ、皆さん。しばらくこういうの続くと思いますけど気にしないでください。」

 

ヒント2:両端に目を向けてみましょう。答えが見えてくる、かな?

 

『🎵う〜でのほ〜ねをつ〜なぐ関節、ひ〜じ、ひ〜じ〜、』

「名前以外にも共通点がありますよ。」

 

もう皆さんお分かりですね。

 

では正解を発表しましょう。

 

正解は最初の文字と、最後の文字の母音が違うという点です。

 

言い換えると、最初の母音に戻らないので、“リターンネーム”じゃありません。

この様な名前を“ノーリターンネーム”と呼びます。

人名の“ノーペアネーム”と同じで、あまり運は良くない名前と言えます。

 

『で、名前以外の共通点って何なんだよ?』

「はい、レギュラー運が悪いって事ですね。」

 

どのコンビも知名度や実力の割にレギュラー番組が少ないんです。

流れ星はネタもギャグも面白く、単独ライブはチケットも取れないほど大人気なのに何故かテレビではネタ番組でたまに見るだけ。

笑い飯はM―1も獲った実力のあるコンビなのに、テレビのレギュラーはローカル放送だけでしかも不定期か準レギュラー。

トータルテンボスも年間何十本と漫才ツアーで全国をまわって実力をつけているのに、M―1やTHE MANZAIなど大きな大会ではいいとこ止まりで、S―1バトルで賞金を貰ってもその後の仕事は増えていません。

 

もう少し付け加えると、漫才の面白さでは定評のあるナイツや、「あたり前体操」で有名になったCOWCOWなどもネタ番組以外ではほとんど出演がありません。

 

そこで私は気付いたのですが、

以前、ノーリターンネームのバンドや音楽系グループは“滅多にテレビに出ない”という話をしました。

blog.housoku.work

リターンネームのバンドはテレビによく出る、

ノーリターンネームのバンドは滅多に出ない。

という法則、憶えてますか?

『もちろん、憶えてるに決まってるだランバランバ、ハラバランバランバ・・・』

 

音楽系のグループは意図的にテレビに出ない様にしている場合が多いのですが、お笑いコンビは基本テレビに出て売れたいと思っている筈ですよね。

ただコンビ名がノーリターンネームのせいでテレビに出演する機会が少ない、バラエティーになかなか呼んでもらえないという現象が起こっているのではないかと思うのです。

くりぃむしちゅーバナナマンといった“リターンネーム”のコンビに比べると、あまりにもバラエティー運に恵まれていないという気がします。

特に、最初と最後の母音が「オ」の「スピード出世」組に比べるとその差は歴然です。 

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売れるまでに時間が掛かったり、実力はあるのにレギュラー番組(特に全国ネットやゴールデンタイムの番組)が少ない。

これはひょっとすると、ノーリターンネームのコンビは

テレビとの相性が悪いんじゃないかと思うんです。

 

『くっそー!さっきから俺の事、無視ばっかりしやがって!あったま北!足は南!どうも、コンパスおじさんです。』

「もういい加減にして下さい!バシッ!」

『おい、暴力はやめろ!』

「暴力じゃありません、制裁です。バシッ!」

『あ痛っ!なぜ内ももだぁ!?』

 

テレビに出て売れたい筈なのに、意図的にテレビに出ない音楽系のグループと同じ系統の名前を付けてしまった為にテレビ出演のオファーが少ないのではないか。

 

以前私はこんな話をしました。

芸能人(グループ)の名前はファンや視聴者など“見る側”の人だけではなく、テレビ局のプロデューサーや番組スタッフなどの“使う側”の人の心理にも影響を与えているのではないか。

つまり“使う側”に気に入られやすい名前みたいなものがあって、それが“リターンネーム”だとしたら、その逆にノーリターンネームは気に入られにくいという事になります。

 

リターンネームのコンビはバラエティーにどんどん呼んでもらえて(言い方は悪いかも知れませんが)番組の企画に乗っかっていればいいので、あまり自分たちで考える必要はない。ひな壇に座ってVTR見て笑ってるだけでもいい。

ところがノーリターンネームのコンビはバラエティーになかなか呼んでもらえないので、舞台に立つ為に自分たちで次々とネタを考えなくちゃいけない。ライブで全国まわってもなかなか知名度が上がらない。

といった具合にノーリターンネームはかなり損している気がしますね。

 

まあ今はお笑い芸人が溢れかえってるような時代ですから、必ずしも全てのコンビに当てはまっている訳ではないですけど、ノーリターンネームのコンビは知名度や実力はあってもバラエティーでレギュラー番組には恵まれにくい、テレビとの相性が悪いコンビが多いのではないかという事です。

 

EXIT(イグジット)はノーリターンネームだけど、テレビよく出てるぞ!』

「だから全てのコンビに当てはまっている訳ではないって言ってるじゃないですか。」

霜降り明星四千頭身もテレビよく出てるぞ!』

「あぁ、“第七世代”って言われてる人たちですね。霜降り明星は“M―1優勝”って名誉があるから冠番組とかも持ってるけど、あとは今だけの一時的な人気じゃないかなって気がするんですけどねぇ。」

 

えーこの様に画数ではなく母音に着目して有名グループの名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つグループがこれだけ見つかるのです。すなわち名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。

もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

『ブワッサ、ブワッサ・・・』

「ん?誰だ!?」

『僕は“鳥人(とりじん)”だよ。』

「最後に笑い飯かー。」

 

ではまた次回をお楽しみにー。