勝手にお名前診断 (第207回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第207回目の今日は真田広之さんです。
このお名前は芸名です。
ローマ字で書くとSANADA HIROYUKIとなり、
苗字の最後の文字「に」と、下の名前の最初の文字「ゆ」
フルネームの最初の文字「み」と、最後の文字「か」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
ノーペアネームは芸能活動が不安定になりがちな名前です。
しかし、下の名前に「ゆ」という音が入っています。
名前に「ゆう」または「ゆ」が入る方は俳優業で成功する方が多いのです。
また苗字と下の名前で分けて考えると、それぞれ最初と最後が同じ母音になります。
この特別な条件に当てはまる“スライドネーム”でもあります。
このタイプは大きな転向や路線変更を成功させる方が多いのですが・・・。
本名は下澤廣之(しもざわひろゆき)という、最初と最後の母音が同じになる“リターンネーム”です。
同じマンションに住んでいた俳優・高田浩吉(たかだこうきち)さんの息子さんと遊んでいたところを芸能関係者にスカウトされ、5歳で劇団ひまわりに入りました。
子役時代は本名と同じ読みの下沢広之という名義で、1966年に千葉真一(ちばしんいち)さん主演の映画「浪曲子守唄」でデビューし、続けて高倉健(たかくらけん)さんの主演作品に息子役で出演します。
その後、実の父親を癌で亡くす不幸に見舞われ、母親を支えなくてはならないという意識から、中学校入学と同時に千葉真一さんの主宰するジャパンアクションクラブ(JAC)に入団しました。
74年には映画「直撃!地獄拳」に出演しましたが、高校入学後に千葉さんのアドバイスで学業に専念する事となり、一旦芸能活動から身を引きます。
高校卒業後、映画『柳生一族の陰謀』のオーディションに合格して芸能活動を本格的に再開し、再デビュー後は千葉真一さんの“真”の字と、本名(前田禎穂)の“田”を組み合わせて“真田”広之と名付けられました。
80年に映画初主演を果たした「忍者武芸帖 百地三太夫」での桃山城天守からの飛び降りシーンや、翌81年の映画「吼えろ鉄拳」での福井県東尋坊の岩場やヘリコプターから海へ飛び降りるシーンを吹き替え(スタント)無しで行うなど、本格的なアクションの出来る二枚目俳優として注目を浴び、一気にスターへの階段を駆け上がっていきました。
「吼えろ鉄拳」や「燃える勇者」といった主演映画の主題歌を唄い、歌手として歌番組にも出演するなど、若かった事もありアイドル的人気を誇っていたのです。
(歌手運は強くない名前のせいか、曲は大ヒットした訳ではなく、当時のファンは知っているという程度でした。)
その後「魔界転生」や「里見八犬伝」などの話題作に出演して得意のアクションを披露する一方で、「道頓堀川」などアクションの需要のない作品にも出演し、「彩り河」や「麻雀放浪記」などでは主演も果たしました。
アクションスターから演技派俳優へ、徐々に“スライド”していったのです。
そして89年に母親が脳出血で急死したことを機にJACから独立して個人事務所「ザ・リブラインターナショナル」を設立し、俳優として生きていく決意を新たにします。
93年、テレビドラマ「高校教師」に出演して話題となり、アクション俳優時代を知らない新たな世代からの支持を獲得しました。
98年に大ヒットした映画「リング」や、2002年の「たそがれ清兵衛」でも主演を果たし、日本を代表する俳優の一人となりましたが、それだけにとどまらず03年の「ラストサムライ」ではトム・クルーズと共演を果たし、自身の経験から殺陣(たて)も指導しました。真田さんのアクションがあまりにも素晴らしい為に自分が食われてしまうと危惧したトム・クルーズは、プロデューサーに真田さんの出演シーンをかなりカットさせたそうです。
その頃からロサンゼルスに拠点を移して本格的に海外進出を目指し、
2013年には「47RONIN」でキアヌ・リーブスとも共演をしています。
海外の映画賞において「ハリウッドで最も活躍しているアジア俳優」に選出された事もあり、もはやその人気は日本だけにとどまらないのです。
それだけの大活躍をしていながら、あまり素の部分は出しません。本名が“リターンネーム”ゆえの奥ゆかしさなのでしょうか。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

- 価格: 1320 円
- 楽天で詳細を見る
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。