勝手にお名前診断 (第221回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第221回目の今日は松本伊代さんです。
このお名前は本名です。
(結婚後は姓が小園になりましたが、旧姓のまま活動しています。)
「名前の法則」的見地とは、画数ではなく母音で名前を診断する方法ですので、分かりやすくする為にローマ字にしてみましょう。
ローマ字で書くとMATSUMOTO IYOとなります。
苗字の最後の文字「と」と、下の名前の最初の文字「い」、
フルネームの最初の文字「ま」と、最後の文字「よ」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
ノーペアネームは芸能活動が「不安定」になりがちです。
ただ、名前に「まつ」という音が入っています。
日本では古来、物の価値を松・竹・梅の3段階で評価していました。この松・竹・梅というのは良い・普通・悪いではなく、梅は良いもの、竹はさらに良いもの、松は最も良いものという意味で、英語で言うgood・better・bestと同じなのです。
その影響か日本人は「松」という文字を見たり、「まつ」という音を聞いたりすると潜在的に高級感を感じてしまう傾向がある様です。
女性では“永遠のアイドル”松田聖子(まつだせいこ)さんも「まつ」が入りますね。
松本伊代さんは中学3年生の時に原宿でスカウトされて、「たのきん全力投球!」の田原俊彦(たはらとしひこ)さんの妹役オーディションに合格し、1981年10月に「センチメンタル・ジャーニー」でデビューしました。
サビの「伊代はまだ16だから」という自分の名前が入る歌詞のインパクトで、アイドルのデビュー曲としてはなかなかのヒットとなりましたが、やはり本人以外が唄うと不自然になるという難点もあり、誰からも愛される程の歌にはなり得ませんでした。その点は“リターンネーム”ではなかった故のヒット曲運の弱さでしょう。
厳密には81年デビューなのでいわゆる“花の82年組”には該当しない筈なのですが、音楽賞レースにノミネート出来る新人は「前年10月から当年9月までにデビューした歌手」だった為、82年組の1人として数えられていたのです。
ちなみにデビューから数曲までの間、専属のバックコーラス謙ダンサーとして活動していた2人組の名前はキャプテンと言い、後に麻生真美子(あそうまみこ)&キャプテンというユニット、更にBe−2(ビーツー)と改名して再デビューしましたが、どの名義もリターンネームではなかった為か、日の目を見る事が出来ませんでした。
伊代さんは人気アイドルとしてバラエティー番組から「ザ・ベストテン」や「トップテン」などの歌番組にも出演して大活躍し、高校卒業後は短大に進学して女子大生となりました。
現役女子大生という事で「オールナイトフジ」の司会を担当しましたが、ある日自身の著書を紹介する時に「どんな事が書いてあるの?」と聞かれ、「まだ読んでないので分かりません」と答えてしまいます。忙しさのあまりゴーストライターに任せきっていた事と、嘘でごまかせないバカ正直さがバレてしまったのですが、それでも名前に「まつ」が入るので人気アイドルの地位を維持し続けたのです。
93年には番組での共演がきっかけで知り合ったヒロミさんと結婚しました。当時はまだアイドルとお笑いタレントのカップルが少なかったので大変話題になったものです。
ヒロミさんの本名が小園浩己(こぞのひろみ)なので結婚後の本名は小園伊代とリターンネームになりました。そのせいか以前よりバラエティーへの出演時に、笑われる事への抵抗が少なくなった気がします。
最近では料理や家事などの不手際ぶりがヒロミさんの口から語られるので、その場にいなくても存在感がありますね。
“なめらかネーム”ではなかったので女優業ではほとんど注目されず、熟年になってからもアイドルから女優へ肩書きが変わるという事もないままここまで来ました。
伊代はまだ55歳、いや伊代はまだアイドルなのです。
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。