勝手にお名前診断 (第225回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第225回目の今日は三田寛子さんです。
このお名前は芸名です。
(本名は稲垣敦子といい、結婚後は姓が中村になりました。)
「名前の法則」的見地とは、画数ではなく母音で名前を診断する方法ですので、
分かりやすくする為にローマ字にしてみましょう。
ローマ字で書くとMITA HIROKOとなります。
苗字の最後の文字「た」と、下の名前の最初の文字「ひ」、
フルネームの最初の文字「み」と、最後の文字「こ」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
ノーペアネームは芸能活動が「不安定」になりがちです。
今週は“花の82年組”特集としてやって参りましたが、最後はこの方になってしまいました。
本来ならもっとトリに相応しい方にしたかったのですが、中森明菜(なかもりあきな)さんや小泉今日子(こいずみきょうこ)さんは既に紹介済みなので、
もうこの方しか残っていなかったのです。
今週紹介してきた
松本伊代(まつもといよ)さんの様に「まつ」が入る訳でなく、
早見優(はやみゆう)さんの様な“ゆうゆうネーム”でもなく、
石川秀美(いしかわひでみ)さんの様な“リターンネーム”でもなく、
堀(ほり)ちえみさんの様な“なめらかネーム”でもありません。
何の飾りもないシンプルな“ノーペアネーム”です。
なので予め言っておきますが、活動の経歴も1番弱いです。
はっきり言ってヒット曲もありません。ドラマや映画がヒットしたという事もありません。
ひょっとしたら今週1番弱いだけでなく、このブログ史上1番弱いかも知れません。
まぁこの「お名前診断」も、毎回“良い名前”の方ばかり紹介して誉めたたえる様な事ばかり書いていては、“良い名前”の方だけ選んで書いているんじゃないかと疑われてしまいますからね。
「ウルトラマン」に出てくる怪獣も、毎回強い怪獣とは限りません。中にはメチャクチャ弱い怪獣もいる訳です。今回はそんな回だと思ってご覧ください。
京都出身の三田寛子さんは中学2年生の時に雑誌「セブンティーン」のモデルに応募して合格し、それがきっかけで上京してドラマ「2年B組仙八先生」の生徒役で先に女優業でデビューします。
歌手としては1982年3月に「駈けてきた処女(おとめ)」という歌でデビューしました。
生まれついての本名が“リターンネーム”ではなかった為か、決して歌が上手いとは言えず、芸名もヒット曲運の強い“リターンネーム”でなかった為か、出す曲出す曲ヒットはしません。
歌番組も「ザ・ベストテン」や「トップテン」などにはほとんど出る事がなく、レコードの売れ行きには関係の無いNHKの「レッツゴーヤング」にたまに出演する程度でした。
デビューから4年目には勝負曲として中島(なかじま)みゆきさん作詞・作曲の「少年たちのように」を発表しますがそれでもヒットせず、結局シングル14曲でレコード会社も諦めて打ち止めとなってしまいました。
歌手としては全く成功していないのですが、歌手デビューのタイミングが82年だったので、何となく“花の82年組”の1人として数えられているのです。
アイドル歌手としては成功しなかったものの、「笑っていいとも!」などのバラエティー番組に出演して天然ボケっぷりを披露し、タレントとしてようやく知名度が上がっていきました。
それがきっかけで女優の仕事が一時的に増えましたが、主演は2時間ドラマなどの単発モノばかりで、連続ドラマではほとんど脇役でした。やはり女優運の強い“なめらかネーム”ではなかったのでヒット作にも恵まれなかったのです。
91年に歌舞伎俳優の中村橋之助(なかむらはしのすけ)さんと結婚し、梨園の妻となりました。
そこで本名が中村敦子となめらかネームになったんですね。元アイドルで梨園の妻という“ハク”がついたせいか、それ以降はバラエティーよりワイドショーや情報番組などへの出演が増えました。
現在もフジテレビの「とくダネ!」やTBSの「ひるおび!」などで曜日レギュラーとして、コメンテーター的ポジションで活躍しています。
先日あるブロガーの方が三田寛子さんの事を取り上げて「大器晩成の勝ち組」と表現されていましたが、いやいや勝ち組ではないですよ。
確かに「ウサギとカメ」のカメの様にも思えますが、あの話でカメは最後ウサギを追い越して勝ちますよね。
三田寛子さんは勝ってはいないのでカメではありません。
マラソンで言うと同時にスタートした他のアイドルは芸能界で活躍し、とっくにゴールした後なのです。または途中棄権(リタイア)して芸能界から引退した方もいたでしょう。要は1着から10着ぐらいまでの順位も決まり、レースはとっくに終わっているのに「まだ走ってる人がいた!」みたいな感じです。一般の方が参加する市民マラソンなんかでも、日が暮れてゴールも撤収しようかという頃になって、最後の1人としてゴールする方がいますよね。
勝ち組でもカメでもなく、三田寛子さんはそれだと思います。
他のアイドルからすれば「まだ走ってたの!?」という感じでしょうが、マイペースでも最後まで投げ出さずに完走した事は褒めてあげましょう。
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。