勝手にお名前診断 (第227回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第227回目の今日は古田新太さんです。
このお名前は芸名です。
ローマ字で書くとFURUTA ARATAとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は男女を問わず俳優業に強く、当たり役やヒット作に恵まれやすいという特性があります。
余談ですがこの古田新太という一見ふざけて付けた様にも思える芸名は、実は父親の名前:新(あらた)を面白がって頂戴したもので、完全オリジナルではありません。
また「た」という字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。
この“ワンモアネーム”は、バンド(グループ)でも成功してソロ歌手としても成功するという“ワンモア”な活躍をされる方が多いのですが、俳優の方の場合はどうなるのでしょうか?
なお本名は古田岳史(たけふみ)といい、こちらもなめらかネームです。
音楽、漫画、お笑い、プロレスと、小さい頃から多趣味だった岳史少年は、小学生の頃に学校の行事でミュージカルを観劇し、役者になればいろんな人を演じる事が出来ると思い、俳優の道を志す様になります。
大阪芸大の舞台芸術学科ミュージカルコースで演劇を学び(三年次から学費を払っていなかった為途中で除籍処分)、大学の先輩である渡辺(わたなべ)いっけいさんの誘いで、当時人気のあった『劇団☆新幹線』の舞台に出演した事から所属俳優となりました。
しかし渡辺いっけいさんと筧利夫(かけいとしお)さんが脱退した為に集客が激減し、古田新太さんはアルバイトをしながら劇団を支えていく事になります。
関西ローカルのコント番組で、同じ劇団の座員だった羽野晶紀(はのあき)さんや、『劇団そとばこまち』の槍魔栗三助(やりまくりさんすけ)さん(現在の生瀬勝久(なませかつひさ)さん)らと共に出演して徐々に知名度を上げ、劇団の集客も回復させていったのです。
ラジオではビートたけしさんの後を受けて「オールナイトニッポン」の木曜1部を担当し、曲は自分の好きなハードロックばかりかけ、際どい下ネタ(スタッフが始末書を書くほど)を連発するなどの破天荒っぷりで全国的にも名前が知られる程になっていきました。
そうしてテレビドラマにも出演する様になります。決して二枚目ではなくどちらかと言うと仏頂面の為、最初は刑事ドラマの犯人役など悪役ばかりでしたが「木更津キャッツアイ」で心根の優しいホームレスを演じて強い印象を与えた頃から、“強面だけど本当はいい人”の役が多くなっていきました。
脇役ばかりながら多くのドラマや映画に出演して演技力も評価され、2013年にフジテレビの土曜11時台のドラマ(土ドラ)「間違われちゃった男」で連続ドラマ初の主演を果たします。
劇団(舞台)で成功し、俳優としても成功する。そこに“ワンモアネーム”の特性が活きたのでしょう。
またなめらかネームの運動能力の高さも活かし、「あまちゃん」や「逃げるは恥だが役に立つ」(エンディング)ではダンスのシーンも見事に演じきりました。
決して二枚目ではありませんでしたが(2回目)、芸が身を助けたお陰で大ヒットドラマに2本も出演する事が出来たのです。
元々お笑い好きの為バラエティーにも数多く出演し、「関ジャム 完全燃SHOW」では好きな音楽について熱く語っています。
昨年放送の「俺のスカート、どこ行った?」では女装趣味の教師役を演じ、ついにゴールデンタイムのドラマで主演を果たしました。
今や俳優はイケメンでないと成り立たないと言われる中、一石を投じる貴重な存在なのです。
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。