勝手にお名前診断 (第230回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第230回目の今日は市村正親さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとICHIMURA MASACHIKAとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は男女を問わず俳優業に強く、当たり役やヒット作に恵まれやすいという特性があります。
また「ち」という字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。
この“ワンモアネーム”は歌手の方の場合、バンド(グループ)でも成功してソロ歌手としても成功するという“ワンモア”な活躍をされる方が多いのですが、今週の記事を見て頂いた方は分かる通り、俳優の方の場合は舞台(劇団)でも成功して俳優(個人)でも成功するという運がある様です。
子供の頃は毎日の様に映画館に通っていた市村正親さんは、高校卒業間際に『劇団民藝』の舞台「オットーと呼ばれる日本人」を見て感銘を受け、俳優の道を志す様になります。
舞台芸術学院を卒業後に西村晃(にしむらこう)さんの付き人を3年間務めた後、『劇団四季』の「ジーザス・クライスト=スーパースター」の端役のオーディションを受けて合格し、1973年に初舞台を踏みました。
15年の間に「ウエストサイド物語」や「コーラスライン」、「エクウス」や「キャッツ」など数々のミュージカルを演じ、88年に「オペラ座の怪人」の主役に選ばれました。
生みの親である演出家のハロルド・プリンスが来日して行われたオーディションで、市村さんの声を聞いて「ブラボー!君でいく」と決定したそうです。
しかし92年に日本での初演が決定していた「ミス・サイゴン」のオーディションを受ける為、劇団四季を退団する事となりました。団員のままではオーディションを受けられないというルールがあったのです。
そうして行われたオーディションで見事合格して射止めた「ミス・サイゴン」主役のエンジニア役は“世界一のエンジニア”と賞賛され、文化庁芸術祭賞を受賞するなど、市村さんの当たり役となりました。
その後は俳優として映画やドラマにも出演し、ミュージカル仕込みのテンションの高い演技で注目される様になります。
プライベートでは2001年のミュージカル「ハムレット」で共演した篠原涼子(しのはらりょうこ)さんと結婚(2度目)し、2008年には子供も産まれて59歳で父親となりました。
そして、2012年の映画「テルマエ・ロマエ」で阿部寛(あべひろし)さんや北村一輝(きたむらかずき)さんなど“濃い顔”の俳優が古代ローマ人役に選ばれる中、堂々と第14代ローマ皇帝役で出演し、映画は大ヒットして続編まで制作されました。
濃い顔に生まれた事、いや“なめらかネーム”の俳優運がヒット作に恵まれる要因となったのです。
もちろん本業はミュージカル俳優ですから「ミス・サイゴン」の再演や「屋根の上のバイオリン弾き」など、現在でも舞台を中心に活動を続けています。
もう71歳という年齢が信じられない程いつまでもお元気な方ですね。エネルギッシュという言葉はこの方の為にあるのではないかとさえ思ってしまいます。
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。