勝手にお名前診断 (第16回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していきます。
ローマ字で書くとBITO TAKESHI(KITANO TAKESHI)となり、苗字(姓)の最初と下の名前(名)の最後の文字の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で
“リターンネーム”と呼びます。
芸名も本名もリターンネームという極めて珍しい例ですが、どちらの特性も活かしていると思われます。
リターンネームの特徴はまずバラエティーに強いという事です。
バラエティー番組に出演する時は芸名の「ビートたけし」を名乗ります。
これまで数々の名番組に出演してきましたが、なめらかネームでないためか司会進行のキチッとしたMCはやりたがらないようで、ほとんどの番組で進行は他のタレントやアナウンサーに任せっきりです。
(「アンビリバボー!」に至ってはスタジオの収録には参加せず、一人別撮りでストーリーテラー的な役割りを担っています。)
どちらかと言えば、「世界まる見え!」のオープニングのように暴れまわってワイワイ賑やかすほうが好きな様ですね。
芸名の「ビート」の部分は、原点である漫才コンビの名前
ツービートから取ったものです。(最早知らない人も多い?)
同じパターンでは
カンニング竹山(たけやま)さんや
ビビる大木(おおき)さんなど、苗字との組み合わせでリターンネームになる方は元のコンビ名を付けています。
反対に土田晃之(つちだてるゆき)さんは元のコンビ名
U-turn(ユーターン)を、苗字と下の名前どちらに付けてもリターンネームにはなりません。
だから名乗っていない、というのは私が「名前の法則」を過信するあまりの思い過ごしでしょうが、「ひな壇芸人」を抜け出せないのもその辺に原因が・・・怒られそうなのでもう止めときましょう。
映画監督の時は本名の「北野武」を名乗り、いまや「世界のキタノ」と言われるまでになりましたが、初期の作品は評価も低く興行的にも振るいませんでした。
しかし、海外の映画祭で先に高い評価を受けると、逆輸入ともいうべきその風はやがて日本のマスコミをもなびかせたのです。
実はリターンネームの特徴の一つとして、海外に進出すると強い運を発揮する方々がいらっしゃいます。
俳優では千葉真一(ちばしんいち)さん、
野球では野茂英雄(のもひでお)さん、
歌手では久保田利伸(くぼたとしのぶ)さん、
ダンサーではケント・モリ(本名:森健人)さん、
などですが、その理由なども詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。

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余談ですがピースの綾部祐二(あやべゆうじ)さんはリターンネームではないので、ニューヨークへ進出したものの、いまだ迷走なさっているようです。
しかし向いていない名前とは言え可能性は残っています。どんな形でも成功したら奇跡と言っていいでしょう。・・・成功したら、ですけど。
以上、名前の持つ運についての説明ばかりで、たけしさんの事をほとんど語っていない内容になってしまいましたが、まあこの方の足跡については今更説明の必要もないでしょう。
私が語るまでも無いというか、語り出したらキリが無くなりそうなので今回はここまでとさせて頂きます。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。